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公開番号
2025011273
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2024181324,2020165149
出願日
2024-10-16,2020-09-30
発明の名称
除湿剤容器および除湿方法
出願人
白元アース株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
81/26 20060101AFI20250116BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】十分な量の潮解性薬剤を収容可能でありながら嵩高さが抑制され、かつ使用開始直後から使用終了までの間、良好な吸湿速度が維持され得る除湿剤容器および除湿方法を提供する。
【解決手段】除湿剤容器100は、底面部10、側面部20および天面が開口してなる天面開口部30を有する防水性の容器本体40と、側面部20の上端から延在するフランジ部50と、容器本体40に収容された潮解性薬剤60と、天面開口部30を覆いフランジ部50の上面側に接着された透湿防水シート70と、透湿防水シート70を覆う非透湿性の蓋シート80と、を備え、容器本体40内部の気体が脱気され側面部20が不規則に収縮しており、底面部10の下面からフランジ部50の上面までの高さH2が、脱気前の底面部10からフランジ部50の上面までの高さよりも小さくなるよう構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
底面部、側面部および天面が開口してなる天面開口部を有する防水性の容器本体と、
前記側面部の上端から延在するフランジ部と、
前記容器本体に収容された潮解性薬剤と、
前記天面開口部を覆い前記フランジ部の上面側に接着された透湿防水シートと、
前記透湿防水シートを覆う非透湿性の蓋シートと、
を備え、
前記容器本体内部の気体が脱気されて前記側面部が不規則に収縮しており、
前記底面部の下面から前記フランジ部の上面までの高さH2が、脱気前の前記底面部の下面から前記フランジ部の上面までの高さH1よりも小さいことを特徴とする除湿剤容器。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記容器本体が自立性を有する請求項1に記載の除湿剤容器。
【請求項3】
前記側面部は上下方向の全体において収縮している請求項1または2に記載の除湿剤容器。
【請求項4】
底面部、側面部および天面が開口してなる天面開口部を有する防水性の容器本体と、前記側面部の上端から延在するフランジ部と、前記容器本体に収容された潮解性薬剤と、前記天面開口部を覆い前記フランジ部の上面側に接着された透湿防水シートと、前記透湿防水シートを覆う非透湿性の蓋シートと、を備え、
前記容器本体内部の気体が脱気されて前記側面部が収縮しており、前記底面部の下面から前記フランジ部の上面までの高さH2が、脱気前の前記底面部の下面から前記フランジ部の上面までの高さH1よりも小さい除湿剤容器の前記蓋シートを剥離して開封するとともに水平面に設置し、
前記透湿防水シートを介して前記潮解性薬剤により吸湿させることで潮解液を発生させて、
前記除湿剤容器内において開封前の潮解性薬剤のみの体積よりも、開封後の潮解性薬剤および潮解液の体積の和を増大せしめ、これによって収縮していた前記側面部を押し広げるとともに、前記潮解液が前記透湿防水シートに近い位置であるか接触する位置である状態を維持することを特徴とする除湿方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に潮解性薬剤が収容された除湿剤容器および除湿方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、クローゼット、押入れ、あるいは下駄箱などの収納空間の湿気取りとして、塩化カルシウムなどの潮解性薬剤を用い、空気中の水分を吸収することで液化させ、これを容器内に貯めるタンクタイプの除湿器が広く提案されている。
【0003】
たとえば、下記特許文献1には、合成樹脂材料によって形成された上面開口の自立する容器を用いるタンクタイプの除湿器(以下、従来技術1ともいう)が開示されている。従来技術1は、容器の上下方向中間部に、複数の滴下孔を有する受け皿が配置され、当該受け皿上に顆粒状の潮解性薬剤が収容されるとともに、容器の上面開口部分が透湿防水性のシートで覆われて構成される。従来技術1では、潮解性薬剤が吸湿して発生した潮解液は、滴下孔を通じて受け皿の下方に貯留される。
