TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024178738
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023097111
出願日
2023-06-13
発明の名称
表示装置、表示装置の製造方法および製造装置
出願人
株式会社ジャパンディスプレイ
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
H10K
59/122 20230101AFI20241218BHJP()
要約
【課題】 表示領域に設けられた配線と表示素子の上電極を良好に接続可能な構成を提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、表示装置は、基板と、基板の上方に配置された下電極と、下電極と重なる画素開口を有するリブと、リブの上に配置された導電性の下部および下部の側面から突出した上部を有する隔壁と、画素開口を通じて前記下電極に接触した有機層と、有機層を覆い、隔壁の前記下部に接触する上電極とを備える。隔壁は、画素開口を挟むように配置された第1隔壁および第2隔壁を有する。第1隔壁の上部は、有機層および上電極と重なる第1端部を有する。第2隔壁の上部は、有機層および上電極と重なる第2端部を有する。第1端部の直下における有機層の厚さは、第2端部の直下における有機層の厚さよりも小さい。第1端部の直下における上電極の厚さは、第2端部の直下における上電極の厚さよりも大きい。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板の上方に配置された下電極と、
前記下電極と重なる画素開口を有するリブと、
前記リブの上に配置された導電性の下部および前記下部の側面から突出した上部を有する隔壁と、
前記画素開口を通じて前記下電極に接触し、電圧の印加に応じて発光する有機層と、
前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触する上電極と、
を備え、
前記隔壁は、前記画素開口を挟むように配置された第1隔壁および第2隔壁を有し、
前記第1隔壁の前記上部は、前記有機層および前記上電極と重なる第1端部を有し、
前記第2隔壁の前記上部は、前記有機層および前記上電極と重なる第2端部を有し、
前記第1端部の直下における前記有機層の厚さは、前記第2端部の直下における前記有機層の厚さよりも小さく、
前記第1端部の直下における前記上電極の厚さは、前記第2端部の直下における前記上電極の厚さよりも大きい、
表示装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1隔壁の前記下部と前記有機層との接触面積は、前記第2隔壁の前記下部と前記有機層との接触面積よりも小さい、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1隔壁の前記下部と前記上電極との接触面積は、前記第2隔壁の前記下部と前記上電極との接触面積よりも大きい、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記有機層は、第1層と、前記第1層の上の第2層とを有し、
前記第1層は、前記第1隔壁および前記第2隔壁の前記下部と離間しており、
前記第2層は、少なくとも前記第2隔壁の前記下部と接触している、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1層は、正孔注入層を含み、
前記第2層は、発光層を含む、
請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記上電極を覆うキャップ層をさらに備える、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記キャップ層、前記第1隔壁および前記第2隔壁を連続的に覆う封止層をさらに備える、
請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記下部は、
前記リブの上に配置された導電性のボトム層と、
前記ボトム層の上に配置された軸層と、
を含み、
前記上電極は、少なくとも前記第1隔壁の前記下部の前記ボトム層に接触している、
請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項9】
前記ボトム層の端部は、前記軸層の側面から突出している、
請求項8に記載の表示装置。
【請求項10】
下電極と、前記下電極と重なる画素開口を有するリブと、前記リブの上に配置された導電性の下部および前記下部の側面から突出した上部を有する隔壁と、を含む基板を用意し、
前記画素開口を通じて前記下電極に接触し、電圧の印加に応じて発光する有機層を蒸着によって形成し、
前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触する上電極を蒸着によって形成する、
ことを含み、
前記有機層は、第1薄膜を含み、
前記第1薄膜の形成に用いられる第1蒸着源が気化された材料を放出する第1蒸着方向は、前記基板の法線方向に対して傾斜しており、
前記上電極の形成に用いられる第2蒸着源が気化された材料を放出する第2蒸着方向は、前記法線方向に対して前記第1蒸着方向とは逆向きに傾斜している、
表示装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置、表示装置の製造方法および製造装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用した表示装置が実用化されている。この表示素子は、下電極と、下電極を覆う有機層と、有機層を覆う上電極とを備えている。各表示素子の上電極には、表示領域に配置された配線を通じて共通電圧が印加される。
【0003】
有機層および上電極は、上記配線が設けられた基板に対して蒸着によって形成される。この場合において、先に形成される有機層により、上電極と配線の接続が阻害される可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-195677号公報
特開2004-207217号公報
特開2008-135325号公報
特開2009-32673号公報
特開2010-118191号公報
国際公開第2018/179308号
米国特許出願公開第2022/0077251号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、表示領域に設けられた配線と表示素子の上電極を良好に接続可能な表示装置、表示装置の製造方法および製造装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
