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公開番号
2025011524
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113695
出願日
2023-07-11
発明の名称
ハイブリッド車の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
B60W
20/00 20160101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約
【課題】ハイブリッド車においてエンジンの未完全暖機を回避又は抑制する。
【解決手段】制御装置は、エンジンの暖機が完了する前に前記ハイブリッド車が起動停止された回数を、未完全暖機回数としてカウントとする処理を実行する。加えて、前記ハイブリッド車が起動されたときに、前記エンジンに対する始動閾値と停止閾値との少なくとも一方を、前記カウントされた未完全暖機回数に応じて設定する処理を実行する。加えて、前記エンジンに対する要求出力が前記設定された始動閾値を上回るときに前記エンジンを始動させ、前記要求出力が前記設定された停止閾値を下回るときに前記エンジンを停止させる処理を実行する。前記ハイブリッド車が起動されたまま、前記エンジンの暖機が完了してから所定の時間が経過したときに、前記カウントされた未完全暖機回数を減算又はクリアする処理を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ハイブリッド車の制御装置であって、
エンジンの暖機が完了する前に前記ハイブリッド車が起動停止された回数を、未完全暖機回数としてカウントとする処理と、
前記ハイブリッド車が起動されたときに、前記エンジンに対する始動閾値と停止閾値との少なくとも一方を、前記カウントされた未完全暖機回数に応じて設定する処理と、
前記エンジンに対する要求出力が前記設定された始動閾値を上回るときに前記エンジンを始動させ、前記要求出力が前記設定された停止閾値を下回るときに前記エンジンを停止させる処理と、
前記ハイブリッド車が起動されたまま、前記エンジンの暖機が完了してから所定の時間が経過したときに、前記カウントされた未完全暖機回数を減算又はクリアする処理と、
を実行可能な制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、ハイブリッド車の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両に搭載されたエンジンの暖機に関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-167858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ハイブリッド車の場合、エンジンに対する要求出力に応じて、エンジンの始動と停止が繰り返される。従って、エンジンの暖機に要する時間は比較的に長くなり、エンジンの暖機が完了する前に、ハイブリッド車の使用が終了されることもある。このような未完全暖機は、エンジン等(オイルや燃料を含む)に悪影響を与えるおそれがある。
【0005】
上記を鑑みて、本明細書は、ハイブリッド車においてエンジンの未完全暖機を回避又は抑制し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する技術は、ハイブリッド車の制御装置に具現化される。前記制御装置は、エンジンの暖機が完了する前に前記ハイブリッド車が起動停止(レディオフとも称する)された回数を、未完全暖機回数としてカウントとする処理を実行する。加えて、前記ハイブリッド車が起動されたときに、前記エンジンに対する始動閾値と停止閾値との少なくとも一方を、前記カウントされた未完全暖機回数に応じて設定する処理を実行する。加えて、前記エンジンに対する要求出力が前記設定された始動閾値を上回るときに前記エンジンを始動させ、前記要求出力が前記設定された停止閾値を下回るときに前記エンジンを停止させる処理を実行する。前記ハイブリッド車が起動されたまま、前記エンジンの暖機が完了してから所定の時間が経過したときに、前記カウントされた未完全暖機回数を減算又はクリアする処理を実行する。
【0007】
上記した構成では、制御装置は、未完全暖機回数に応じて、エンジンの始動/停止に係る条件(即ち、始動閾値及び/又は停止閾値)を変更することができる。例えば、未完全暖機回数が多い場合、制御装置は、エンジンに対する始動閾値を引き下げる、又は、エンジンに対する停止閾値を引き上げるように、各閾値を調整することができる。これにより、エンジンの起動回数及び起動時間を増大させて、エンジンの暖機を促進することができる。その一方で、例えばユーザによるハイブリッド車の使用態様が変更された場合、これまでの使用態様に応じて調整された始動閾値及び/又は停止閾値が、新しい使用態様に対しては過剰となることも想定される。そこで、制御装置は、エンジンの暖機が完了した後、ハイブリッド車の使用が所定の時間に亘って継続されたときは、カウントされた未完全暖機回数を減算又はクリアするように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ハイブリッド車の構成を示すブロック図である。
制御装置が実行する一連の処理手順の一例を示すフローチャートである。
始動閾値について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して、実施例のハイブリッド車10の制御装置30について説明する。ハイブリッド車とは、エンジンと走行用モータの動力で車輪を駆動する車両のことを指す。一例ではあるが、本実施例の制御装置30は、ハイブリッド車10に搭載される。但し、他の実施形態として、制御装置30は、ハイブリッド車10に搭載されるものでなくてもよく、ハイブリッド車10の外部に配置され、ハイブリッド車10に対して遠隔から制御するものであってもよい。
【0010】
図1に示すように、ハイブリッド車10(以下、単に車両10と称する)は、上記した制御装置30に加え、車体12と、複数の車輪14、16と、エンジン18と、第1モータ20と、第2モータ22と、動力分割機構24と、ギヤユニット26と、バッテリ28と、温度センサ32を備える。複数の車輪14、16は、車体12の前部に設けられた一対の前輪14と、車体12の後部に設けられた一対の後輪16とを含む。なお、車体12の具体的な構成や、車両10が備える車輪の数は特に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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