TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025001100
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100494
出願日2023-06-20
発明の名称スパークプラグ
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類H01T 13/20 20060101AFI20241225BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極間の放電による火炎核の生成の安定性を向上できるスパークプラグを提供する。
【解決手段】スパークプラグは、母材と、母材と異なる材料からなるチップと、母材にチップを接続する溶融部と、を含み軸線方向に延びる中心電極と、チップの放電面と軸線方向に対向する接地電極と、を備える。軸線方向に垂直に投影してできた投影図において、溶融部の外形線の両端に位置する、チップと溶融部との第1の境界と、溶融部と母材との第2の境界と、を通る直線と放電面とのなす角をθとし、第1の境界と放電面との間の軸線方向の距離をAとし、第1の境界と第2の境界との間の、軸線方向に垂直な垂直方向の距離をBとしたときに、0<A/B≦1、かつ、θ≦70°である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
母材と、前記母材と異なる材料からなるチップと、前記母材にチップを接続する溶融部と、を含み軸線方向に延びる中心電極と、
前記中心電極を外周側から保持する筒状の絶縁体と、
前記絶縁体を外周側から保持する筒状の主体金具と、
前記チップの放電面と前記軸線方向に対向し、前記主体金具に接続される接地電極と、を備えるスパークプラグであって、
前記軸線方向に垂直に投影してできた投影図において、
前記溶融部の外形線の両端に位置する、前記チップと前記溶融部との第1の境界と、前記溶融部と前記母材との第2の境界と、を通る直線と、前記軸線方向に垂直な垂直方向に延びる直線と、のなす角をθとし、
前記第1の境界と前記放電面との間の前記軸線方向の距離をAとし、
前記第1の境界と前記第2の境界との間の、前記垂直方向の距離をBとしたときに、0<A/B≦1、かつ、θ≦70°であるスパークプラグ。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
0<A/B≦0.77である請求項1記載のスパークプラグ。
【請求項3】
前記放電面と前記接地電極との間の前記軸線方向の距離をGとし、
前記放電面の前記垂直方向の長さをCとしたときに、G≦Cである請求項1又は2に記載のスパークプラグ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は中心電極と接地電極とが対向するスパークプラグに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
母材と異なる材料からなるチップが母材に溶接され軸線方向に延びる中心電極と、チップの放電面と軸線方向に対向する接地電極と、を備えるスパークプラグに係る先行技術は特許文献1に開示されている。先行技術は、チップの放電面と溶接部との間の距離や溶接部の形の設定により、中心電極の溶接部における電界強度を低減し、溶接部が起点となる放電を低減する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-71976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術では放電による火炎核の生成が安定性を欠くという問題点がある。
【0005】
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、電極間の放電による火炎核の生成の安定性を向上できるスパークプラグの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するための本発明の第1の態様は、母材と、母材と異なる材料からなるチップと、母材にチップを接続する溶融部と、を含み軸線方向に延びる中心電極と、チップの放電面と軸線方向に対向する接地電極と、を備え、軸線方向に垂直に投影してできた投影図において、溶融部の外形線の両端に位置する、チップと溶融部との第1の境界と、溶融部と母材との第2の境界と、を通る直線と放電面とのなす角をθとし、第1の境界と放電面との間の軸線方向の距離をAとし、第1の境界と第2の境界との間の、軸線方向に垂直な垂直方向の距離をBとしたときに、0<A/B≦1、かつ、θ≦70°である。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、0<A/B≦0.77である。
【0008】
第3の態様は、第1又は第2の態様において、放電面と接地電極との間の軸線方向の距離をGとし、放電面の垂直方向の長さをCとしたときに、G≦Cである。
【発明の効果】
【0009】
中心電極のチップと溶融部に0<A/B≦1、かつ、θ≦70°の関係があるため、溶融部の電界強度によって電極間の放電による火炎核の生成の安定性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施の形態におけるスパークプラグの片側断面図である。
図1のIIで示す部分を拡大したスパークプラグの片側断面図である。
中心電極の片側断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本特殊陶業株式会社
回収装置
3日前
日本特殊陶業株式会社
保持部材
3日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
1日前
日本特殊陶業株式会社
スパークプラグ
2日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置および静電チャック
1日前
日本特殊陶業株式会社
ヒータ制御装置及び加熱装置
3日前
日本特殊陶業株式会社
保持部材および静電チャック
16日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置、および基板ユニット
1日前
日本特殊陶業株式会社
対話装置、方法、及びプログラム
1日前
日本特殊陶業株式会社
電極埋設部材、およびその製造方法
1日前
日本特殊陶業株式会社
複合部材、接合体、および、保持装置
1日前
日本特殊陶業株式会社
窒化アルミニウム焼結体及び静電チャック
3日前
日本特殊陶業株式会社
センサユニット、およびセンサユニットの制御方法
3日前
個人
電波吸収体
24日前
東レ株式会社
二次電池
15日前
愛知電機株式会社
変圧器
22日前
電建株式会社
端子金具
29日前
株式会社東光高岳
開閉器
1日前
SMK株式会社
コネクタ
29日前
株式会社カネカ
接着加工装置
24日前
三菱電機株式会社
端子カバー
15日前
株式会社カネカ
接着加工装置
24日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
29日前
富士電機株式会社
半導体装置
29日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
3日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
24日前
株式会社水素パワー
接続構造
24日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
29日前
日機装株式会社
半導体発光装置
22日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
29日前
個人
電波散乱方向制御板
15日前
株式会社村田製作所
コイル部品
22日前
三菱製紙株式会社
熱暴走抑制耐火シート
23日前
株式会社島津製作所
X線撮影装置
29日前
三洋化成工業株式会社
高分子固体電解質
24日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
29日前
続きを見る