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公開番号
2024179808
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098954
出願日
2023-06-16
発明の名称
手指リハビリ用具
出願人
日東工器株式会社
代理人
個人
主分類
A61H
1/02 20060101AFI20241219BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】患者の拘縮した手により簡単に装着できるようにした手指リハビリ用具を提供する。
【解決手段】当該手指リハビリ用具10は、手の甲側部分16及び手の平側部分18、並びにそれらに形成された第1気室20及び第2気室22を有するシート状本体14を備える。手指リハビリ用具10はさらに、シート状本体14の一端部32と他端部36とを連結してシート状本体14を手の周りで筒状とする第1及び第2面ファスナー34、38を備える。手の平側部分18を折り畳んだ状態で手の平と曲がった指との間に挿入し、手の甲側部分16を手の甲に被せて第1及び第2面ファスナー34、38で一端部32と他端部36とを連結することにより、手指リハビリ用具10は手の周りに装着される。第1及び第2気室20、22に圧縮空気を供給すると、それらが膨脹して折り畳まれた手の平側部分18が展開し、手の甲側部分16と手の平側部分18との間で指が伸ばされる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に沿って並べて配置された手の甲側部分及び手の平側部分、並びに前記手の甲側部分に形成された第1気室及び前記手の平側部分に形成された第2気室を有するシート状本体と、
前記シート状本体に設けられ、前記第1方向での前記シート状本体の前記手の甲側部分にある一端部と前記手の平側部分にある他端部とを連結して前記シート状本体を手の周りで筒状とするようにされた第1連結手段と、
を備え、
前記手の平側部分は、前記第1方向に交差する第2方向に折り畳み可能に構成されており、
前記手の平側部分を折り畳んだ状態で患者の手の平と曲がった指との間に挿入し、前記手の甲側部分を前記患者の手の甲に被せて前記第1連結手段で前記一端部と前記他端部とを連結することにより、手の周りに装着可能とされ、
前記患者の手の周りに装着した状態で前記第1気室及び前記第2気室に圧縮空気を供給したときに、前記第1気室及び第2気室が膨脹して前記手の平側部分が折り畳まれた状態から展開し、前記患者の曲がった指が前記手の甲側部分と前記手の平側部分との間に挟まれて伸ばされるようにした、手指リハビリ用具。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1連結手段が、当該手指リハビリ用具を前記患者の手に装着したときに、前記手の親指と人差し指との間の位置となるように前記シート状本体に配置され、
前記シート状本体に設けられ、前記第1連結手段に隣接して配置された第2連結手段をさらに備え、
当該手指リハビリ用具が前記患者の手の周りに装着された状態で前記第1気室及び第2気室に圧縮空気を供給して前記手の平側部分が展開したときに、前記第2連結手段が前記シート状本体の前記一端部と前記他端部とを前記手の人差し指の周りで連結可能となるようにされた、請求項1に記載の手指リハビリ用具。
【請求項3】
前記第1連結手段及び前記第2連結手段が、それぞれ、前記手の甲側部分と前記手の平側部分に配置された一組の面ファスナーで構成されている、請求項2に記載の手指リハビリ用具。
【請求項4】
シート状本体に設けられた第3連結手段をさらに備え、
当該手指リハビリ用具が前記患者の手の周りに装着された状態で前記第1気室及び第2気室に圧縮空気を供給して前記手の平側部分が展開したときに、前記第3連結手段が前記手の甲側部分と前記手の平側部分を前記手の手首の周りで連結可能となるようにされた、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の手指リハビリ用具。
【請求項5】
前記第3連結手段が、前記手の甲側部分と前記手の平側部分とのうちの一方に配置された面ファスナーと、前記手の甲側部分と前記手の平側部分とのうちの他方に配置されたベルトとからなり、前記ベルトを前記面ファスナー上を通るようにして前記手首の周りに巻き付けることにより前記ベルトが前記面ファスナーに係止されて、前記手の甲側部分と前記手の平側部分が前記手首の周りで連結されるようにされた、請求項4に記載の手指リハビリ用具。
【請求項6】
折り畳まれた前記手の平側部分を前記手の甲側部分で覆うようにして前記シート状本体を折り畳み、前記第1乃至第3連結手段のうちの少なくとも1つによって前記手の甲側部分と前記手の平側部分とを固定して収納形態に保持するようにされた、請求項4に記載の手指リハビリ用具。
【請求項7】
前記手の平側部分は、前記第2方向に4つ折りに折り畳み可能に構成されている、請求項1に記載の手指リハビリ用具。
【請求項8】
前記手の平側部分に配置された折り畳み保持用の面ファスナーをさらに備え、前記手の平側部分が4つ折りに折り畳まれたときに前記面ファスナーが前記手の平側部分の折り畳まれた部分を係止して前記手の平側部分を折り畳まれた状態に保持するようにされた、請求項7に記載の手指リハビリ用具。
