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公開番号2024179318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098065
出願日2023-06-14
発明の名称アームレスト及び車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/75 20180101AFI20241219BHJP(車両一般)
要約【課題】乗員が手に持った携帯端末等が車両の衝突時に乗員の顔面等に当たることを防止する。
【解決手段】アームレスト20は、車両用シート10のシートバック14の側部14Aに基端部が連結され、乗員の肘を支持可能な第1アームレスト部22と、第1アームレスト部22の先端部に基端部が連結され、第1アームレスト部22の上面側に配置される格納位置と、第1アームレスト部22の先端部からシート前方斜め上方側で且つシート左右方向内側へ斜めに延びる展開位置との間で回転可能とされ、展開位置において乗員の手の甲を支持可能な第2アームレスト部24と、第1アームレスト部22の先端部に搭載され、作動することで乗員の頭部の前方にエアバッグ32を膨張展開させるエアバッグ装置30と、を備える。
【選択図】図5A
特許請求の範囲【請求項1】
車両用シートのシートバックの側部に基端部が連結され、乗員の肘を支持可能な第1アームレスト部と、
前記第1アームレスト部の先端部に基端部が連結され、前記第1アームレスト部の上面側に配置される格納位置と、前記第1アームレスト部の先端部からシート前方斜め上方側で且つシート左右方向内側へ斜めに延びる展開位置との間で回転可能とされ、前記展開位置において前記乗員の手の甲を支持可能な第2アームレスト部と、
前記第1アームレスト部の先端部に搭載され、作動することで前記乗員の頭部の前方にエアバッグを膨張展開させるエアバッグ装置と、
を備えたアームレスト。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記第1アームレスト部に対する前記第2アームレスト部の位置を検出する検出部と、
前記検出部の検出結果に基づき前記第2アームレスト部が前記展開位置に位置すると判断している状態で車両の衝突が検知された場合、前記エアバッグ装置を作動させる制御部と、
を備えた請求項1に記載のアームレスト。
【請求項3】
前記シートバックの左側に設けられる前記第1アームレスト部、前記第2アームレスト部、前記エアバッグ装置及び前記検出部と、
前記シートバックの右側に設けられる前記第1アームレスト部、前記第2アームレスト部、前記エアバッグ装置及び前記検出部と、
を備え、
前記制御部は、左右の前記検出部の検出結果に基づき左右の前記第2アームレスト部の両方が前記展開位置に位置すると判断している状態で車両の衝突が検知された場合、左右の前記エアバッグ装置の何れか一方のみを作動させる請求項2に記載のアームレスト。
【請求項4】
前記制御部は、左右の前記検出部の検出結果に基づき左右の前記第2アームレスト部の一方が他方よりも先に前記展開位置へ回転されたと判断した場合、車両の衝突が検知された際に前記一方の前記第2アームレスト部が配置された側の前記エアバッグ装置のみを作動させる請求項3に記載のアームレスト。
【請求項5】
前記検出部は、前記第2アームレスト部の基端面が前記第1アームレスト部の先端面に接触することで、前記第2アームレスト部が前記展開位置に位置することを検出する請求項2又は請求項3に記載のアームレスト。
【請求項6】
前記エアバッグの膨張展開状態の形状は、シート前後方向視で略逆涙滴型をなし且つシート前後方向に扁平状をなすように設定されている請求項1又は請求項2に記載のアームレスト。
【請求項7】
乗員が着座するシートクッションと、
前記乗員の背部を支持するシートバックと、
前記シートバックの側部に前記第1アームレスト部の基端部が連結された請求項1又は請求項2に記載のアームレストと、
を備えた車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関し、特にアームレストに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された車両用シートのアームレストは、アームレスト本体の高さ及びアームレスト本体の上面の傾斜角度の双方を調整可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-226999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、スマートフォンやタブレット等の携帯端末が普及しているため、例えば車内において、乗員がアームレストに肘を置いた状態で、手に持った携帯端末の画面を見る機会が増えてきている。しかしながら、乗員が手に持った携帯端末等が車両の衝突時に乗員の顔面や頭部に当たる虞がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、乗員が手に持った携帯端末等が車両の衝突時に乗員の顔面等に当たることの防止に寄与するアームレスト及び車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のアームレストは、車両用シートのシートバックの側部に基端部が連結され、乗員の肘を支持可能な第1アームレスト部と、前記第1アームレスト部の先端部に基端部が連結され、前記第1アームレスト部の上面側に配置される格納位置と、前記第1アームレスト部の先端部からシート前方斜め上方側で且つシート左右方向内側へ斜めに延びる展開位置との間で回転可能とされ、前記展開位置において前記乗員の手の甲を支持可能な第2アームレスト部と、前記第1アームレスト部の先端部に搭載され、作動することで前記乗員の頭部の前方にエアバッグを膨張展開させるエアバッグ装置と、を備えている。
【0007】
第1の態様のアームレストでは、乗員の肘を支持可能な第1アームレスト部の基端部が、車両用シートのシートバックの側部に連結される。第1アームレスト部の先端部には、第2アームレスト部の基端部が連結されている。第2アームレスト部は、第1アームレスト部の上面側に配置される格納位置と、第1アームレスト部の先端部からシート前方斜め上方側で且つシート左右方向内側へ斜めに延びる展開位置との間で回転可能とされており、展開位置において乗員の手の甲を支持可能とされている。第1アームレスト部の先端部には、エアバッグ装置が搭載されている。このエアバッグ装置は、作動することで乗員の頭部の前方にエアバッグを膨張展開させる。このため、乗員が携帯端末等を持つ手を第2アームレスト部に支持させている状態で車両が衝突した場合に、上記のエアバッグ装置を作動させるようにすれば、上記の携帯端末等が乗員の顔面等に当たることを防止可能となる。
【0008】
第2の態様のアームレストは、第1の態様において、前記第1アームレスト部に対する前記第2アームレスト部の位置を検出する検出部と、前記検出部の検出結果に基づき前記第2アームレスト部が前記展開位置に位置すると判断している状態で車両の衝突が検知された場合、前記エアバッグ装置を作動させる制御部と、を備えている。
【0009】
第2の態様のアームレストでは、検出部は、第1アームレスト部に対する第2アームレスト部の位置を検出する。制御部は、検出部の検出結果に基づき第2アームレスト部が展開位置に位置すると判断している状態で車両の衝突が検知された場合、エアバッグ装置を作動させる。つまり、第2アームレスト部が展開位置に位置する状態では、乗員が携帯端末等を持つ手を第2アームレスト部に支持させている蓋然性が高いため、車両の衝突が検知された場合に制御部によってエアバッグ装置が作動される。
【0010】
第3の態様のアームレストは、第2の態様において、前記シートバックの左側に設けられる前記第1アームレスト部、前記第2アームレスト部、前記エアバッグ装置及び前記検出部と、前記シートバックの右側に設けられる前記第1アームレスト部、前記第2アームレスト部、前記エアバッグ装置及び前記検出部と、を備え、前記制御部は、左右の前記検出部の検出結果に基づき左右の前記第2アームレスト部の両方が前記展開位置に位置すると判断している状態で車両の衝突が検知された場合、左右の前記エアバッグ装置の何れか一方のみを作動させる。
(【0011】以降は省略されています)

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