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公開番号
2025004963
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2023104885
出願日
2023-06-27
発明の名称
沈殿物回収設備、沈殿物回収板、および沈殿物回収方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01D
21/18 20060101AFI20250108BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】 乾燥した沈殿物を低コストで回収することが可能な、沈殿物回収設備、沈殿物回収板、および沈殿物回収方法を提供する。
【解決手段】
沈殿物回収設備は、沈殿槽と、沈殿物回収板と、沈殿物回収板を駆動する沈殿物回収板駆動機構と、を備え、沈殿槽底部と乾燥沈殿物回収口との間に、回収目的物を含む液体の液面が位置し、沈殿物回収板は、少なくとも上面が金属を有する層から構成されており、沈殿物回収板駆動機構は、沈殿物掻き寄せ機構部と、掻き寄せた沈殿物を沈殿物回収板に搭載させ、沈殿物回収板を液面の上まで上昇させる沈殿物回収板上昇機構部と、液面の上に出た沈殿物回収板に搭載された沈殿物を乾燥させる沈殿物乾燥機構部と、乾燥させた沈殿物を乾燥沈殿物回収口に落とし込む乾燥沈殿物回収機構部と、沈殿物回収板を下降させる沈殿物回収板下降機構部と、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体に含まれる回収目的物を沈殿させて回収する沈殿物回収設備であって、
沈殿槽と、
沈殿物回収板と、
前記沈殿物回収板を駆動する沈殿物回収板駆動機構と、
を備え、
前記沈殿槽は、沈殿槽底部と、沈殿槽側壁と、乾燥沈殿物回収口と、を有し、
前記沈殿槽の高さ方向において、前記沈殿槽底部と前記乾燥沈殿物回収口との間に、前記回収目的物を含む液体の液面が位置し、
前記沈殿物回収板は、上面と下面とを有し、少なくとも前記上面が金属を有する層から構成されており、
前記沈殿物回収板駆動機構は、
前記沈殿槽底部に沈殿した前記回収目的物を含む沈殿物を前記沈殿物回収板で掻き寄せる、沈殿物掻き寄せ機構部と、
掻き寄せた前記沈殿物を前記沈殿物回収板の前記上面の側に搭載させ、前記沈殿物を搭載した前記沈殿物回収板を前記液面の上まで上昇させる、沈殿物回収板上昇機構部と、
前記液面の上に出た前記沈殿物回収板に搭載された前記沈殿物を乾燥させつつ、前記乾燥沈殿物回収口の方向に移動する、沈殿物乾燥機構部と、
乾燥させた前記沈殿物を前記乾燥沈殿物回収口に落とし込む、乾燥沈殿物回収機構部と、
乾燥させた前記沈殿物を前記乾燥沈殿物回収口に落とし込んだ後の前記沈殿物回収板を、前記液面の上から前記沈殿槽底部に向かって下降させる、沈殿物回収板下降機構部と、
を有する、沈殿物回収設備。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記沈殿物回収板が、前記上面の側に凹部を有している、請求項1に記載の沈殿物回収設備。
【請求項3】
前記沈殿物回収板が、前記凹部の底部に、前記下面の側に通じる貫通孔を有する、請求項2に記載の沈殿物回収設備。
【請求項4】
前記沈殿物回収板が、前記金属を有する層と接続する通電配線を有している、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の沈殿物回収設備。
【請求項5】
前記沈殿物がリンを含む、請求項1に記載の沈殿物回収設備。
【請求項6】
沈殿物回収設備に用いられる沈殿物回収板であって、
上面と下面とを有し、
少なくとも前記上面の側が金属を有する層から構成されている、沈殿物回収板。
【請求項7】
前記上面の側に凹部を有している、請求項6に記載の沈殿物回収板。
【請求項8】
前記凹部の底部に、前記下面の側に通じる貫通孔を有する、請求項7に記載の沈殿物回収板。
【請求項9】
前記上面の側に網状の構造体を有している、請求項6に記載の沈殿物回収板。
【請求項10】
前記金属を有する層と接続する通電配線を有している、請求項6乃至請求項9のいずれか一項に記載の沈殿物回収板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体に含まれる回収目的物を沈殿させて回収する沈殿物回収設備、沈殿物回収設備に用いられる沈殿物回収板、および、沈殿物回収設備において液体に含まれる回収目的物を沈殿させて回収する沈殿物回収方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
