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公開番号
2025009363
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112320
出願日
2023-07-07
発明の名称
光集積デバイス、光送信装置及び光トランシーバ
出願人
富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G02B
6/12 20060101AFI20250110BHJP(光学)
要約
【課題】電気光学効果を有する光導波路を備えたチップにおいて実装に要する作業負担を軽減できる光集積デバイス等を提供する。
【解決手段】光集積デバイスは、光回路を備えた第1のチップと、前記第1のチップの材料に比較して電気光学効果が大きい材料を含む光導波路を備えた第2のチップとを有する。光集積デバイスは、前記第2のチップ上に形成されたトレンチに前記第1のチップが搭載され、前記第1のチップと前記第2のチップとはバットカップリングで光結合されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光回路を備えた第1のチップと、前記第1のチップの材料に比較して電気光学効果が大きい材料を含む光導波路を備えた第2のチップとを有する光集積デバイスにおいて、
前記第2のチップ上に形成されたトレンチに前記第1のチップが搭載され、前記第1のチップと前記第2のチップとはバットカップリングで光結合されていることを特徴とする光集積デバイス。
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【請求項2】
前記第2のチップは、
前記光導波路と接続する光変調器を備え、
前記光回路は、
前記光変調器からの信号光を偏波回転する偏波回転部と、
前記光変調器からの信号光と前記偏波回転部にて偏波回転後の信号光とを偏波多重する偏波多重部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の光集積デバイス。
【請求項3】
前記第2のチップは、
第2の接合面と、
前記第2の接合面に対して斜めに配置された第2の光導波路と、を有し、
前記第1のチップは、
前記第2の接合面と当接する第1の接合面と、
前記第1の接合面に対して斜めに配置され、かつ、前記第2の光導波路と接続する第1の光導波路と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の光集積デバイス。
【請求項4】
前記第2のチップは、
薄膜LN(LiNbO
3
)結晶の材料を含むことを特徴とする請求項1に記載の光集積デバイス。
【請求項5】
前記第2のチップ内の第2の光導波路は、
前記第1のチップと接続する第2の入力導波路と、
前記第2の入力導波路と光変調器との間を折り返して接続する折り返し導波路と、
前記光変調器と接続すると共に、前記第1のチップと接続する第2の出力導波路と、を有することを特徴とする請求項1に記載の光集積デバイス。
【請求項6】
前記第1のチップと前記第2のチップとがバットカップリングする接合面での前記第2の入力導波路と前記第2の出力導波路との間の間隔に比較して、前記折り返し導波路の直径が長くなる構造を有することを特徴とする請求項5に記載の光集積デバイス。
【請求項7】
前記第1のチップ内の第1の光導波路は、
入力側の光ファイバと前記第2の入力導波路との間を接続する第1の入力導波路と、
出力側の光ファイバと前記第2の出力導波路との間を接続する第1の出力導波路と、
を有し、
前記第1のチップと前記第2のチップとはバットカップリングする接合面での前記第2の入力導波路と前記第2の出力導波路との間の間隔が、前記入力側の光ファイバと前記出力側の光ファイバとの接合面における前記第1の入力導波路と前記第1の出力導波路との間の間隔に比較して狭い構造を有することを特徴とする請求項5に記載の光集積デバイス。
【請求項8】
前記第1のチップは、
反射ミラーを有し、
前記第2のチップは、
前記反射ミラーと接続する第3の光導波路と、
前記第3の光導波路と接続するカプラと、を有し、
前記反射ミラーは、
前記カプラからの試験光が前記第3の光導波路に入力された場合に、入力された前記試験光に対する反射光を前記カプラに対して反射することを特徴とする請求項5に記載の光集積デバイス。
【請求項9】
電気信号を用いて光を変調して送信光を送信する光変調器素子を有する光送信装置であって、
前記光変調器素子は、
光回路を備えた第1のチップと、前記第1のチップの材料に比較して電気光学効果が大きい材料を含む光導波路を備えた第2のチップとを有する光集積デバイスを内蔵し、前記第2のチップ上に形成されたトレンチに前記第1のチップが搭載され、前記第1のチップと前記第2のチップとはバットカップリングで光結合されていることを特徴とする光送信装置。
【請求項10】
送信信号を用いて光を光変調して送信光を送信する光変調器素子と、光を用いて受信光から受信信号を受信する光受信器素子と、を有する光トランシーバであって、
前記光変調器素子は、
