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公開番号
2025000374
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023100193
出願日
2023-06-19
発明の名称
対話システムの制御装置、その制御方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
青稜弁理士法人
主分類
G06F
16/90 20190101AFI20241224BHJP(計算;計数)
要約
【課題】階層構造をもつインデックスを有した文章から生成されたQAデータにより質問及び回答する場合でも、ユーザの質問に対して対話を通じた適切な回答を生成する対話システムの制御装置及び方法を提供する。
【解決手段】方法は、インデックスに基づく質問および回答をクラスタリングした第一のテーブルと、質問のキーフレーズとなる語のリストに基づいて第一のテーブルと異なる粒度で質問及び回答をクラスタリングした第二のテーブルとをメモリに記憶し、ユーザの質問に、第二のテーブルに記憶されたキーフレーズの語が含まれる場合、第二のテーブルのキーフレーズをユーザに選択させ、キーフレーズを記憶した第二のテーブルから、質問を絞り込む回答を返し、質問に、第二のテーブルに記憶されたキーフレーズの語が含まれない場合、第一のテーブルのインデックスをユーザに選択させ、インデックスを記憶した第一のテーブルから、質問を絞り込む回答を返す。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
プロセッサとメモリとを有したコンピュータにより、ユーザの質問に回答する対話システムの制御装置であって、
前記プロセッサは、
インデックスを有した階層構造からなる文書から作成された質問および回答の対をもつQAデータから生成された、前記インデックスに基づく質問および回答をクラスタリングした第一のテーブルと、前記質問のキーフレーズとなる語のリストに基づいて前記第一のテーブルと異なる粒度で質問および回答をクラスタリングした第二のテーブルとを前記メモリに記憶し、
ユーザの質問に、前記第二のテーブルに記憶された前記キーフレーズの語が含まれる場合、前記第二のテーブルの前記キーフレーズを前記ユーザに選択させ、前記ユーザが選択したキーフレーズを記憶した前記第二のテーブルから、前記ユーザの質問を絞り込む回答を返し、
前記ユーザの質問に、前記第二のテーブルに記憶された前記キーフレーズの語が含まれない場合、前記第一のテーブルの前記インデックスを前記ユーザに選択させ、前記ユーザが選択したインデックスを記憶した前記第一のテーブルから、前記ユーザの質問を絞り込む回答を返す、
ことを特徴とする対話システムの制御装置。
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【請求項2】
請求項1に記載の対話システムの制御装置であって、
前記プロセッサは、
前記第一のテーブルまたは前記第二のテーブルに基づいて前記ユーザに返した質問への回答が正しくない場合、前記回答を返した前記第一のテーブルまたは前記第二のテーブルと異なるいずれかのテーブルに基づいて、前記質問への回答を返す、
ことを特徴とする対話システムの制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の対話システムの制御装置であって、
前記プロセッサは、
前記第一のテーブルに記憶された前記インデックスを前記ユーザに選択させ、前記ユーザが選択した前記インデックスとは異なる粒度のインデックスを、前記ユーザに再び選択させることを繰返すことにより、前記質問への回答を返す、
ことを特徴とする対話システムの制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載の対話システムの制御装置であって、
前記プロセッサは、
前記ユーザの職位に関する情報と、前記第一のテーブルまたは前記第二のテーブルのいずれのテーブルを用いるかを示す絞込み粒度に関する情報とを対応付けた第一の判定テーブルを用いて、前記ユーザの職位に応じた粒度で前記質問への回答を返す、
ことを特徴とする対話システムの制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載の対話システムの制御装置であって、
前記プロセッサは、
前記ユーザを識別するための情報と、前記第一のテーブルまたは前記第二のテーブルのいずれのテーブルを用いたかを示す絞込み頻度に関する情報とを対応付けた第二の判定テーブルを用いて、前記ユーザの実績に応じた粒度で前記質問への回答を返す、
ことを特徴とする対話システムの制御装置。
【請求項6】
プロセッサとメモリとを有したコンピュータが、ユーザの質問に回答する対話システムの制御方法であって、
インデックスを有した階層構造からなる文書から作成された質問および回答の対をもつQAデータから生成された、前記インデックスに基づく質問および回答をクラスタリングした第一のテーブルと、前記質問のキーフレーズとなる語のリストに基づいて前記第一のテーブルと異なる粒度で質問および回答をクラスタリングした第二のテーブルとを前記メモリに記憶し、
ユーザの質問に、前記第二のテーブルに記憶された前記キーフレーズの語が含まれる場合、前記第二のテーブルの前記キーフレーズを前記ユーザに選択させ、前記ユーザが選択したキーフレーズを記憶した前記第二のテーブルから、前記ユーザの質問を絞り込む回答を返し、
前記ユーザの質問に、前記第二のテーブルに記憶された前記キーフレーズの語が含まれない場合、前記第一のテーブルの前記インデックスを前記ユーザに選択させ、前記ユーザが選択したインデックスを記憶した前記第一のテーブルから、前記ユーザの質問を絞り込む回答を返す、
ことを特徴とする対話システムの制御方法。
【請求項7】
請求項6に記載の対話システムの制御方法であって、
前記第一のテーブルまたは前記第二のテーブルに基づいて前記ユーザに返した質問への回答が正しくない場合、前記回答を返した前記第一のテーブルまたは前記第二のテーブルと異なるいずれかのテーブルに基づいて、前記質問への回答を返す、
