TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025012559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115467
出願日
2023-07-13
発明の名称
スプレーの噴霧飛散防止カバー
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A45D
19/00 20060101AFI20250117BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】 整髪や髪染めなどの際に使用するヘアスプレーやその他の用途のスプレーから噴射される噴霧が顔面や衣服に付着したり周辺に飛散するのを労力をかけずに防ぐ手段を提供する。
【解決手段】 ヘアスプレーやその他の用途のスプレーの使用に際して可撓性を有するシート状の素材からなり、上面及び底面が開口された中空の略逆円錐台形状に形成されているスプレーの噴霧飛散防止カバー及びその防止カバーに頭髪を部分的に整髪等するための部分噴霧具を備えたスプレーの噴霧飛散防止カバーを使用する。
【選択図】図
10
特許請求の範囲
【請求項1】
可撓性を有するシート状の素材からなり、
上面及び底面が開口された中空の略逆円錐台形状に形成されていることを特徴とするスプレーの噴霧飛散防止カバー。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記スプレーの噴霧飛散防止カバーの底面開口部の直径と上面開口部の直径の比が1:2~1:2.5であって、垂直高さが5cm~15cmであることを特徴とする請求項1に記載のスプレーの噴霧飛散防止カバー。
【請求項3】
前記スプレーの噴霧飛散防止カバーの上面開口部周縁の任意の位置に該スプレーの噴霧飛散防止カバーを壁などに掛止するための掛止部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスプレーの噴霧飛散防止カバー。
【請求項4】
可撓性を有するシート状の素材からなり、
一箇所が切り離されて二つの自由端を有する不連続部が形成されている略ドーナツ状の環状帯であって、
該環状帯には該不連続部を境として一方側の任意の位置に設けられた切込みと、他方側の任意の位置に設けられた係止溝からなる係止機構が1以上設けられ、
前記切込みは、押されることにより一対の係止爪が所定の間隔で左右対称に突出されるように形成され、
前記係止溝は該突出された一対の係止爪が差し込まれるように所定の間隔で一対に形成され、
前記係止爪が前記係止溝に差し込まれることにより前記環状帯が上面及び底面が開口された中空の略逆円錐台形状に形成されることを特徴とするスプレーの噴霧飛散防止カバー。
【請求項5】
可撓性を有するシート状の素材からなり、
一箇所が切り離されて二つの自由端を有する不連続部が形成されている略ドーナツ状の環状帯であって、
該環状帯には該不連続部を境として一方側の任意の位置に設けられた切込みと、他方側の任意の位置に設けられた係止溝からなる係止機構が該環状帯の幅方向と円周方向のそれぞれ又は少なくとも円周方向の任意の位置に2以上設けられ、
前記切込みは、押されることにより一対の係止爪が所定の間隔で左右対称に突出されるように形成され、
前記係止溝は該突出された一対の係止爪が差し込まれるように所定の間隔で一対に形成され、
前記係止爪が前記係止溝に差し込まれることにより前記環状帯が上面及び底面が開口された中空の略逆円錐台形状に形成され、
前記係止爪が前記係止溝に差し込まれて係止される位置を円周方向の任意の位置に変えることにより、該係止される位置に対応して上面開口部及び底面開口部の大きさが変えられることを特徴とするスプレーの噴霧飛散防止カバー。
【請求項6】
前記環状帯に該環状帯の任意の一箇所以上の位置において幅方向に折り目が形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のスプレーの噴霧飛散防止カバー。
【請求項7】
前記環状帯の上面開口部周縁の任意の位置に前記スプレーの噴霧飛散防止カバーを壁などに掛止するための掛止部が設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載のスプレーの噴霧飛散防止カバー。