光回路を備えた第1のチップと、前記第1のチップの材料に比較して電気光学効果が大きい材料を含む光導波路を備えた第2のチップとを有する光集積デバイスを内蔵し、前記第2のチップ上に形成されたトレンチに前記第1のチップが搭載され、前記第1のチップと前記第2のチップとはバットカップリングで光結合されていることを特徴とする光トランシーバ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光集積デバイス、光送信装置及び光トランシーバに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
図24は、光集積デバイス100の一例を示す平面模式図、図25は、光集積デバイス100の一例を示す略断面模式図である。尚、説明の便宜上、略断面模式図は、図24に示す光集積デバイス100の模式的な断面図である。光集積デバイス100は、光変調器チップ110と、MLA(Micro Lens Array)121と、PR(Polarization Rotator)122と、PBC(Poralization Beam Combiner)123と、光ファイバアレイ130と、を有する。光変調器チップ110は、例えば、TF-LN(Thin-Film LiNbO
3
)変調器チップである。光変調器チップ110は、TF-LNの光導波路111と、TF-LNの光変調器112と、入力部113と、第1の出力部114Aと、第2の出力部114Bとを有する。光変調器チップ110のチップ端面110Aには、入力部113と、第1の出力部114Aと、第2の出力部114Bとが配置されている。
【0003】
光変調器チップ110内の光導波路111は、入力導波路111Aと、折り返し導波路111Bと、第1の出力導波路111C1と、第2の出力導波路111C2とを有する。入力導波路111Aは、光変調器チップ110の入力部113から光変調器チップ110の長手方向へ直線状に延びるTF-LNの導波路である。折り返し導波路111Bは、入力導波路111Aから折り返し、光変調器112の入力段に接続するTF-LNの導波路である。第1の出力導波路111C1は、光変調器112の出力段と光変調器チップ110の第1の出力部114Aとを接続するTF-LNの導波路である。第2の出力導波路111C2は、光変調器112の出力段と光変調器チップ110の第2の出力部114Bとを接続するTF-LNの導波路である。
【0004】
光変調器112は、光導波路と、光導波路に電気信号を印加する電極とを有し、電極から電気信号を印加することで光導波路を通過する光を光変調する。光ファイバアレイ130は、光を入力する入力側の光ファイバ131Aと、光を出力する出力側の光ファイバ131Bとを有する。
【0005】
MLA121は、TF-LNの光導波路111と光ファイバアレイ130とを光結合させる光変調器チップ110のチップ端面110Aに接続する光学部品である。MLA121は、光ファイバアレイ130内の入力側の光ファイバ131Aと接続し、入力側の光ファイバ131Aからの光を入力導波路111Aに入力する。MLA121は、光変調器112からのTE偏波の信号光をPR122及びPBC123に出力する。PR122は、MLA121を通じて、光変調器112からの信号光を90度偏波回転し、偏波回転後のTM偏波の信号光をPBC123に出力する。PBC123は、MLA121を通じて光変調器112から得たTE偏波の信号光と、偏波回転後のTM偏波の信号光とを偏波多重し、偏波多重後の信号光を光ファイバアレイ130内の出力側の光ファイバ131Bに出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-134609号公報
米国特許出願公開第2016/0116680号明細書
特開2020-021015号公報
米国特許出願公開第2015/0355421号明細書
特開2001-324654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
光集積デバイス100では、光変調器チップ110のチップ端面110Aにある光導波路111とMLA121との光軸を合わせて、光変調器チップ110とMLA121とを接着剤Aで固定する。そして、MLA121に対して、PR122、PBC123及び光ファイバアレイ130の光軸を合わせるアライメント作業が必要となる。
【0008】
しかしながら、光変調器チップ110内の光導波路111は、電気光学効果を有するTF-LNの光導波路であるため、光モードフィールド径が小さく、高精度のアライメント作業が求められている。従って、電気光学効果を有する光導波路を備えたチップにおいて実装に要する作業負担が大きくなる。
【0009】
一つの側面では、電気光学効果を有する光導波路を備えたチップにおいて実装に要する作業負担を軽減できる光集積デバイス等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一つの態様の光集積デバイスは、光回路を備えた第1のチップと、前記第1のチップの材料に比較して電気光学効果が大きい材料を含む光導波路を備えた第2のチップとを有する。光集積デバイスは、前記第2のチップ上に形成されたトレンチに前記第1のチップが搭載され、前記第1のチップと前記第2のチップとはバットカップリングで光結合されている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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