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公開番号2025010750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112920
出願日2023-07-10
発明の名称塗布容器
出願人株式会社トキワ
代理人個人,個人,個人
主分類A45D 40/04 20060101AFI20250116BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】扁平形状を呈する塗布材の変形および折損を抑制できる塗布容器を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る塗布容器は、塗布材Mを収容する筒孔、および、塗布材Mが露出する開口10bを有する筒状部材10と、塗布材Mを前進させて開口10bから塗布材Mを突出させる繰出機構とを備える。軸線方向D1に沿って見た筒状部材10の筒孔の形状、および軸線方向D1に沿って見た塗布材Mの形状は、長軸および短軸を有する扁平形状とされている。塗布材Mは、短軸が延びる方向である短軸方向D3に厚みを有する。塗布材Mは、長軸方向D2および軸線方向D1に延在する扁平面M1を有する。筒状部材10は、扁平面M1に接触することによって塗布材Mを保持する保持部11を有する。保持部11は、扁平面M1に接触した状態において扁平面M1の軸線方向D1の一端側から他端側にわたって延在している。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
塗布材を繰り出す塗布容器であって、
前記塗布材を収容する筒孔、および、前記塗布材が露出する開口を有する筒状部材と、
前記筒孔に収容された前記塗布材を前進させて前記開口から前記塗布材を突出させる繰出機構と、
を備え、
前記筒状部材の軸線が延びる方向である軸線方向に沿って見た前記筒孔の形状、および前記軸線方向に沿って見た前記塗布材の形状は、長軸および短軸を有する扁平形状とされており、
前記塗布材は、前記短軸が延びる方向である短軸方向に厚みを有し、
前記塗布材は、前記長軸が延びる方向である長軸方向、および前記軸線方向に延在する扁平面を有し、
前記筒状部材は、前記扁平面に接触することによって前記塗布材を保持する保持部を有し、
前記保持部は、前記扁平面に接触した状態において前記扁平面の前記軸線方向の一端側から他端側にわたって延在している、
塗布容器。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
塗布材を繰り出す塗布容器であって、
前記塗布材を収容する筒孔、および、前記塗布材が露出する開口を有する筒状部材と、
前記筒孔に収容された前記塗布材を前進させて前記開口から前記塗布材を突出させる繰出機構と、
を備え、
前記筒状部材の軸線が延びる方向である軸線方向に沿って見た前記筒孔の形状、および前記軸線方向に沿って見た前記塗布材の形状は、長軸および短軸を有する扁平形状とされており、
前記塗布材は、前記短軸が延びる方向である短軸方向に厚みを有し、
前記塗布材は、前記長軸が延びる方向である長軸方向、および前記軸線方向に延在する扁平面を有し、
前記筒状部材は、前記扁平面に接触することによって前記塗布材を保持する保持部を有し、
前記保持部は、前記筒状部材に形成されたスリットによって画成された板バネ部であり、
前記板バネ部は、前記塗布材に接触するとともに前記筒状部材の厚さ方向に沿って弾性変形する、
塗布容器。
【請求項3】
前記保持部は、前記扁平面に向かって突出する突状を呈しており、
前記筒状部材は、前記長軸方向に沿って並ぶとともに、前記短軸方向に沿って並ぶ複数の前記保持部を有し、
前記塗布材は、前記短軸方向に沿って並ぶ複数の前記保持部の間に挟み込まれる、
請求項1に記載の塗布容器。
【請求項4】
前記筒状部材は、第1構成部材と、前記第1構成部材に接合される第2構成部材とを含む、
請求項1または請求項2に記載の塗布容器。
【請求項5】
前記第1構成部材および前記第2構成部材は、前記軸線方向に直交する方向に沿って互いに接合する、
請求項4に記載の塗布容器。
【請求項6】
前記第1構成部材および前記第2構成部材は、前記軸線方向に沿って互いに接合する、
請求項4に記載の塗布容器。
【請求項7】
前記筒状部材を収容するとともに内部に第1雌螺子を有する先筒と、
前記先筒に相対回転可能に連結された後筒と、
前記後筒の内部に設けられるとともに、前記第1雌螺子に螺合する第1雄螺子、および内面に形成された第2雌螺子を有する螺子筒と、
前記螺子筒の内部において前進するとともに、前記第2雌螺子に螺合する第2雄螺子を有する移動体と、
を備え、
前記繰出機構は、
前記先筒に対して前記螺子筒が相対回転したときに前記第1雌螺子と前記第1雄螺子の螺合作用によって前記先筒に対して前記螺子筒を前進させる第1螺合部と、
前記螺子筒に対して前記後筒が相対回転したときに前記第2雌螺子と前記第2雄螺子の螺合作用によって前記螺子筒に対して前記移動体を前進させる第2螺合部と、
を有し、
前記先筒に対して前記後筒が一方向に相対回転するときに、前記螺子筒が前記後筒と同期回転するとともに前記後筒に対して前記螺子筒が前進限まで前進することによって前記筒状部材および前記塗布材が前記先筒から前方に突出し、
前記螺子筒が前記前進限に達した状態で前記先筒に対して前記後筒が前記一方向に相対回転するときに、前記螺子筒に対して前記後筒が相対回転するとともに前記螺子筒に対して前記移動体が前進することによって前記筒状部材に対して前記塗布材が繰り出される、