【請求項9】
前記シート状本体が、前記第1気室に連通した空気供給口と、前記第1気室と前記第2気室とを連通する連通路と、をさらに有する、請求項1に記載の手指リハビリ用具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、拘縮した手のリハビリを行なうための手指リハビリ用具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、脳血管障害、脳外傷、脳性麻痺、脊髄損傷などの中枢神経系の疾患及び障害、並びに梢神経障害、関節、筋肉などの障害に伴う肢体の機能障害に対して、その機能を改善させるためにリハビリ運動を行うことがある。このリハビリ運動は、通常、医師や理学療法士が、曲がった状態のまま動きが悪くなって関節の固くなった患者の手指を強制的に開いたり閉じたりするようにして行なわれる。また、医師や理学療法士の負担を軽減するために、患者に対するリハビリ運動を自動的に行なうようにしたリハビリ用具も開発されている(特許文献1、特許文献2)。特許文献1のリハビリ用具は、風船状本体の上に、手全体を挿入する手袋状の挿入固定部又は各指を挿入するための複数の指挿入固定部を備え、挿入固定部又は指挿入固定部に患者の手指を挿入した状態で風船状本体に圧縮空気を供給することにより患者の曲がった指を開くようになっている。また、特許文献2のリハビリ用具は、気密性を有する袋を内包したカバーに、手指を挿入する挿入部、及び掌と手首をそれぞれ固定する固定部材を備えており、これら挿入部及び固定部材によって患者の手を固定した状態で袋に圧縮空気を供給することにより患者の曲がった指を開くようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-33604号公報
特開2010-284451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の従来のリハビリ用具においては、患者の手に装着する際に各指を対応する固定部材に挿入して固定する必要がある。しかしながら、このようなリハビリ用具を必要とする患者の手指は拘縮して曲がった状態となっており、曲がった指を一本一本開きながらリハビリ用具に装着していくのは煩雑な作業となり多くの時間を要するものとなる。また、患者の拘縮の程度によっては、装着するのに十分な位置にまで指を伸ばすことが困難な場合もある。
【0005】
そこで本発明は、患者の拘縮した手により簡単に装着できるようにした手指リハビリ用具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち本発明は、
第1方向に沿って並べて配置された手の甲側部分及び手の平側部分、並びに前記手の甲側部分に形成された第1気室及び前記手の平側部分に形成された第2気室を有するシート状本体と、
前記シート状本体に設けられ、前記第1方向での前記シート状本体の前記手の甲側部分にある一端部と前記手の平側部分にある他端部とを連結して前記シート状本体を手の周りで筒状とするようにされた第1連結手段と、
を備え、
前記手の平側部分は、前記第1方向に交差する第2方向に折り畳み可能に構成されており、
前記患者の手の周りに装着した状態で前記手の平側部分を折り畳んだ状態で患者の手の平と曲がった指との間に挿入し、前記手の甲側部分を前記患者の手の甲に被せて前記第1連結手段で前記一端部と前記他端部とを連結することにより、手の周りに装着可能とされ、
前記第1気室及び前記第2気室に圧縮空気を供給したときに、前記第1気室及び第2気室が膨脹して前記手の平側部分が折り畳まれた状態から展開し、前記患者の曲がった指が前記手の甲側部分と前記手の平側部分との間に挟まれて伸ばされるようにした、手指リハビリ用具を提供する。
【0007】
当該リハビリ用具においては、シート状本体の手の平側部分を折り畳んだ状態で患者の手の平と曲がった指との間に挿入して患者の手に装着するようになっているため、装着時に患者の指をほとんど開く必要がない。したがって、装着時に指を大きく開く必要のあった従来の物に比べて、患者の拘縮した手に対する装着を容易に行なうことが可能となる。
【0008】
また、
前記第1連結手段が、当該手指リハビリ用具を前記患者の手に装着したときに、前記手の親指と人差し指との間の位置となるように前記シート状本体に配置され、
前記シート状本体に設けられ、前記第1連結手段に隣接して配置された第2連結手段をさらに備え、
当該手指リハビリ用具が前記患者の手の周りに装着された状態で前記第1気室及び第2気室に圧縮空気を供給して前記手の平側部分が展開したときに、前記第2連結手段が前記シート状本体の前記一端部と前記他端部とを前記手の人差し指の周りで連結可能となるようにすることができる。
【0009】
このような構成とすることにより、指が、手の甲側部分と手の平側部分との間により確実に挟まれて、第1及び第2気室の膨脹時に曲がった指がより適切に伸ばされるようにすることが可能となる。
【0010】
また、前記第1連結手段及び前記第2連結手段が、それぞれ、前記手の甲側部分と前記手の平側部分に配置された一組の面ファスナーで構成されているようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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