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公開番号
2025010083
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2024106867
出願日
2024-07-02
発明の名称
情報処理方法、情報処理装置
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
G01M
13/00 20190101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約
【課題】対象物の状態を容易に監視可能な技術を提供する。
【解決手段】本開示の一実施形態に係る情報処理装置40は、メカニカルシール52Dのアコースティックエミッションの時系列の測定信号を取得し、その測定信号に基づき、アコースティックエミッションのエネルギを算出し、算出したエネルギの時系列の信号から周期性成分を除去した周期性除去成分の時系列の信号、又は周期性成分の時系列の信号を抽出し、抽出した周期性除去成分の時系列の信号の標準偏差σ2、又は周期性成分の時系列の信号の標準偏差σ1を算出する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置が、対象物のアコースティックエミッションの時系列の測定信号を取得する取得ステップと、
情報処理装置が、前記測定信号に基づき、前記対象物のアコースティックエミッションのエネルギを算出するエネルギ算出ステップと、
情報処理装置が、前記エネルギの時系列の信号から周期性を有する第2の成分を除去した、第1の成分の時系列の信号、又は前記第2の成分の時系列の信号を抽出する第1の抽出ステップと、
情報処理装置が、前記第1の成分の時系列の信号、又は前記第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する指標値を算出するばらつき算出ステップと、を含む、
情報処理方法。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
情報処理装置が、前記エネルギの時系列の信号から前記第2の成分の時系列の信号を抽出する第2の抽出ステップを含み、
前記第1の抽出ステップでは、前記第1の成分の時系列の信号を抽出し、
前記ばらつき算出ステップでは、前記第1の成分の時系列の信号、及び前記第2の成分の時系列の信号の双方のばらつきに関する指標値を算出する、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
情報処理装置が、前記第1の成分の時系列の信号、又は前記第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の履歴の時間変化の傾向に基づき、所定の機器に搭載される前記対象物の故障の兆候の有無を診断する診断ステップを含む、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
情報処理装置が、前記第1の成分の時系列の信号、及び前記第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の履歴の双方の時間変化の傾向に基づき、所定の機器に搭載される前記対象物の故障の兆候の有無を診断する診断ステップを含む、
請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記診断ステップでは、前記第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の履歴が時間経過に対する増加傾向から時間経過に対する減少傾向に移行する場合に、所定の機器に搭載される前記対象物の故障の兆候があると診断する、
請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記診断ステップでは、前記第1の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の履歴が時間経過に対する変化が相対的に小さい状態から時間経過に対する増加が相対的に大きい状態に移行する場合に、所定の機器に搭載される前記対象物の故障の兆候があると診断する、
請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記診断ステップでは、前記第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の履歴が時間経過に対する増加傾向から時間経過に対する減少傾向に移行し、その後、前記第1の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の履歴が時間経過に対する変化が相対的に小さい状態から時間経過に対する増加が相対的に大きい状態に移行する場合に、所定の機器に搭載される前記対象物の故障の兆候があると診断する、
請求項4に記載の情報処理方法。
【請求項8】
情報処理装置が、所定の機器に搭載される前記対象物の故障の兆候の有無を判断するための基準値を設定する設定ステップを含み、
前記取得ステップでは、前記所定の機器に搭載される前記対象物のアコースティックエミッションの複数の前記測定信号であって、前記対象物の故障の発生前の状況での前記測定信号及び前記対象物の故障の発生後の状況での前記測定信号の双方を含む複数の前記測定信号を取得し、
前記エネルギ算出ステップでは、前記取得ステップで取得される、複数の前記測定信号のそれぞれに対応する前記エネルギを算出し、
前記第1の抽出ステップでは、複数の前記測定信号のそれぞれに対応する前記エネルギの時系列の信号から前記第1の成分を抽出し、
前記ばらつき算出ステップでは、複数の前記測定信号のそれぞれに対応する前記第1の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値を算出し、
前記設定ステップでは、複数の前記測定信号のそれぞれに対応する前記第1の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値のうち、前記対象物の故障の発生前の状況での前記測定信号に対応する前記第1の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の分布と、前記対象物の故障の発生後の状況での前記測定信号に対応する前記第1の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の分布とに基づき、前記第1の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値に対する第1の基準値を設定する、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項9】
