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公開番号
2024177364
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2024173977,2024016208
出願日
2024-10-03,2019-11-22
発明の名称
半導体装置
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
H10B
12/00 20230101AFI20241212BHJP()
要約
【課題】ゲインセル型のメモリセルを有し、単位面積あたりに記憶できるデータ量が多い
記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体基板に形成されたトランジスタを用いて、記憶装置の周辺回路を構成
し、薄膜トランジスタを用いて、記憶装置のメモリセルを構成する。メモリセルが構成さ
れた薄膜トランジスタを含む層を、前記半導体基板の上方に複数積層して設けることで、
単位面積あたりに記憶できるデータ量を増やすことができる。また、薄膜トランジスタと
して、オフ電流が非常に小さいOSトランジスタを用いることで、電荷を蓄積する容量素
子の容量を小さくできる。すなわち、メモリセルの面積を小さくできる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体基板と、
第1の層乃至第lの層(lは1以上の整数)と、
前記第1の層の側面乃至前記第lの層の側面のそれぞれ及び前記第lの層の上面を覆う一の第1の絶縁体と、
第2の絶縁体と、
導電体と、
を有し、
前記半導体基板には、前記半導体基板に形成されたトランジスタを用いて、周辺回路が構成され、
前記第k(kは1以上l以下の整数)の層には、前記第kの層に形成された薄膜トランジスタを用いて、メモリセルアレイが構成され、
前記周辺回路は、第1のワード線ドライバ回路乃至第lのワード線ドライバ回路と、ビット線ドライバ回路とを有し、
前記第kの層に構成された前記メモリセルアレイは、前記第kのワード線ドライバ回路と電気的に接続され、
前記メモリセルアレイは、それぞれ、前記ビット線ドライバ回路と電気的に接続され、
前記メモリセルアレイは、それぞれ、複数のメモリセルを有し、
前記メモリセルは、第1の前記薄膜トランジスタと、第2の前記薄膜トランジスタとを有し、
前記第1の層は、前記半導体基板の上方に積層して設けられ、
前記第j(jは2以上l以下の整数)の層は、前記第j-1の層の上方に積層して設けられ、
前記第1の絶縁体は、窒化シリコンまたは窒化酸化シリコンを含み、
前記第1の絶縁体及び前記第2の絶縁体は、前記トランジスタの上方に配置され、
前記第2の絶縁体の膜厚は、前記第2の層乃至前記第lの層を積層した厚さよりも大きく、
前記第1の絶縁体及び前記第2の絶縁体がそれぞれ有する開口部には、前記トランジスタと電気的に接続された前記導電体が埋め込まれており、
前記第1の層の側面乃至前記第lの層の側面のそれぞれは、前記第1の絶縁体及び前記第2の絶縁体を介して、前記導電体と重なりを有する、
半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一形態は、記憶装置に関する。特に、半導体特性を利用することで機能しうる記
憶装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【0002】
また、本発明の一形態は、半導体装置に関する。本明細書等において、半導体装置とは、
半導体特性を利用することで機能しうる装置全般を指す。例えば、集積回路、集積回路を
備えたチップや、パッケージにチップを収納した電子部品、集積回路を備えた電子機器は
、半導体装置の一例である。
【0003】
なお、本発明の一形態は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明の
技術分野は、物、方法、または、製造方法に関するものである。または、本発明の一形態
は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マ
ター)に関するものである。
【背景技術】
【0004】
DRAM(Dynamic Random Access Memory)は、各種電子
機器に内蔵される記憶装置(メモリともいう)として広く用いられている。DRAMのメ
モリセルは、1個のトランジスタと1個の容量素子で構成され、DRAMは容量素子に電
荷を蓄積することでデータを記憶するメモリである。
【0005】
DRAMのメモリセルを、2個のトランジスタと1個の容量素子で構成してもよい。蓄積
した電荷を近くのトランジスタで増幅することで、容量素子の容量が小さい場合でも、メ
モリとしての動作を行うことができる(以後、ゲインセル型のメモリセルという)。
【0006】
また、トランジスタのチャネルが形成される領域(以下、チャネル形成領域ともいう)に
金属酸化物を有するトランジスタ(酸化物半導体トランジスタ、OSトランジスタともい
う)が近年注目されている。OSトランジスタは、トランジスタがオフ状態にあるときの
ドレイン電流(オフ電流ともいう)が非常に小さいため、DRAMのメモリセルに用いる
ことで、容量素子に蓄積した電荷を長時間にわたって保持することができる。
【0007】
OSトランジスタは薄膜トランジスタであるため、積層して設けることができる。例えば
、単結晶シリコン基板に形成されたSiトランジスタを用いて第1の回路を構成し、その
上方にOSトランジスタを用いて第2の回路を構成することができる。OSトランジスタ
をDRAMに用いることで、例えば、第1の回路として駆動回路や制御回路などの周辺回
路、第2の回路としてメモリセルを構成することができ、DRAMのチップ面積を削減す
ることができる。
【0008】
特許文献1には、周辺回路を構成した半導体基板上に、OSトランジスタを用いた複数の
メモリセルを有する半導体装置の例が開示されている。特許文献2には、OSトランジス
タとOSトランジスタ以外のトランジスタ(例えば、Siトランジスタ)を、ゲインセル
型のメモリセル(容量素子は省略してもよい)に用いた例が開示されている。
【0009】
なお、本明細書等では、OSトランジスタを用いたゲインセル型のメモリセルを有する記
憶装置または半導体装置を、NOSRAM(登録商標、Nonvolatile Oxi
de Semiconductor Random Access Memory)と呼
ぶ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2012-256820号公報
特開2012-256400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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