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公開番号2025010121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024108718
出願日2024-07-05
発明の名称低光透過率のグレーガラス
出願人ビトロ フラット グラス エルエルシー
代理人弁理士法人浅村特許事務所
主分類C03C 4/02 20060101AFI20250109BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】組成物から形成される低光透過率グレーガラスが開示される。
【解決手段】組成物から形成される低光透過率グレーガラスは、着色剤を含む。着色剤は、1.8重量%~2.3重量%のFe2O3、0.28重量%~1.2重量%のFeO、0.030重量%~0.040重量%のCo3O4、0.0020重量%~0.010重量%のSe、0.00050重量%~0.050重量%のCuO、および0.01重量%~1重量%のTiO2を含む。ガラスは、15%未満の可視光線透過率(TLA)、14%未満の直達日射透過率(TDS)、14%未満の赤外線透過率(TIR)、8%未満の紫外線透過率(TUV)、および38%未満の全日射透過率(TTS)を有する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
以下の着色剤を含んで形成される低光透過率グレーガラス:
2.04重量%~2.12重量%のFe




0.28重量%~1.2重量%のFeO、
0.030重量%~0.040重量%のCo




0.0020重量%~0.010重量%のSe、
0.00050重量%~0.050重量%のCuO、および
0.01重量%~1重量%のTiO


続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
15%未満の可視光線透過率(T
LA
)を有する、請求項1に記載のガラス。
【請求項3】
14%未満の直達日射透過率(T
DS
)を有する、請求項1に記載のガラス。
【請求項4】
14%未満の赤外線透過率(T
IR
)を有する、請求項1に記載のガラス。
【請求項5】
8%未満の紫外線透過率(T
UV
)、および38%未満の全日射透過率(T
TS
)を有する、請求項1に記載のガラス。
【請求項6】
15~40%のレドックス率をさらに有する、請求項1に記載のガラス。
【請求項7】
480~590nmの波長において、3.85mmの厚さで50%以下の刺激純度を有する、請求項1に記載のガラス。
【請求項8】
68重量%~75重量%のSiO


0重量%~5重量%のAl




5重量%~15重量%のCaO、
0重量%~10重量%のMgO、
0重量%~18重量%のNa

O、
0重量%~5重量%のK

O、および
0.05重量%~0.3重量%のSO

をさらに含む、請求項1に記載のガラス。
【請求項9】
前記着色剤が、0.01重量%~1.0重量%のNaNO

をさらに含む、請求項1に記載のガラス。
【請求項10】
前記着色剤が、0重量%~0.07重量%の炭素をさらに含む、請求項1に記載のガラス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
背景
本出願は、一般に、ニュートラルグレー色の低透過率ガラスに関し、より具体的には、自動車産業、例えばパノラマルーフおよび後部ドアのサイドウィンドウに使用するためのグレーガラスの組成物に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
技術的考察
着色ガラスは、溶融の過程で金属酸化物が組み込まれる材料である。鉄-コバルト酸化物をセレンと組み合わせて添加して、添加剤の比率に応じて緑がかったグレーまたはニュートラルグレーから黄色がかったグレーまでのガラスの色合いを得ることが一般的である。酸化鉄、酸化コバルト、およびセレンの濃度を制御し、ガラス溶融雰囲気および/または混合物中の酸化還元条件(主に炭素および硝酸ナトリウム濃度)を制御することにより、低光透過率、直達日射透過の所望の遮断、およびプライバシーのためのグレーの着色を有するガラスを得ることができ、このガラスは、車両のパノラマルーフおよび後部ドアのための自動車用途に使用され得る。現在使用されているガラス組成物の欠点としては、所望の材料および光学特性を得るために必要な希土類酸化物の使用コストが高いことが挙げられる。
【0003】
したがって、当業者は、自動車産業で使用するためのグレーガラスの分野において研究開発を継続している。
【発明の概要】
【0004】
組成物から形成される低光透過率グレーガラスが開示される。
【0005】
一例では、低光透過率グレーガラスは、着色剤を含む組成を有する。着色剤は、(ガラスの総重量に対して)1.8重量%~2.3重量%のFe