請求項1または請求項2に記載の塗布容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、塗布材を繰り出す塗布容器に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、塗布材を内部に収容するとともに塗布材が露出する開口を有する先筒を備えた塗布容器が記載されている。開口は、軸線方向に対して交差する長軸方向に延びている。先筒は、長軸方向の一方側に位置する先端から長軸方向の他方側かつ後方に向かって先筒の外側に向かって膨らむように湾曲する前縁を有する。長軸方向の他方側から見たときに、開口は、先端から後方にスリット状に延びている。先端から先筒の外側に膨らむように湾曲しながら後方に延びる外面を有する先筒の先端部には、開口の短軸方向の両側に位置する第1塗布材保持部が形成される。スリット状に延びる開口の長軸方向の一方側には第2塗布材保持部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-151379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した塗布容器では、塗布材は、先筒の先端部に設けられた第1塗布材保持部および第2塗布材保持部によって保持される。しかしながら、先筒の先端部以外の場所には塗布材が保持されない箇所がある。塗布材が扁平形状を呈する場合、上記のように塗布材が保持されない箇所が多いと塗布材が変形したり折損したりする懸念がある。特に、扁平形状の塗布材を塗布容器に装填するとき、扁平形状の塗布材を繰り出すとき、または、塗布容器を持ち運ぶときに塗布材の変形または折損が生じる可能性がある。
【0005】
本開示は、扁平形状を呈する塗布材の変形および折損を抑制できる塗布容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の一側面に係る塗布容器は、塗布材を繰り出す塗布容器である。塗布容器は、塗布材を収容する筒孔、および、塗布材が露出する開口を有する筒状部材と、筒孔に収容された塗布材を前進させて開口から塗布材を突出させる繰出機構と、を備える。筒状部材の軸線が延びる方向である軸線方向に沿って見た筒状部材の筒孔の形状、および軸線方向に沿って見た塗布材の形状は、長軸および短軸を有する扁平形状とされている。塗布材は、短軸が延びる方向である短軸方向に厚みを有する。塗布材は、長軸が延びる方向である長軸方向、および軸線方向に延在する扁平面を有する。筒状部材は、扁平面に接触することによって塗布材を保持する保持部を有する。保持部は、扁平面に接触した状態において扁平面の軸線方向の一端側から他端側にわたって延在している。
【0007】
この塗布容器は、塗布材を収容する筒状部材と、筒状部材に収容された塗布材を繰り出す繰出機構とを備え、繰出機構が塗布材を繰り出すことによって筒状部材から塗布材が突出する。軸線方向に沿って見た筒状部材の筒孔の形状、および軸線方向に沿って見た塗布材の形状は、長軸および短軸を有する扁平形状とされている。塗布材は軸線方向および長軸方向に延在する扁平面を有し、筒状部材は扁平面に接触することによって塗布材を保持する保持部を有する。塗布材の扁平面に接触する保持部は、扁平面の軸線方向の一端側から他端側にわたって延在している。よって、保持部が扁平面に接触した状態で扁平面の軸線方向の一方側から他方側にわたって延在していることにより、保持部は軸線方向の一方側から他方側にわたる広い範囲において塗布材を保持することができる。したがって、扁平形状を呈する塗布材を保持する場合であっても、保持部が扁平面の軸線方向の一方側から他方側にわたる範囲において塗布材を保持することにより、塗布材の変形および折損を抑制できる。
【0008】
(2)本開示の別の側面に係る塗布容器は、塗布材を繰り出す塗布容器である。塗布容器は、塗布材を収容する筒孔、および、塗布材が露出する開口を有する筒状部材と、筒孔に収容された塗布材を前進させて開口から塗布材を突出させる繰出機構と、を備える。筒状部材の軸線が延びる方向である軸線方向に沿って見た筒孔の形状、および軸線方向に沿って見た塗布材の形状は、長軸および短軸を有する扁平形状とされている。塗布材は、短軸が延びる方向である短軸方向に厚みを有する。塗布材は、長軸が延びる方向である長軸方向、および軸線方向に延在する扁平面を有する。筒状部材は、扁平面に接触することによって塗布材を保持する保持部を有する。保持部は、筒状部材に形成されたスリットによって画成された板バネ部である。板バネ部は、塗布材に接触するとともに筒状部材の厚さ方向に沿って弾性変形する。
【0009】
この塗布容器では、軸線方向に沿って見た筒状部材の筒孔の形状、および軸線方向に沿って見た塗布材の形状が長軸および短軸を有する扁平形状とされており、塗布材は軸線方向および長軸方向に延在する扁平面を有する。筒状部材は扁平面に接触することによって塗布材を保持する保持部を有し、保持部は筒状部材に形成されたスリットによって画成された板バネ部である。この板バネ部は、塗布材に接触するとともに筒状部材の厚さ方向に沿って弾性変形する。よって、弾性変形する板バネ部が扁平面に接触することにより、広い範囲において塗布材を保持することができる。したがって、扁平形状を呈する塗布材を保持する場合であっても、板バネ部が扁平面に接触して塗布材を保持することにより、適度な保持力によって塗布材を保持できるとともに塗布材の変形および折損を抑制できる。
【0010】
(3)上記(1)において、保持部は、扁平面に向かって突出する突状を呈していてもよい。筒状部材は、長軸方向に沿って並ぶとともに、短軸方向に沿って並ぶ複数の保持部を有してもよい。塗布材は、短軸方向に沿って並ぶ複数の保持部の間に挟み込まれてもよい。この場合、短軸方向に沿って並ぶ一対の保持部の間に挟まれた状態で塗布材が保持されるので、複数の保持部によって塗布材をより強固に保持できる。その結果、塗布材の変形および折損をより確実に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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