情報処理装置が、所定の機器に搭載される前記対象物の故障の兆候の有無を判断するための基準値を設定する設定ステップを含み、
前記取得ステップでは、前記所定の機器に搭載される前記対象物のアコースティックエミッションの複数の前記測定信号であって、前記対象物の故障の発生前の状況での前記測定信号及び前記対象物の故障の発生後の状況での前記測定信号の双方を含む複数の前記測定信号を取得し、
前記エネルギ算出ステップでは、前記取得ステップで取得される、複数の前記測定信号のそれぞれに対応する前記エネルギを算出し、
前記第1の抽出ステップでは、複数の前記測定信号のそれぞれに対応する前記エネルギの時系列の信号から前記第1の成分を抽出し、
前記第2の抽出ステップでは、複数の前記測定信号のそれぞれに対応する前記エネルギの時系列の信号から前記第1の成分を除去した前記第2の成分の時系列の信号を抽出し、
前記ばらつき算出ステップでは、複数の前記測定信号のそれぞれに対応する前記第1の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値を算出し、複数の前記測定信号のそれぞれに対応する前記第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値を算出し、
前記設定ステップでは、複数の前記測定信号のそれぞれに対応する前記第1の成分及び前記第2の成分の双方の時系列の信号の前記指標値の組み合わせのうち、前記対象物の故障の発生前の状況での前記測定信号に対応する前記第1の成分及び前記第2の成分の双方の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の組み合わせの分布と、前記対象物の故障の発生後の状況での前記測定信号に対応する前記第1の成分及び前記第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の分布とに基づき、前記第1の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値に対する第1の基準値、及び前記第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値に対する第2の基準値を設定する、
請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項10】
複数の前記測定信号は、同一の前記所定の機器についての異なるタイミングでの前記測定信号の集まりであり、
前記設定ステップでは、前記対象物の故障の発生後の最初に記録された前記測定信号のタイミングから所定時間だけ遡ったタイミングでの前記測定信号に対応する前記第1の成分の信号のばらつきに関する前記指標値に基づき、前記第1の基準値を設定する、
請求項8に記載の情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理方法等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、対象物の高周波振動を測定し、その測定結果に基づき、対象物の状態を監視する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公平7-11466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、高周波振動の実効値の一定時間当たりの最大値、最小値、平均値、及び分散を使用する必要がある。そのため、対象物の状態を判断するためのパラメータが比較的多く、判断基準の設定が煩雑になる可能性がある。
【0005】
本開示は、対象物の状態の容易な監視を実現可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様では、
情報処理装置が、対象物のアコースティックエミッションの時系列の測定信号を取得する取得ステップと、
情報処理装置が、前記測定信号に基づき、前記対象物のアコースティックエミッションのエネルギを算出するエネルギ算出ステップと、
情報処理装置が、前記エネルギの時系列の信号から周期性を有する第2の成分を除去した、第1の成分の時系列の信号、又は前記第2の成分の時系列の信号を抽出する第1の抽出ステップと、
情報処理装置が、前記第1の成分の時系列の信号、又は前記第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する指標値を算出するばらつき算出ステップと、を含む、
情報処理方法が提供される。
【0007】
本態様によれば、情報処理装置は、対象物のアコースティックエミッションのエネルギの第1の成分の時系列の信号、又は第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する指標値を算出することができる。そのため、例えば、情報処理装置は、その指標値に基づき、対象物の状態を比較的容易に監視することができる。また、例えば、情報処理装置は、その指標値に対する基準値を設定し、指標値と基準値との比較に基づく対象物の状態のより容易な監視を実現することができる。
【0008】
また、本開示の第2の態様では、上述の第1の態様を前提として、
情報処理装置が、前記エネルギの時系列の信号から前記第2の成分の時系列の信号を抽出する第2の抽出ステップを含み、
前記第1の抽出ステップでは、前記第1の成分の時系列の信号を抽出し、
前記ばらつき算出ステップでは、前記第1の成分の時系列の信号、及び前記第2の成分の時系列の信号の双方のばらつきに関する指標値を算出してもよい。
【0009】
また、本開示の第3の態様では、上述の第1の態様を前提として、
情報処理装置が、前記第1の成分の時系列の信号、又は前記第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の履歴の時間変化の傾向に基づき、所定の機器に搭載される前記対象物の故障の兆候の有無を診断する診断ステップを含んでもよい。
【0010】
また、本開示の第4の態様では、上述の第2の態様を前提として、
情報処理装置が、前記第1の成分の時系列の信号、及び前記第2の成分の時系列の信号のばらつきに関する前記指標値の履歴の双方の時間変化の傾向に基づき、所定の機器に搭載される前記対象物の故障の兆候の有無を診断する診断ステップを含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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