ことを特徴とする対話システムの制御方法。
【請求項8】
請求項6に記載の対話システムの制御方法であって、
前記第一のテーブルに記憶された前記インデックスを前記ユーザに選択させ、前記ユーザが選択した前記インデックスとは異なる粒度のインデックスを、前記ユーザに再び選択させることを繰返すことにより、前記質問への回答を返す、
ことを特徴とする対話システムの制御方法。
【請求項9】
請求項6に記載の対話システムの制御方法であって、
前記ユーザの職位に関する情報と、前記第一のテーブルまたは前記第二のテーブルのいずれのテーブルを用いるかを示す絞込み粒度に関する情報とを対応付けた第一の判定テーブルを用いて、前記ユーザの職位に応じた粒度で前記質問への回答を返す、
ことを特徴とする対話システムの制御方法。
【請求項10】
請求項6に記載の対話システムの制御方法であって、
前記ユーザを識別するための情報と、前記第一のテーブルまたは前記第二のテーブルのいずれのテーブルを用いたかを示す絞込み頻度に関する情報とを対応付けた第二の判定テーブルを用いて、前記ユーザの実績に応じた粒度で前記質問への回答を返す、
ことを特徴とする対話システムの制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、対話システムの制御装置、その制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ユーザが発する音声やユーザが生成するテキストなどの自然言語で入力されたユーザの質問に対して、計算機からユーザへの回答を自動的に出力させるチャットボットを代表とする対話システムに関する研究が、近年盛んに行われている。
【0003】
このようなユーザの質問に対して回答を返す対話システムは、想定される質問文とその回答文の組合せのデータ(以下、QAデータと呼ぶ)をあらかじめ保持している。対話システムは、ユーザから入力された質問文に対し、QAデータの最も適切と想定される質問文を検索し回答を出力する。
【0004】
例えば、自動車保険に関する質問応答をする対話システムが、ユーザの質問と文章の類似度が最も高いQAデータの質問文を最も適切と想定される質問文とした場合を考える。上記対話システムは、QAデータとして、質問文「保険金の支払いの限度額は?」とその回答文「賠償保障法施行令第2条に定める金額を上限とする」、別の質問文「保険金の支払い期間は?」とその回答文「請求完了日からその日を含めて30日以内に支払います」の組合せを保持するとする。この対話システムは、ユーザの質問「保険金の支払いの限度はどう決まりますか?」が入力され、QAデータを検索した結果「保険金の支払いの限度額は?」がヒットすると、当該質問文の対となる回答文「賠償保障法施行令第2条に定める金額を上限とする」を回答としてユーザに出力する。
【0005】
このような質問応答する対話システムでは、QAデータの質問文と回答文の元となる知識が記載された文章から、あらかじめQAデータを作成する必要がある。例えば、先に挙げた自動車保険に関する質問応答をする対話システムでは、自動車保険約款からQAデータを作成する。例えば、特許文献1には、マニュアルから取得された一文を、所定の規則に従って、質問文と回答文を生成する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-191898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、ユーザの質問に対し、QAデータの最も適切と想定される質問文を検索して回答する対話システムにおいて、ユーザの質問が検索には十分でない場合、ユーザが希望する質問の回答を返せない可能性が高くなる課題があった。
【0008】
例えば、先の自動車保険に関する質問応答をする対話システムでは、ユーザの入力した質問が「保険金の支払いは?」の場合、QAデータの質問文「保険金の支払いの限度額は?」、「保険金の支払い期間は?」のどちらが最も適切と想定される質問文なのか、ユーザの入力した質問だけでは検索できない課題があった。これはユーザの質問が限度額か期間どちらについての質問なのかユーザの入力した質問に十分な記述がないためである。このような課題は、自動車保険の約款に限らず、章や節の階層構造をもつインデックスを有した文章から生成された様々なQAデータにより質問および回答する場合についても生じ得る。
【0009】
本発明の目的は、階層構造をもつインデックスを有した文章から生成されたQAデータにより質問および回答する場合でも、ユーザの質問に対して、対話を通じた適切な回答を生成する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するべく、本発明にかかる対話システムの制御装置は、プロセッサとメモリとを有したコンピュータにより、ユーザの質問に回答する対話システムの制御装置であって、前記プロセッサは、インデックスを有した階層構造からなる文書から作成された質問および回答の対をもつQAデータから生成された、前記インデックスに基づく質問および回答をクラスタリングした第一のテーブルと、前記質問のキーフレーズとなる語のリストに基づいて前記第一のテーブルと異なる粒度で質問および回答をクラスタリングした第二のテーブルとを前記メモリに記憶し、ユーザの質問に、前記第二のテーブルに記憶された前記キーフレーズの語が含まれる場合、前記第二のテーブルの前記キーフレーズを前記ユーザに選択させ、前記ユーザが選択したキーフレーズを記憶した前記第二のテーブルから、前記ユーザの質問を絞り込む回答を返し、前記ユーザの質問に、前記第二のテーブルに記憶された前記キーフレーズの語が含まれない場合、前記第一のテーブルの前記インデックスを前記ユーザに選択させ、前記ユーザが選択したインデックスを記憶した前記第一のテーブルから、前記ユーザの質問を絞り込む回答を返す、ことを特徴とする対話システムの制御装置として構成される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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