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公開番号
2024166702
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082994
出願日
2023-05-19
発明の名称
表示装置
出願人
株式会社ジャパンディスプレイ
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
H10K
59/121 20230101AFI20241122BHJP()
要約
【課題】 透光性に優れた表示装置を提供する。
【解決手段】 実施形態に係る表示装置は、複数の副画素を含む表示領域と、導電性の下部と、前記下部の側面から突出する上部とを含み、前記複数の副画素の各々を囲う隔壁と、を備えている。前記複数の副画素の各々は、下電極と、前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する有機層と、前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触した上電極と、を含む。前記表示領域は、隣り合う2つの前記副画素の前記下電極の間に位置する透過領域を有している。さらに、前記隔壁は、前記透過領域を囲っている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の副画素を含む表示領域と、
導電性の下部と、前記下部の側面から突出する上部とを含み、前記複数の副画素の各々を囲う隔壁と、
を備え、
前記複数の副画素の各々は、
下電極と、
前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する有機層と、
前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触した上電極と、
を含み、
前記表示領域は、隣り合う2つの前記副画素の前記下電極の間に位置する透過領域を有し、
前記隔壁は、前記透過領域を囲っている、
表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記複数の副画素は、第1色を表示する複数の第1副画素を含み、
前記透過領域は、隣り合う2つの前記第1副画素の前記下電極の間に位置している、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記複数の副画素は、前記第1色と異なる第2色を表示する複数の第2副画素と、前記第1色および前記第2色と異なる第3色を表示する複数の第3副画素と、をさらに含み、
前記第1副画素の開口率は、前記第2副画素の開口率および前記第3副画素の開口率よりも大きい、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第1色は青色であり、前記第2色は緑色であり、前記第3色は赤色である、
請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示領域は、複数の前記第1副画素および前記透過領域をそれぞれ含む第1列および第2列を有し、
前記第1列および前記第2列は、第1方向に並び、
前記第1列および前記第2列の各々において、前記複数の第1副画素は、前記第1方向と交差する第2方向に並び、
前記第1列の前記透過領域の位置と、前記第2列の前記透過領域の位置とが、前記第2方向においてずれている、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1副画素は、前記隔壁により囲われた第1領域に配置され、
前記透過領域は、前記第1領域よりも小さい、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項7】
第1方向における前記透過領域の幅は、前記第1方向における前記第1領域の幅と同等であり、
前記第1方向と交差する第2方向における前記透過領域の幅は、前記第2方向における前記第1領域の幅よりも小さい、
請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第2方向における前記透過領域の幅は、前記第1領域と前記透過領域の間に位置する前記隔壁の前記第2方向における幅よりも大きい、
請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記複数の副画素の各々において前記下電極と重なる画素開口を有するリブをさらに有し、
前記隔壁は、前記リブの上に配置され、
前記透過領域は、前記リブと重なっている、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記透過領域に前記有機層および前記上電極が配置されていない、
請求項1に記載の表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用した表示装置が実用化されている。この表示素子は、下電極と、下電極を覆う有機層と、有機層を覆う上電極とを備えている。各表示素子の上電極には、表示領域に配置された配線を通じて共通電圧が印加される。
【0003】
表示装置に透光性が求められることがある。しかしながら、上記配線が金属などの遮光性を有する材料で形成されていると、表示装置の透光性が大幅に低下し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-195677号公報
特開2004-207217号公報
特開2008-135325号公報
特開2009-32673号公報
特開2010-118191号公報
国際公開第2018/179308号
米国特許出願公開第2022/0077251号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、透光性に優れた表示装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
概して、実施形態に係る表示装置は、複数の副画素を含む表示領域と、導電性の下部と前記下部の側面から突出する上部とを含み、前記複数の副画素の各々を囲う隔壁と、を備えている。前記複数の副画素の各々は、下電極と、前記下電極を覆い、電圧の印加に応じて発光する有機層と、前記有機層を覆い、前記隔壁の前記下部に接触した上電極と、を含む。前記表示領域は、隣り合う2つの前記副画素の前記下電極の間に位置する透過領域を有している。さらに、前記隔壁は、前記透過領域を囲っている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る表示領域の概略的な平面図である。
図3は、図2において鎖線枠IIIで囲った領域を拡大した概略的な平面図である。
図4は、図3中のIV-IV線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図5は、図3中のV-V線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図6は、第2実施形態に係る表示装置の表示領域の概略的な平面図である。
図7は、第3実施形態に係る表示装置の表示領域の概略的な平面図である。
図8は、図7において鎖線枠VIIIで囲った領域を拡大した概略的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
いくつかの実施形態について図面を参照しながら説明する。
開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【0009】
なお、図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を記載する。X軸に沿った方向をX方向と称し、Y軸に沿った方向をY方向と称し、Z軸に沿った方向をZ方向と称する。Z方向は、X方向XとY方向を含む平面に対して法線方向である。また、Z方向と平行に各種要素を見ることを平面視という。
【0010】
各実施形態に係る表示装置は、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置であり、テレビ、パーソナルコンピュータ、車載機器、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話端末、ウェアラブル端末等の各種の電子機器に搭載され得る。
(【0011】以降は省略されています)
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