【0004】
また、従来技術1のようなタンクタイプとは別に、袋タイプの除湿剤も提案されている。たとえば、下記特許文献2には、ポリエチレン製またはポリプロピレン製などの透明フィルムと透湿性フィルムを重ね合わせてその三方をヒートシールして袋形状とし、これに塩化カルシウムなどの潮解性薬剤を充填し、開口部をヒートシールしてなる除湿袋(以下、従来技術2ともいう)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-274985号公報
特開平5-245332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述する従来技術1、2には、それぞれ以下の問題点があった。
即ち、潮解性薬剤は、空気中の水分を吸収することで潮解液となり体積が増加するため、従来技術1のようなタンクタイプの除湿器は、製品使用終期の潮解液量を考慮して十分な大きさに設計される。そのため、タンクタイプの除湿器は嵩高くなり、出荷時の運搬、店頭で当該除湿器を購入した消費者の持ち運び、あるいは保管などにおいて嵩張るという問題があった。
【0007】
また従来技術1のようなタンクタイプの除湿器は、吸湿速度が遅いという問題があった。本発明者らの検討によれば、潮解性薬剤は、透湿防水性のシートと距離が近いほど吸湿しやすく、また潮解液となった後も吸湿を続けるが、このときも潮解液面と、透湿防水性のシートとの距離が近いほど吸湿しやすい。かかる知見において、従来技術1は、使用開始直後には、容器内の受け皿上に収容された潮解性薬剤と容器の上面開口部分を覆う透湿防水性のシートとの距離が比較的近いため充分な速度で吸湿を開始し得るが、これにより発生した潮解液は受け皿の下方に貯留される。そのため、潮解液の発生とともに透湿防水性のシートとの距離が遠くなり、開封後しばらく経つと、吸湿速度が減速してしまうものと考えられた。
【0008】
一方、従来技術2は、透明フィルムと透湿性フィルムを袋状に構成して潮解性薬剤を収納するため、従来技術1に比べ嵩が小さい。しかし、袋の容量が小さいため、収容する潮
解性薬剤の量に限界があり、そのため吸湿量にも限界があった。また、従来技術2の構成では、潮解液は透湿性フィルム内に貯留されるため、長期間使用しているうちに、外部に水溶液の一部が滲み出す虞があった。
【0009】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものである。即ち、本発明は、十分な量の潮解性薬剤を収容可能でありながら嵩高さが抑制され、かつ使用開始直後から使用終了までの間、良好な吸湿速度が維持され得る除湿剤容器および除湿方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の除湿剤容器は、底面部、側面部および天面が開口してなる天面開口部を有する防水性の容器本体と、側面部の上端から延在するフランジ部と、上記容器本体に収容された潮解性薬剤と、上記天面開口部を覆い上記フランジ部の上面側に接着された透湿防水シートと、上記透湿防水シートを覆う非透湿性の蓋シートと、を備え、上記容器本体内部の気体が脱気されて上記側面部が不規則に収縮しており、上記底面部から上記透湿防水シートまでの高さH2が、脱気前の上記底面部から上記透湿防水シートまでの高さH1よりも小さいことを特徴とする。
また本発明の除湿方法は、底面部、側面部および天面が開口してなる天面開口部を有する防水性の容器本体と、上記側面部の上端から延在するフランジ部と、上記容器本体に収容された潮解性薬剤と、上記天面開口部を覆い上記フランジ部の上面側に接着された透湿防水シートと、上記透湿防水シートを覆う非透湿性の蓋シートと、を備え、上記容器本体内部の気体が脱気されて上記側面部が収縮しており、上記底面部の下面から上記フランジ部の上面までの高さH2が、脱気前の上記底面部の下面から上記フランジ部の上面までの高さH1よりも小さい除湿剤容器の上記蓋シートを剥離して開封するとともに水平面に設置し、上記透湿防水シートを介して上記潮解性薬剤により吸湿させることで潮解液を発生させて、上記除湿剤容器内において開封前の潮解性薬剤のみの体積よりも、開封後の潮解性薬剤および潮解液の体積の和を増大せしめ、これによって収縮していた上記側面部を押し広げるとともに、上記潮解液が上記透湿防水シートに近い位置であるか接触する位置である状態を維持することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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