【請求項8】
前記環状帯の任意の一箇所以上の位置において幅方向に折り目が形成されており、該環状帯の上面開口部周縁の任意の位置に前記スプレーの噴霧飛散防止カバーを壁などに掛止するための掛止部が設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載のスプレーの噴霧飛散防止カバー。
【請求項9】
請求項6に記載の環状帯に形成された折り目から折り畳まれた状態にある該環状帯を広げて略ドーナツ状にする第1ステップと、
前記環状帯に形成されている切込みを指で押して突出させた一対の係止爪を係止溝に差し込んで係止させる第2ステップを経て、
前記環状帯が上面及び底面が開口された中空の略逆円錐台形状に形成されることを特徴とする請求項4又は5に記載のスプレーの噴霧飛散防止カバー。
【請求項10】
可撓性を有するシート状の素材からなり、
上面及び底面が開口された中空の略逆円錐台形状に形成された環状帯と、
上面が開口され、底板及び側板並びにスライド盤が設けられている中空の略逆円錐台形状の部分噴霧具とからなり、
前記底板の形状及び前記側板の傾斜角度が前記環状帯の底面の形状及び傾斜角度と同一であって、
前記底板に形状の異なる2以上の開口部のみが又は該開口部及び閉口部が形成され、
前記スライド盤は円形の一部を欠いた平面視扇状をしており、該扇状の円弧が前記底板の円弧と同一の曲率半径であって、
前記スライド盤と該底板の中心軸は共通であって、該底板に形成された2以上の開口部のいずれか一の開口部を開閉させ又は閉口部を選択できるように該スライド盤が前記中心軸を中心に回動可能となるように前記底板と連結されており、
前記部分噴霧具の前記底板が前記環状帯の前記底面の開口部に配置されるように該部分噴霧具が該環状帯に装着されていることを特徴とするスプレーの噴霧飛散防止カバー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、整髪や髪染めに使用する整髪スプレーやヘアカラースプレー(以下これらを併せて「ヘアスプレー」という)その他の用途に用いられるスプレーを使用するに際してスプレーのノズルから噴射される噴霧が頭髪以外の周辺に飛散して汚すことを防止するためのカバーに関するものである。
なお、以下において「噴霧」の語はスプレー内に収容されている整髪剤や髪染め剤などの充填剤が同じくスプレー内に収容されている圧縮ガスと共にスプレーのノズルから噴射されて霧状となった充填剤を意味するものとする。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ヘアスプレーを用いれば美容室や理容室へ行かなくても家庭内において自身で手軽にヘアスタイルを長時間維持したり、髪につや感やボリューム感を出したりといった整髪を行うことができる。また、自身で簡単に白髪染めやおしゃれ染めなど一時的に髪を染める場合にはヘアカラースプレーが用いられる。このようにヘアスプレーは整髪や髪染めのために長時間をかけたりお金をかける必要がなく男女を問わず日常的に用いられるとても便利な化粧品である。
【0003】
このように日常的に用いられるヘアスプレーには、耐圧容器の中にLPGやジメチルエーテルといった液化ガスや圧縮ガスがいわゆる噴霧剤として充填されている。また、整髪成分としてコポリマー、グリセリン、その他の保湿剤・抗菌剤・界面活性剤や溶剤としてエタノールなどが充填されている。
このような成分の噴霧剤と原液と溶剤が混合された液(以下「充填剤」という)が充填されているヘアスプレーには内圧がかかっており、また、噴射口は充填剤が拡散されるように広く作られているため、ヘアスプレーの噴射ボタンを押すと閉じていたバルブが解放されて、缶内に充填されていた充填剤が霧状になって勢いよく噴射される構造となっている。
【0004】
そしてヘアスプレーは頭髪全体に万遍なく吹き付ける場合には、頭から20cmほど離れた位置から噴射させるため、内圧のかかった充填剤が噴射口から勢いよく拡散されてその噴霧が頭髪のみならず周辺の広範囲にわたって飛散してしまい、テーブル、鏡台、化粧台などの周辺を汚してしまったり、自身の衣服に付着したり、顔や首などにも付着してしまうということが頻繁に発生する。
