TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025003076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103542
出願日2023-06-23
発明の名称部材締結構造及び装着具
出願人トヨタ自動車株式会社,学校法人藤田学園
代理人個人
主分類F16B 7/14 20060101AFI20241226BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】脚長の調整ピッチを細かくできつつ剛性を維持できること。
【解決手段】部材締結構造は、外周面上において長手方向に沿って連続的に複数の凹状部が形成された柱状部材と、柱状部材が挿入され一端に貫通孔が形成された中空の筒状部材と、柱状部材が挿入された筒状部材の一端の外周面を囲うように形成された抱締め部材と、抱締め部材に捻じ込まれ筒状部材の外周面を押圧することで柱状部材と筒状部材の一端とを抱締め部材により抱き締める締結部材と、抱締め部材に揺動可能に設けられ先端に形成された凸状部が筒状部材の貫通孔を貫通し柱状部材の凹状部に嵌合する嵌合部材と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外周面上において長手方向に沿って連続的に複数の凹状部が形成された柱状部材と、
前記柱状部材が挿入され、一端に貫通孔が形成された中空の筒状部材と、
前記柱状部材が挿入された前記筒状部材の一端の外周面を囲うように形成された抱締め部材と、
前記抱締め部材に捻じ込まれ、前記筒状部材の外周面を押圧することで、前記柱状部材と前記筒状部材の一端とを前記抱締め部材により抱き締める締結部材と、
前記抱締め部材に揺動可能に設けられ、先端に形成された凸状部が前記筒状部材の貫通孔を貫通し、前記柱状部材の凹状部に嵌合する嵌合部材と、
を備える部材締結構造。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1記載の部材締結構造であって、
前記筒状部材の一端の外周面と前記抱締め部材の内周面との間に挟み込まれ、前記締結部材が前記抱締め部材に捻じ込まれ該締結部材の先端部により前記筒状部材側へ押圧されることで、前記筒状部材の一端の外周面に対して押圧される押圧部材を更に備える、
部材締結構造。
【請求項3】
請求項2記載の部材締結構造であって、
前記押圧部材と前記締結部材との間に弾性部材が介在している、
部材締結構造。
【請求項4】
請求項2記載の部材締結構造であって、
前記抱締め部材に捻じ込まれ前記押圧部材を前記筒状部材側へ押圧する少なくとも1つの締結部材を更に備える、
部材締結構造。
【請求項5】
ユーザの上腿部に取付けられる上腿フレームと、
前記ユーザの下腿部に取付けられ、前記上腿フレームに膝関節部を介して連結された下腿フレームと、
前記下腿フレームに足首関節部を介して連結された足平フレームと、を備え、
請求項1乃至4のうちいずれか1項記載の部材締結構造は、前記上腿フレーム及び下腿フレームのうちの少なくとも一方に設けられている、
装着具。
【請求項6】
請求項5記載の装着具であって、
前記上腿フレーム及び下腿フレームは、片側支柱のフレームで構成され、
前記筒状部材及び柱状部材の断面は、楕円形状に形成されている、
装着具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部材を締結する部材締結構造及び装着具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
訓練者の脚部に装着される2つのフレームがボルト及びナットにより締結され、脚部の長さに応じて2つのフレームの締結位置を調整することで脚長の調整が可能となる締結構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-35220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記締結構造において、脚長の調整ピッチを細かくする場合、ボルト及びナットを小さくする必要があり剛性が低下する虞がある。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、脚長の調整ピッチを細かくできつつ、剛性を維持できる部材締結構造及び装着具を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
外周面上において長手方向に沿って連続的に複数の凹状部が形成された柱状部材と、
前記柱状部材が挿入され、一端に貫通孔が形成された中空の筒状部材と、
前記柱状部材が挿入された前記筒状部材の一端の外周面を囲うように形成された抱締め部材と、
前記抱締め部材に捻じ込まれ、前記筒状部材の外周面を押圧することで、前記柱状部材と前記筒状部材の一端とを前記抱締め部材により抱き締める締結部材と、
前記抱締め部材に揺動可能に設けられ、先端に形成された凸状部が前記筒状部材の貫通孔を貫通し、前記柱状部材の凹状部に嵌合する嵌合部材と、
を備える部材締結構造
である。
この一態様において、前記筒状部材の一端の外周面と前記抱締め部材の内周面との間に挟み込まれ、前記締結部材が前記抱締め部材に捻じ込まれ該締結部材の先端部により前記筒状部材側へ押圧されることで、前記筒状部材の一端の外周面に対して押圧される押圧部材を更に備えていてもよい。
この一態様において、前記押圧部材と前記締結部材との間に弾性部材が介在していてもよい。
この一態様において、前記抱締め部材に捻じ込まれ前記押圧部材を前記筒状部材側へ押圧する少なくとも1つの締結部材を更に備えていてもよい。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
ユーザの上腿部に取付けられる上腿フレームと、
前記ユーザの下腿部に取付けられ、前記上腿フレームに膝関節部を介して連結された下腿フレームと、
前記下腿フレームに足首関節部を介して連結された足平フレームと、を備え、
上記のうちいずれかに記載の部材締結構造は、前記上腿フレーム及び下腿フレームのうちの少なくとも一方に設けられている、
装着具
であってもよい。
この一態様において、前記上腿フレーム及び下腿フレームは、片側支柱のフレームで構成され、前記筒状部材及び柱状部材の断面は、楕円形状に形成されていてもよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、脚長の調整ピッチを細かくできつつ、剛性を維持できる部材締結構造及び装着具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る装着具の構成を示す斜視図である。
実施形態に係る部材締結構造の構成を示す斜視図である。
図2に示す部材締結構造を水平方向に切断した際の断面図である。
図2に示す部材締結構造を垂直方向に切断した際の断面図である。
筒状部材に形成されたスリットを示す図である。
摘み部の回転を示す図である。
摘み部の回転規制溝を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。
【0010】
本実施形態に係る部材締結構造1は、例えば、図1に示す装着具10の脚長を調整できる締結構造である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
保持機
2か月前
個人
免震留具
1か月前
個人
振り子式免震装置
2か月前
藤井電工株式会社
フック
2か月前
個人
ネジの緩み防止装置
2か月前
個人
緩み防止ナット
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1日前
株式会社テイエルブイ
自動弁
2か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1日前
株式会社キッツ
逆止め弁
3か月前
株式会社ナベル
直動機構
1か月前
日動電工株式会社
保持具
2か月前
未来工業株式会社
固定体
1か月前
矢崎化工株式会社
連結具
1日前
株式会社フジキン
バルブ
3か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
個人
配管用エルボカバー
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
4か月前
株式会社PILLAR
継手
17日前
井関農機株式会社
作業車両
29日前
株式会社トヨックス
可撓管
1か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
3日前
株式会社ニフコ
ダンパー装置
24日前
NTN株式会社
玉軸受
1か月前
日本精工株式会社
転がり軸受
29日前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
3か月前
因幡電機産業株式会社
取付具
1か月前
日本精工株式会社
密封型転がり軸受
2か月前
鹿島建設株式会社
摩擦ダンパ
2か月前
中国電力株式会社
漏洩補修装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
伸縮装置
3か月前
株式会社西部技研
気密ブースの避圧弁
1か月前
株式会社アイシン
波動歯車装置
1か月前
続きを見る