、0.28重量%~1.2重量%のFeO、0.030重量%~0.040重量%のCo



、0.0020重量%~0.010重量%のSe、0.00050重量%~0.050重量%のCuO、0.01重量%~1重量%のTiO

、および15~40%のレドックスを含む。このガラスは、15%以下の可視光線透過率(T
LA
)、14%以下の直達日射透過率(T
DS
)、14%以下の赤外線透過率(T
IR
)、8%以下の紫外線透過率(T
UV
)、および38%以下の全日射透過率(T
TS
)を有する。
【0006】
一例では、低光透過率グレーガラスは、68重量%~75重量%のSiO

、0重量%~5重量%のAl



、5重量%~15重量%のCaO、0重量%~10重量%のMgO、10重量%~18重量%のNa

O、0重量%~5重量%のK

O、および0.05重量%~0.3重量%のSO

、ならびに着色剤であって、1.8重量%~2.3重量%のFe



、0.28重量%~1.2重量%のFeO、0.030重量%~0.040重量%のCo



、0.0020重量%~0.010重量%のSe、0.00050重量%~0.050重量%のCuO、0.01重量%~1重量%のTiO

、および15~40%のレドックスを含む着色剤を含む組成物から形成される。別の例では、ガラスは、15%以下の可視光線透過率(T
LA
)、14%以下の直達日射透過率(T
DS
)、14%以下の赤外線透過率(T
IR
)、8%以下の紫外線透過率(T
UV
)、および38%以下の全日射透過率(T
TS
)を有する。
【0007】
また、従来のフロート非真空ガラス方式を使用して低光透過率グレーガラスを製造する方法も開示される。
【0008】
一例では、この方法は、ガラスバッチを溶融させて溶融ガラスのプールを供給する工程と、溶融ガラスのプールを溶融スズ浴上に流す工程と、溶融ガラスを制御可能に冷却し、溶融ガラスに力を加えながら、溶融ガラスを溶融スズ浴の表面上で移動させて所望の厚さのガラスを供給する工程と、溶融スズ浴からガラスを取り除く工程とを含み、ガラスは、68重量%~75重量%のSiO

、0重量%~5重量%のAl



、5重量%~15重量%のCaO、0重量%~10重量%のMgO、10重量%~18重量%のNa

O、0重量%~5重量%のK

O、および0.05重量%~0.3重量%のSO

、ならびに着色剤であって、1.8重量%~2.3重量%のFe



、0.28重量%~1.2重量%のFeO、0.030重量%~0.040重量%のCo



、0.0020重量%~0.010重量%のSe、0.00050重量%~0.050重量%のCuO、0.01重量%~1重量%のTiO

、および15~40%のレドックスを含む着色剤を含む。一例では、このガラスは、15%未満の可視光線透過率(T
LA
)、14%以下の直達日射透過率(T
DS
)、14%以下の赤外線透過率(T
IR
)、8%以下の紫外線透過率(T
UV
)、および38%以下の全日射透過率(T
TS
)を有する。
【0009】
他の例は、以下の詳細な説明、添付の図面、および添付の特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書で使用される場合、明細書および特許請求の範囲で使用され、寸法、物性、処理パラメータ、成分の量、反応条件などを表すすべての数字は、すべての場合において「およそ」または「約」という用語によって修飾されると理解されるべきである。したがって、それとは異なることが示されない限り、以下の明細書および特許請求の範囲に記載される数値は、本開示が得ようとする所望の特性に応じて変化し得る。少なくとも、また、特許請求の範囲に対する均等論の適用を制限しようとすることなく、各数値は、少なくとも、報告された有効数字の数に照らして、また、通常の丸め技術を適用することによって解釈されるべきである。さらに、本明細書に開示されるすべての範囲は、範囲の始まりと終わりの値、およびその範囲内に包含されるありとあらゆる部分範囲を包含すると理解されるべきである。例えば、「1~10」と記載された範囲は、最小値1と最大値10との間の(最小値と最大値とを含む)ありとあらゆる部分範囲、すなわち、1以上の最小値で始まり10以下の最大値で終わるありとあらゆる部分範囲、例えば、1~3.3、4.7~7.5、5.5~10などを含むと考えられるべきである。「A」または「an」は、1つ以上を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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