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公開番号
2025000433
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023100284
出願日
2023-06-19
発明の名称
粘着シート、粘着剤層付光学部材、及び画像表示装置
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人G-chemical
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20241224BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】低誘電率化よりノイズが低減され、かつ十分な粘着力を有し、耐落下衝撃性を兼ね備える粘着シートを提供する。
【解決手段】本発明の粘着シートは粘着剤層を有し、前記粘着剤層は特定の条件での耐落下衝撃性試験で剥がれが生じず、周波数100kHzの際の誘電率が4以下であり、少なくとも一方の面の剥離角度180°、引張速度300mm/分の条件でのガラス粘着力が10N/20mm以上であり、光学部材に使用されることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
粘着剤層を有し、
前記粘着剤層は下記耐落下衝撃性試験で剥がれが生じず、
周波数100kHzの際の誘電率が4以下であり、
少なくとも一方の面の剥離角度180°、引張速度300mm/分の条件でのガラス粘着力が10N/20mm以上であり、
光学部材に使用される粘着シート。
<耐落下衝撃性試験>
第1ガラスプレート(長さ100mm×幅75mm、厚さ500μm)、前記粘着剤層(長さ75mm×幅45mm)、第2ガラスプレートの端縁全周15mmの範囲内に形成された印刷層(厚さ30μm)、および前記第2ガラスプレート(長さ100mm×幅50mm、厚さ500μm)の順に積層し、50℃、0.5MPa、30分の条件で加熱処理して接合体を作製する。前記接合体を、前記第1ガラスプレートの幅方向両端の突出部のみが支持台で支持され、前記第2ガラスプレートは前記支持台に接触していない状態で、前記第1ガラスプレートが前記接合体の上側となるように支持台上に設置し、質量15gの金属球を300mmの高さから、前記第1ガラスプレートに向けて落下させた際の前記粘着剤層と前記第1ガラスプレートまたは前記印刷層との剥がれの有無を確認する。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記耐落下衝撃性試験後80℃で1週間放置しても剥がれの生じない請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
光学部材の少なくとも片面に、請求項1または2に記載の粘着シートが貼着されている粘着剤層付光学部材。
【請求項4】
請求項3に記載の粘着剤層付光学部材を有する画像表示装置。
【請求項5】
タッチパネルである、請求項4に記載の画像表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着シート、粘着剤層付光学部材、及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、様々な分野で、液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ(OLED)などの画像表示装置や、これら画像表示装置にタッチセンサーを組み入れたタッチパネルが広く用いられるようになってきている。このような画像表示装置やタッチパネルは、画像表示パネルに、偏光フィルム、位相差フィルム、光学補償フィルム、タッチセンサーフィルム、カバーフィルムなどの各種光学部材が積層された構成を有している。これらの光学部材を貼り合わせる用途に、粘着剤層を有する粘着シートが使用されている。例えば、画像表示装置における各種光学部材の貼り合わせには、透明な粘着シートが使用されている(例えば、特許文献1~3参照)。
【0003】
特にタッチパネルに使用される粘着シートでは上記に加えて、ノイズの発生による誤作動を低減するため、低誘電率化を達成する粘着シートが求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-238915号公報
特開2003-342542号公報
特開2004-231723号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の粘着シートでは低誘電率化処理を行うと粘着シート表面の極性が低減されるため、被着体との界面の密着性が不十分になることがあり、特に耐落下衝撃性が不十分となる問題があった。
【0006】
したがって、本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、その目的は、低誘電率化により、ノイズが低減され、被着体に対して十分な粘着力を有し、かつ耐落下衝撃性を兼ね備えた粘着シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、粘着剤層を有し、上記粘着剤層は特定の耐落下衝撃性試験で剥がれが生じず、周波数100kHzの際の誘電率が4以下であり、少なくとも一方の面の剥離角度180°、引張速度300mm/分の条件でのガラス粘着力が10N/20mm以上であれば低誘電率化により、ノイズが低減され、被着体に対して十分な粘着力を有し、かつ耐落下衝撃性を兼ね備えることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、粘着剤層を有し、上記粘着剤層は下記耐落下衝撃性試験で剥がれが生じず、周波数100kHzの際の誘電率が4以下であり、少なくとも一方の面の剥離角度180°、引張速度300mm/分の条件でのガラス粘着力が10N/20mm以上であり、光学部材に使用される粘着シートを提供する。
<耐落下衝撃性試験>
第1ガラスプレート(長さ100mm×幅75mm、厚さ500μm)、上記粘着剤層(長さ75mm×幅45mm)、第2ガラスプレートの端縁全周15mmの範囲内に形成された印刷層(厚さ30μm)、および上記第2ガラスプレート(長さ100mm×幅50mm、厚さ500μm)の順に積層し、50℃、0.5MPa、30分の条件で加熱処理して接合体を作製する。上記接合体を、上記第1ガラスプレートの幅方向両端の突出部のみが支持台で支持され、上記第2ガラスプレートは上記支持台に接触していない状態で、上記第1ガラスプレートが上記接合体の上側となるように支持台上に設置し、質量15gの金属球を300mmの高さから、上記第1ガラスプレートに向けて落下させた際の上記粘着剤層と上記第1ガラスプレートまたは上記印刷層との剥がれの有無を確認する。
【0009】
上記粘着剤層は上記耐落下衝撃性試験でも剥がれが生じず、剥離角度180°、引張速度300mm/分の条件でのガラス粘着力が10N/20mm以上であることで十分な粘着力を有し、耐落下衝撃性を発揮することができる。また、周波数100kHzの際の誘電率が4以下であることにより、ノイズを低減することが可能となる。
【0010】
上記粘着剤層は上記耐落下衝撃性試験後、80℃で1週間放置しても剥がれの生じないことが好ましい。上記構成を有することで高温の使用条件でも好適に使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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