【0005】
家具や衣服などに付着した充填剤を除去することは容易ではなく、完全に除去することができない場合が多い。
特に充填剤には上述したように人体に悪影響をもたらす成分が多く含まれているため、勢いよく飛散された充填剤を口や鼻から体内に吸入してしまうこともある。また目に入ると痛みを伴ったり、噴霧が過剰に額や肌などにかかってしまうと毛穴詰まり、痒み、肌荒れなどの症状が出ることもある。さらに充填材には引火性の成分も含まれているため、広範囲に飛散すると火災が発生する原因ともなりかねない。
【0006】
そのためヘアスプレーを使用する場合にはこのようなことが起こらないようにあらかじめ周囲に古い新聞紙や布などを敷いたり、引火するおそれのあるようなものを移動したり、汚れてもよい服を着たり、顔にタオルを巻いたり、肩回りをケープで覆うなどの準備をするのが一般的である。
しかし、このような準備を必要とするのでは一定の労力を要し簡単に整髪や髪染めができない。また汚れてもよいような適当な衣服やケープがない場合もあり、仮にあったとしてもその都度着用するのは手間がかかり面倒でもある。さらには顔にタオルを巻く場合に手間がかかるのみならず、口や鼻が覆われて呼吸が苦しくなったり、目が覆われて頭部が視覚に入らなくなり、目的とする箇所にスプレーを噴射することができず広範囲に噴霧を飛散させてしまうことも起こり得る。
【0007】
そこで周囲を覆ったり、汚れた衣服やケープを着用したり、顔にタオルを巻いたりせずにヘアスプレーを使用する方法が特許文献1又は2において開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2005-040472号公報
実用新案登録第3125564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記特許文献1に開示されている方法は、ヘアスプレーの使用時に可撓性の透明な板又はフィルムでできたカバーを顔面に覆うものであるが、この方法ではヘアスプレーから噴射される噴霧の飛散から顔面は防ぐことはできるが、周辺へ飛散したり、衣服などに付着することを防ぐことはできない。
また、特許文献2に開示されている方法は、特許文献1と同様にプラスチック材やゴム材を用いたカバーにより顔面のみを覆うものであるため、周辺へ飛散したり、衣服などに付着することを防ぐことはできない。
【0010】
そこで本発明は、上記先行技術文献に開示されているような顔面のみを覆うものではなく、可撓性を有するシート状の素材からなり、上面及び底面が開口された中空の略逆円錐台形状とした飛散防止カバーを用いて、ヘアスプレーから噴射された噴霧をこのカバーにより形成された空間から飛散させないことにより、過度な労力を必要とせずに頭髪以外の身体や周辺への飛散を防止することができるカバーを提供するものである。すなわち、本発明の構成は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
傘袋
10か月前
個人
バッグ
4か月前
個人
つけ爪
11か月前
個人
令和花傘
8か月前
個人
仕切り具
11か月前
個人
杖自立具
7か月前
個人
水筒
5か月前
個人
カサ
9か月前
個人
巾着バッグ
12か月前
個人
毛髪乾燥装置
10か月前
個人
コインホルダー
10か月前
個人
耳カバー
4か月前
個人
カードファイル
7か月前
個人
傘
10日前
個人
爪切り具
6か月前
個人
ボックスホルダー
6か月前
個人
毛髪カット補助具
4か月前
個人
滑らないヘアピン
14日前
イズミ工業株式会社
杖
8か月前
イズミ工業株式会社
杖
8か月前
個人
ヘアードライヤー
4か月前
個人
物品取付具
8か月前
株式会社コーワ
清掃櫛
10か月前
個人
傘カバー収納装置
10か月前
個人
折り畳み収納買物袋
9か月前
個人
香りカプセル
2か月前
個人
自動でたためる傘袋
5か月前
ぺんてる株式会社
塗布具
8か月前
個人
車内雨傘収納保管具
6か月前
個人
電動爪削り器
1か月前
個人
リュックサック
1か月前
個人
化粧用塗布具・筆記具
9か月前
個人
理美容用クロス
6か月前
個人
折りたたみ傘の石突き
6か月前
大網株式会社
うちわ
5か月前
株式会社三洋
運搬具
11か月前
続きを見る
他の特許を見る