下水や産業排水等の廃液にはリン等の有用物が含まれており、下水処理場や産業排水処理場等において、廃液から得られる沈殿物を回収し、回収した沈殿物に含まれる有用物を有効利用することが行われている。近年では、環境問題や資源活用の観点から、この有効利用の要望がより高まっており、沈殿物の回収方法や回収目的物(例えば、リン等の有用物)の有効利用の方法等について、各種の方法が提案されている(例えば、特許文献1-3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-217456号公報
特開2018-8219号公報
特開2008-168256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図9は、従来の沈殿物回収設備の構成例を示す模式図である。なお、図9は、従来の沈殿物回収設備の課題について説明するための模式図であって、この課題の説明において必要としない機構や装備については省略している。
【0005】
図9に示すように、従来の沈殿物回収設備101では、沈殿槽110の底部111に沈殿した沈殿物102を、まず、チェーンフライト方式等の沈殿物回収板駆動機構150により沈殿槽110の底部111に設けられた底部回収口(回収ピットとも呼ぶ)115に掻き寄せ、その後、掻き寄せて集めた沈殿物102を底部回収口115につながる排出口116から回収し、この回収した沈殿物102(液体を多く含む沈殿物)を、別の乾燥設備に移して乾燥処理していた。
【0006】
それゆえ、従来の沈殿物回収設備では、沈殿槽の他に、別の乾燥設備が必要であった。また、沈殿物を乾燥させるために、液体を多く含む沈殿物を沈殿槽から回収する手間や、この回収した液体を多く含む沈殿物を、別の乾燥設備まで輸送する等の手間もかかっていた。このため、乾燥した沈殿物を回収することに、高いコストを要していた。
また、この回収した液体を多く含む沈殿物を、乾燥せずに有効利用する場所等に輸送する場合も、液体の重量が加わるため、輸送費に高いコストを要していた。
【0007】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、乾燥した沈殿物を低コストで回収することが可能な沈殿物回収設備、沈殿物回収板、および沈殿物回収方法を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の沈殿物回収設備は、液体に含まれる回収目的物を沈殿させて回収する沈殿物回収設備であって、沈殿槽と、沈殿物回収板と、前記沈殿物回収板を駆動する沈殿物回収板駆動機構と、を備え、前記沈殿槽は、沈殿槽底部と、沈殿槽側壁と、乾燥沈殿物回収口と、を有し、前記沈殿槽の高さ方向において、前記沈殿槽底部と前記乾燥沈殿物回収口との間に、前記回収目的物を含む液体の液面が位置し、前記沈殿物回収板は、上面と下面とを有し、少なくとも前記上面が金属を有する層から構成されており、前記沈殿物回収板駆動機構は、前記沈殿槽底部に沈殿した前記回収目的物を含む沈殿物を前記沈殿物回収板で掻き寄せる、沈殿物掻き寄せ機構部と、掻き寄せた前記沈殿物を前記沈殿物回収板の前記上面の側に搭載させ、前記沈殿物を搭載した前記沈殿物回収板を前記液面の上まで上昇させる、沈殿物回収板上昇機構部と、前記液面の上に出た前記沈殿物回収板に搭載された前記沈殿物を乾燥させつつ、前記乾燥沈殿物回収口の方向に移動する、沈殿物乾燥機構部と、乾燥させた前記沈殿物を前記乾燥沈殿物回収口に落とし込む、乾燥沈殿物回収機構部と、乾燥させた前記沈殿物を前記乾燥沈殿物回収口に落とし込んだ後の前記沈殿物回収板を、前記液面の上から前記沈殿槽底部に下降させる、沈殿物回収板下降機構部と、を有する。
【0009】
本開示の沈殿物回収設備において、前記沈殿物回収板が、前記上面に凹部を有していてもよい。
【0010】
本開示の沈殿物回収設備において、前記沈殿物回収板が、前記凹部の底部に、前記下面の側に通じる貫通孔を有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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