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公開番号
2025008990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111668
出願日
2023-07-06
発明の名称
充電器、充電システム及び充電方法
出願人
リオン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】充電時に聴取装置の動作を制御可能な充電器の提供。
【解決手段】充電器1においては、窪み31の底部に第1の磁石32が設置されるとともに、充電器本体部20の内部における第1の磁石32から少し離れた位置に第2の磁石24が設置されている。第1の磁石32、第2の磁石24、聴取装置60に内蔵された磁石65による各磁束密度が合成されることで、聴取装置60に設置されたホールIC68が検知しうる程度の磁力を確保することができ、充電中に聴取装置60の電源を確実にOFFにすることができる。また、上記のように充電器1側の磁石が複数箇所に分散して設置されているため、窪み31の上端付近や充電器本体部20の上面22付近における磁力を聴取装置60に内蔵されたスピーカが壊れない程度の強さに抑制することができ、聴取装置60が誤って横向きに転倒したような状態で充電器1に載置されたとしても、スピーカを壊す心配がない。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
聴取装置に内蔵された二次電池を充電可能な充電器であって、
少なくとも、
充電時に1つの聴取装置を受け入れる収容部と、
前記収容部に対応して分散して設置された複数の磁石と
を備え、
前記複数の磁石は、
前記1つの聴取装置に設置された磁気検出手段が検知可能な大きさの磁力を発する磁気回路を構成することを特徴とする充電器。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の充電器において、
前記複数の磁石として、
前記収容部又はその付近に設置され、その所定の磁極が所定の方向に向けられた第1の磁石と、
前記第1の磁石から離れた位置に設置され、その所定の磁極が前記所定の方向とは異なる方向に向けられた第2の磁石と
を備え、
前記第1及び第2の磁石は、
前記磁気回路を構成することを特徴とする充電器。
【請求項3】
請求項2に記載の充電器において、
前記収容部は、
前記充電器の本体部に設けられ、前記本体部の表面より窪んだ形状をなしており、
前記第2の磁石は、
前記本体部に設置され、その所定の磁極が前記所定の方向とは反対の方向に向けられていることを特徴とする充電器。
【請求項4】
請求項3に記載の充電器において、
前記収容部、前記第1の磁石及び前記第2の磁石を含む組を2組備えており、
一方の組における第1の磁石及び第2の磁石の磁極の向きが、他方の組における第1の磁石及び第2の磁石の磁極の向きと逆であることを特徴とする充電器。
【請求項5】
請求項2に記載の充電器において、
前記収容部は、
前記充電器の本体部に設けられ、前記本体部の表面より窪んだ形状をなしており、
前記第2の磁石は、
前記収容部の側方における前記表面より高い位置に設置され、その所定の磁極が前記所定の方向に対して略直交する方向に向けられていることを特徴とする充電器。
【請求項6】
請求項5に記載の充電器において、
前記収容部及び前記第1の磁石を含む組を2組備えており、
前記第2の磁石は、
それぞれの組に含まれる収容部から略等距離の位置に設置されており、
一方の組における第1の磁石の磁極の向きが、他方の組における第1の磁石の磁極の向きと逆であることを特徴とする充電器。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載の充電器と、
前記磁気検出手段と、充電時に前記収容部に対向する外殻部位の裏側に磁性体又は磁石を有した、少なくとも1つの聴取装置と
を備えた充電システム。
【請求項8】
請求項2から6のいずれかを引用する請求項7に記載の充電システムにおいて、
前記聴取装置は、
前記外殻部位の裏側に磁石を有しており、当該磁石が、充電時に前記第1の磁石と引き付け合う向きで設置されていることを特徴とする充電システム。
【請求項9】
聴取装置に内蔵された二次電池を充電するための充電システムであって、
少なくとも、充電時に1つの聴取装置を受け入れる収容部と、収容部又はその付近に設置された磁性体と、前記磁性体から離れた位置に設置された磁石とを有した充電器と、
磁気検出手段と、充電時に前記収容部に対向する外殻部位の裏側に磁石を有した、少なくとも1つの聴取装置と
を備え、
充電器に設置された磁石及び聴取装置に設置された磁石は、
前記磁気検出手段が検知可能な大きさの磁力を発する磁気回路を構成することを特徴とする充電システム。
【請求項10】
聴取装置に内蔵された二次電池を充電するための充電方法であって、
充電器で聴取装置を受け入れる受入工程と、
