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公開番号2025009518
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112574
出願日2023-07-07
発明の名称シート媒体検査装置
出願人グローリー株式会社
代理人弁理士法人あい特許事務所
主分類G01N 21/892 20060101AFI20250110BHJP(測定;試験)
要約【課題】検査対象のシート媒体へのダメージを抑制または防止しながら、シート媒体を高精度で検査できるシート媒体検査装置を提供する。
【解決手段】
シート媒体検査装置1は、搬送面29aを有する無端状の搬送ベルト29を有し、搬送ベルト29の周回移動により、搬送面29aに保持されている海苔2を搬送方向Aに搬送するベルトコンベヤ23と、搬送面29に対向して配置された第1~第3ローラ51P,51Q,51Rとを備えている。搬送面29aに保持されている海苔2が、搬送ベルト29と第1~第3ローラ51P,51Q,51Rとの間を通過する。第1~第3ローラ51P,51Q,51Rと搬送面29aとの間には、海苔2の厚みよりも大きな隙間Cが形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シート媒体を検査するためのシート媒体検査装置であって、
搬送面を有する無端状の搬送ベルトを有し、前記搬送ベルトの周回移動により、前記搬送面に保持されているシート媒体を所定の搬送方向に搬送するベルトコンベヤと、
前記搬送面に対向して配置されたローラであって、前記搬送面に保持されている前記シート媒体が前記搬送ベルトと前記ローラとの間を通過可能なローラとを含み、
前記ローラと前記搬送面との間には、前記シート媒体の厚みよりも大きな所定の隙間が形成されている、シート媒体検査装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ローラよりも大径を有し、前記ローラの一端または両端に固定されて、前記搬送面に接触する接触リングをさらに含み、
前記ローラは、前記搬送面への前記接触リングの接触によって、前記搬送ベルトの周回移動に同伴して回転する従動ローラを含む、請求項1に記載のシート媒体検査装置。
【請求項3】
前記接触リングが、ゴムを用いて形成されている、請求項2に記載のシート媒体検査装置。
【請求項4】
前記隙間が、前記シート媒体の厚みの5倍以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載のシート媒体検査装置。
【請求項5】
前記搬送面に対向して配置されたセンサユニットであって、前記搬送面に設定された照光領域に向けて光を発する発光部と、前記発光部から発せられた光であって前記搬送面に保持されている前記シート媒体で反射した光を受ける受光部とを有するセンサユニットをさらに含む、請求項1に記載のシート媒体検査装置。
【請求項6】
前記発光部および前記受光部が、前記搬送方向に関し、前記照光領域を挟んで互いに間隔を空けて配置されている、請求項5に記載のシート媒体検査装置。
【請求項7】
前記センサユニットが、前記搬送面に保持されている前記シート媒体の色調を検出する色調センサユニットをさらに含む、請求項5または6に記載のシート媒体検査装置。
【請求項8】
前記ローラが、前記搬送面において前記照光領域に対し前記搬送方向の上流側に配置された第1ローラと、前記第1ローラよりも大径を有し、前記第1ローラに対して前記搬送方向の上流側に配置された第2ローラとを含む、請求項5に記載のシート媒体検査装置。
【請求項9】
前記搬送面に対向して、前記ローラに対し前記搬送方向の上流側に配置され、前記搬送面に保持されている前記シート媒体の先端を、前記搬送面と前記ローラとの間の前記隙間に案内するガイド部材をさらに含む、請求項5に記載のシート媒体検査装置。
【請求項10】
前記搬送面に対向して、前記ローラに対し前記搬送方向の上流側に配置された気体ノズルであって、前記搬送面に保持されている前記シート媒体の先端に気体を吹き付けて、当該先端を、前記搬送面と前記ローラとの間の前記隙間に案内する気体ノズルをさらに含む、請求項5に記載のシート媒体検査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、シート媒体検査装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、シート状の海苔(乾燥海苔)を検査する海苔検査装置が知られている。下記特許文献1は、海苔の外観を検査する海苔検査装置として、外観検査装置を開示している。外観検査装置は、ベルトコンベヤと、送りローラ対と、CCDセンサと、照射部とを備えている。ベルトコンベヤは、搬送ベルトと従動ローラとを備えている。
【0003】
検査対象の海苔は、搬送ベルトと従動ローラとの間に上下に挟まれた状態、または送りローラ対によって上下に挟まれた状態で搬送される。光学検出位置を通過する海苔が、CCDセンサ(CCDラインセンサ)によって撮像される。これにより、検査対象である海苔の画像が形成され、この画像に基づいて、海苔の周縁部に欠けがあるか否かおよび海苔の内側部分に透けがあるか否かが調べられる。外観検査装置は、これら欠けおよび透けの有無および大きさ等に基づいて、検査対象の海苔が不良品であるか否かを判別する。
【0004】
特許文献1に記載の外観検査装置は、主として、出荷前の海苔を、生産者が検査するために用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-2764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願発明者らは、生産者から出荷された後の海苔を、シート媒体検査装置を用いて検査することを検討している。海苔は、2つに折り曲げた状態で出荷される。そのため、シート媒体検査装置(海苔検査装置)の検査対象となる海苔は、うねり(曲がり)を有していることがある。光学センサによって検出するので、うねりが大きいと良好に検知できない。少なくともセンサユニット(光学センサ)による検出位置において、海苔のうねりの低減を図る必要がある。
【0007】
特許文献1に記載の外観検査装置は、ローラを備えている。この外観検査装置のように、ローラによって海苔を押し付け接触させることにより、検出位置において海苔のうねりの低減を図ることが考えられる。しかし、ローラを海苔に押し付け接触させると、海苔が破損してしまうおそれがある。そこで、検査対象の海苔にダメージを与えることを抑制または防止しながら、高精度で海苔を検査できる海苔検査装置を提供することが求められている。
【0008】
シート媒体にダメージを与えることなく、高い精度でシート媒体を検査することは、海苔を検査する海苔検査装置に限られず、うねり(曲がり)のあるシート媒体を検査するシート媒体検査装置全般に共通する課題である。
【0009】
そこで、この発明の目的は、検査対象のシート媒体へのダメージを抑制または防止しながら、シート媒体を高精度で検査できるシート媒体検査装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明の一実施形態は、シート媒体を検査するためのシート媒体検査装置であって、搬送面を有する無端状の搬送ベルトを有し、前記搬送ベルトの周回移動により、前記搬送面に保持されているシート媒体を所定の搬送方向に搬送するベルトコンベヤと、前記搬送面に対向して配置されたローラであって、前記搬送面に保持されている前記シート媒体が前記搬送ベルトと前記ローラとの間を通過可能なローラとを含む、シート媒体検査装置を提供する。そして、前記ローラと前記搬送面との間には、前記シート媒体の厚みよりも大きな所定の隙間が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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