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公開番号2025001562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023101212
出願日2023-06-20
発明の名称遅延測定装置、受信機、遅延測定方法および遅延測定プログラム
出願人古野電気株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01S 19/23 20100101AFI20241225BHJP(測定;試験)
要約【課題】コストを抑えつつ、高精度に遅延量を測定することができる遅延測定装置、受信機、遅延測定方法および遅延測定プログラムを提案すること。
【解決手段】遅延測定装置は、第1接続部および第2接続部と、演算部とを備える。第1接続部および第2接続部は、それぞれにアンテナを接続可能である。演算部は、第1接続部に接続された遅延量が既知の基準アンテナと、第2接続部に接続された遅延量が未知の対象アンテナとからそれぞれ受信した信号に基づいて対象アンテナの遅延量を演算する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれにアンテナを接続可能な第1接続部および第2接続部と、
前記第1接続部に接続された遅延量が既知の基準アンテナと、前記第2接続部に接続された前記遅延量が未知の対象アンテナとからそれぞれ受信した信号に基づいて、前記対象アンテナの前記遅延量を演算する演算部と
を備える遅延測定装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記演算部は、
前記基準アンテナおよび前記対象アンテナで受信した信号それぞれから時刻情報を演算し、当該時刻情報の差に基づいて前記対象アンテナの前記遅延量を演算する
請求項1に記載の遅延測定装置。
【請求項3】
前記基準アンテナおよび前記対象アンテナそれぞれには、異なる周波数の信号を追尾可能な複数のチャンネルが設定され、
前記演算部は、
前記基準アンテナに設定されたチャンネルの中から、前記信号を追尾している前記チャンネルを特定し、特定した前記チャンネルの周波数を前記対象アンテナのチャンネルに設定して追尾する
請求項1に記載の遅延測定装置。
【請求項4】
前記演算部は、
前記基準アンテナおよび前記対象アンテナで受信した信号の追尾が安定した後に、前記対象アンテナの前記遅延量を演算する
請求項1に記載の遅延測定装置。
【請求項5】
前記演算部は、
演算した前記対象アンテナの前記遅延量の情報を外部へ出力する
請求項1に記載の遅延測定装置。
【請求項6】
前記基準アンテナおよび前記対象アンテナは、
同一の衛星から同一の信号を同時に受信可能な位置にそれぞれ配置される
請求項1に記載の遅延測定装置。
【請求項7】
前記基準アンテナおよび前記対象アンテナが受信する信号は、
GNSS衛星から送信される測位信号である
請求項1に記載の遅延測定装置。
【請求項8】
前記演算部は、
前記信号を受信した際の温度情報を取得し、取得した前記温度情報を前記対象アンテナの前記遅延量に紐付ける
請求項1に記載の遅延測定装置。
【請求項9】
それぞれにアンテナを接続可能な第1接続部および第2接続部と、
前記第1接続部に接続された遅延量が既知の基準アンテナと、前記第2接続部に接続された前記遅延量が未知の対象アンテナとからそれぞれ受信した信号に基づいて前記対象アンテナの前記遅延量を演算し、前記遅延量に基づいて測位演算を行う演算部と
を備える受信機。
【請求項10】
遅延測定装置によって実行される遅延測定方法であって、
それぞれにアンテナを接続可能な第1接続部および第2接続部のうち、前記第1接続部に接続された遅延量が既知の基準アンテナと、前記第2接続部に接続された前記遅延量が未知の対象アンテナとからそれぞれ受信した信号に基づいて前記対象アンテナの前記遅延量を演算する演算工程
を含む遅延測定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、遅延測定装置、受信機、遅延測定方法および遅延測定プログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、アンテナから測位装置までの遅延量を考慮して疑似距離を算出する技術が知られている。この技術では、周波数毎に予め測定しておいた遅延量の中から、測位信号の周波数に対応した遅延量を選択して用いている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2022/113620号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、従来技術では、事前に遅延量を把握する必要がある。遅延量の把握は、例えば、アンテナメーカが公表するデータシートを参考にする、もしくは、アンテナを分解して直接測定する方法が考えられる。しかしながら、データシートにはあくまでも参考値(例えば、最大値)が記載されているに過ぎず、アンテナの個体毎の誤差を考慮していないため、遅延量の精度が高いとは言えない。また、アンテナを分解して直接測定する場合、分解測定用のアンテナを余分に準備する必要があるためコストが嵩む上、アンテナの個体毎の誤差の影響も排除できない。このように、従来技術では、コストを抑えつつ、高精度に遅延量を測定する点で改善の余地があった。
【0005】
そこで、本開示では、コストを抑えつつ、高精度に遅延量を測定することができる遅延測定装置、受信機、遅延測定方法および遅延測定プログラムを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示に係る遅延測定装置は、第1接続部および第2接続部と、演算部とを備える。前記第1接続部および第2接続部は、それぞれにアンテナを接続可能である。前記演算部は、前記第1接続部に接続された遅延量が既知の基準アンテナと、前記第2接続部に接続された前記遅延量が未知の対象アンテナとからそれぞれ受信した信号に基づいて前記対象アンテナの前記遅延量を演算する。
【0007】
これにより、遅延測定装置は、コストを抑えつつ、高精度に遅延量を測定することができる。
【0008】
また、本開示に係る前記演算部は、前記基準アンテナおよび前記対象アンテナで受信した信号それぞれから時刻情報を演算し、当該時刻情報の差に基づいて前記対象アンテナの前記遅延量を演算する。
【0009】
これにより、遅延測定装置は、高精度に遅延量を測定することができる。
【0010】
また、本開示に係る前記基準アンテナおよび前記対象アンテナそれぞれには、異なる周波数の信号を追尾可能な複数のチャンネルが設定される。前記演算部は、前記基準アンテナに設定されたチャンネルの中から、前記信号を追尾している前記チャンネルを特定し、特定した前記チャンネルの周波数を前記対象アンテナのチャンネルに設定して追尾する。
(【0011】以降は省略されています)

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