概して、実施形態によれば、表示装置は、基板と、前記基板の上方に配置された下電極と、前記下電極と重なる画素開口を有するリブと、前記リブの上に配置された導電性の下部および前記下部の側面から突出した上部を有する隔壁と、前記画素開口を通じて前記下電極に接触し、電圧の印加に応じて発光する有機層と、前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触する上電極と、を備えている。前記隔壁は、前記画素開口を挟むように配置された第1隔壁および第2隔壁を有している。前記第1隔壁の前記上部は、前記有機層および前記上電極と重なる第1端部を有している。前記第2隔壁の前記上部は、前記有機層および前記上電極と重なる第2端部を有している。前記第1端部の直下における前記有機層の厚さは、前記第2端部の直下における前記有機層の厚さよりも小さい。さらに、前記第1端部の直下における前記上電極の厚さは、前記第2端部の直下における前記上電極の厚さよりも大きい。
【0007】
また、実施形態によれば、表示装置の製造方法は、下電極、前記下電極と重なる画素開口を有するリブ、および、前記リブの上に配置された導電性の下部および前記下部の側面から突出した上部を有する隔壁を含む基板を用意し、前記画素開口を通じて前記下電極に接触し、電圧の印加に応じて発光する有機層を蒸着によって形成し、前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触する上電極を蒸着によって形成する、ことを含む。さらに、前記有機層は、第1薄膜を含む。
【0008】
実施形態の一つの観点によれば、前記第1薄膜の形成に用いられる第1蒸着源が気化された材料を放出する第1蒸着方向は、前記基板の法線方向に対して傾斜している。さらに、前記上電極の形成に用いられる第2蒸着源が気化された材料を放出する第2蒸着方向は、前記法線方向に対して前記第1蒸着方向とは逆向きに傾斜している。
【0009】
実施形態の他の観点によれば、前記第1薄膜の形成に用いられる第1蒸着源は、第1蒸着方向に気化された材料を放出する第1ノズルと、前記第1ノズルよりも突出した第1シールドと、を備えている。前記上電極の形成に用いられる第2蒸着源は、第2蒸着方向に気化された材料を放出する第2ノズルを備えている。前記第2蒸着方向は、前記基板の法線方向に対して第1側方に傾斜している。さらに、前記第1シールドは、前記第1ノズルの前記第1側方における高さが、前記第1側方の反対側の第2側方における高さよりも大きい形状を有している。
【0010】
また、実施形態によれば、表示装置の製造装置は、下電極、前記下電極と重なる画素開口を有するリブ、および、前記リブの上に配置された導電性の下部および前記下部の側面から突出した上部を有する隔壁を含む基板に対し、前記画素開口を通じて前記下電極に接触するとともに電圧の印加に応じて発光する有機層を形成する第1蒸着装置と、前記有機層を覆うとともに前記隔壁の前記下部に接触する上電極を前記基板に対して形成する第2蒸着装置と、を備えている。前記有機層は、第1薄膜を含む。前記第1蒸着装置は、前記第1薄膜の形成に用いられる第1蒸着源を備えている。前記第2蒸着装置は、前記上電極の形成に用いられる第2蒸着源を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
マグネデザイン株式会社
GSR素子の製造方法
28日前
TDK株式会社
音響デバイス
28日前
個人
発電装置及びそれを用いる発電システム
7日前
株式会社東芝
電子回路及び計算装置
1か月前
キヤノン株式会社
有機発光素子
21日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
21日前
キオクシア株式会社
メモリデバイス
7日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス、発光装置、電子機器
1か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
21日前
株式会社ジャパンディスプレイ
表示装置
1か月前
株式会社ジャパンディスプレイ
表示装置
27日前
株式会社リコー
光電変換素子、電子機器、及び電源モジュール
22日前
キオクシア株式会社
半導体装置およびその製造方法
29日前
日本電気株式会社
複合材料、ボロメータ、及び複合材料形成方法
9日前
キオクシア株式会社
半導体装置およびその製造方法
28日前
セイコーエプソン株式会社
電気光学装置及び電子機器
28日前
住友化学株式会社
組成物及びそれを含有する発光素子
21日前
国立大学法人神戸大学
圧電材料および圧電デバイス
28日前
株式会社アイシン
太陽電池の電子輸送層及び太陽電池の製造方法
14日前
株式会社ジャパンディスプレイ
表示装置の製造装置
7日前
エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
発光表示装置
1か月前
株式会社アイシン
ホール輸送材料及びホール輸送材料を用いた太陽電池
9日前
株式会社半導体エネルギー研究所
記憶装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光素子
7日前
株式会社アイシン
ホール輸送材料及びホール輸送材料を用いた太陽電池
9日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
照明装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光素子
16日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光素子
14日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
28日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
20日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
14日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
14日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
14日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
7日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る