聴取装置に設置された磁気検出手段において、少なくとも充電器に分散して設置された複数の磁石により構成される磁気回路が発する磁力を検知する検知工程と、
前記磁気検出手段により磁力が検知されている間じゅう、聴取装置において所定の処理を行い充電器において二次電池の充電を行う充電工程と
を含む充電方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、補聴器をはじめとする小型の聴取装置に内蔵された二次電池を充電するための充電器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
補聴器の小型化が進むのに伴い、その電源として使用される電池にもより小型のものが採用されるようになってきている。耳かけ型や耳あな型の補聴器には、通常、小型のボタン型電池が使用されている。小さな電池の交換は難しく、また、環境への配慮も必要なことから、最近の補聴器等の小型の聴取装置においては、電池交換の回数を大きく減らすことが可能な二次電池が内蔵された機種が増えている。そのような機種には、併せて専用の充電器が提供されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2010-516096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
聴取装置に内蔵された二次電池を充電する際には、聴取装置の電源を切るか、又はこれに準じた、聴取装置の本来の機能を発揮させないための制御を行う必要がある。このような制御を行わないまま二次電池の充電を行うと、聴取装置内の回路が動作したままとなり電圧変動等を生じるため充電時の電源電圧を正しく確認することができず、また、電力を無駄に消費する上にハウリングを起こす可能性もあり非効率である。聴取装置に押込式のスイッチのようなものが設けられており、聴取装置の充電器への収容に連動してこのスイッチが押し込まれるのに応じて自動で電源を切るように構成されたものも存在する。しかしながら、このような構成とするには、部品点数が増えるだけでなく、増えた部品を配置するためのスペースも確保しなければならないことから、聴取装置の小型化に対して阻害要因となるため、別の手法が求められている。
【0005】
そこで、本発明は、充電時に聴取装置の動作を制御することが可能な充電器の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明は以下の充電器及び充電器システムを採用する。なお、以下の括弧書中の文言はあくまで例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
【0007】
すなわち、本発明の充電器は、少なくとも、充電時に1つの聴取装置を受け入れる収容部と、収容部に対応して分散して設置された複数の磁石とを備え、複数の磁石は、1つの聴取装置に設置された磁気検出手段(例えば、ホールIC)が検知可能な大きさの磁力を発する磁気回路を構成する。例えば、上記の充電器において、複数の磁石として、収容部又はその付近に設置され、その所定の磁極(例えば、N極)が所定の方向(例えば、上方)に向けられた第1の磁石と、第1の磁石から離れた位置に設置され、その所定の磁極が所定の方向とは異なる方向(例えば、下方又は側方)に向けられた第2の磁石とを備え、第1及び第2の磁石は、上記の磁気回路を構成する(第1態様)。
【0008】
聴取装置を充電器にセットする際に、最初から正しい向きでセットされるとは限らず、例えば、聴取装置が横向きに転倒したような状態で載置される場面が起こりうるが、聴取装置にはスピーカが内蔵されているため、聴取装置が充電器側の磁石に近付くと、その磁力の大きさ次第ではスピーカが壊れる虞がある。
【0009】
これに対し、上述した第1態様の充電器においては、複数の磁石が分散して設置されているため、強力な1つの磁石が設置される場合と比較して、スピーカが近付きうる範囲における磁力をスピーカの動作に影響しない程度に抑制しながら、磁気検出手段が検知可能な大きさの磁力を確保することができる。したがって、第1態様の充電器によれば、聴取装置に内蔵されたスピーカに影響することなく、磁気検出手段に確実に磁気を検出させることができるため、これに応じて充電中に聴取装置の電源を確実にOFFにする等の制御を行うことが可能となる。
【0010】
好ましくは、第1態様の充電器において、収容部は、充電器の本体部に設けられ、本体部の表面より窪んだ形状をなしており、第2の磁石は、本体部に設置され、その所定の磁極が所定の方向とは反対の方向(例えば、下方)に向けられている。また、そのような充電器において、収容部、第1の磁石及び第2の磁石を含む組を2組備えており、一方の組における第1の磁石及び第2の磁石の磁極の向きが、他方の組における第1の磁石及び第2の磁石の磁極の向きと逆である(第2態様)。
(【0011】以降は省略されています)
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