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公開番号2024177556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2024177643,2021012090
出願日2024-10-10,2021-01-28
発明の名称エンジン作業機
出願人株式会社やまびこ,追浜工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F02P 5/145 20060101AFI20241212BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】 エンジンを円滑に減速させることができるエンジン作業機を提供する。
【解決手段】 シリンダ内を往復移動可能なピストンと、前記ピストンによって画定される燃焼室と、を有する内燃エンジンと、前記燃焼室の混合気を着火させる点火プラグと、前記内燃エンジンの回転数を検出する検出部と、検出回転数によって前記点火プラグの点火時期を制御する制御部であって、目標回転数と検出回転数との偏差から点火時期を決定するフィードバック制御が実行可能であり、検出回転数が所定の減速条件を満たしたときに、前記フィードバック制御を実行する、制御部と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
シリンダ内を往復移動可能なピストンと、前記ピストンによって画定される燃焼室と、を有する内燃エンジンと、
前記燃焼室の混合気を着火させる点火プラグと、
前記内燃エンジンの回転数を検出する検出部と、
検出回転数によって前記点火プラグの点火時期を制御する制御部であって、検出回転数が所定の減速条件を満たしたときに、マップ値に基づいて制御するマップ制御から、目標回転数と検出回転数との偏差から点火時期を決定するフィードバック制御に切り替え、前記内燃エンジンの回転数が所定の回転数条件を満たしたときに、前記マップ制御に戻す制御部と、を備えるエンジン作業機。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
所定の減速条件は、検出回転数が、所定の回転数より小さくなったこと、又は、前記内燃エンジンの回転数が、所定の回転数範囲内になったことが含まれる、請求項1に記載のエンジン作業機。
【請求項3】
前記制御部は、検出回転数が所定のクラッチイン回転数よりも高い回転数であるときに、前記フィードバック制御を実行する、請求項1又は2に記載のエンジン作業機。
【請求項4】
前記フィードバック制御は、目標回転数に向けて実行される、請求項1から3のいずれかに記載のエンジン作業機。
【請求項5】
前記目標回転数は、目標アイドル回転数である、請求項4に記載のエンジン作業機。
【請求項6】
前記目標回転数は、目標減速回転数である、請求項4に記載のエンジン作業機。
【請求項7】
前記フィードバック制御は、PI制御を含む、請求項1から6のいずれかに記載のエンジン作業機。
【請求項8】
前記制御部は、前記フィードバック制御実行中に、検出回転数が、所定の閾値よりも小さくなったときには、前記フィードバック制御を解除する、請求項1から7のいずれかに記載のエンジン作業機。
【請求項9】
前記制御部は、前記フィードバック制御実行中に、検出回転数が、所定の閾値よりも小さくなってから、所定時間が経過したとき又は所定のエンジン回転量に到達したときの少なくとも一つの条件が満たされたときには、前記フィードバック制御を解除する、請求項1から7のいずれかに記載のエンジン作業機。
【請求項10】
前記制御部は、前記フィードバック制御を解除した後に、検出回転数が、アイドル上限速度よりも大きくなったときには、前記燃焼室に供給する燃料を増加させる、請求項8又は9に記載のエンジン作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
エンジンの回転数を制御するエンジン作業機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
減速時にアイドル回転数に移行させるためにクラッチイン回転数よりも下側の領域で減速を検知して遅側に調整するエンジン制御が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
減速時にアイドル回転数に移行させるためにクラッチイン回転数以上の回転数で減速を検知して遅角側に調整するエンジン制御が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第9109569号公報
米国特許第9188066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した従来のエンジン制御は、減速を検知したときには、遅角側にするものであった。しかしながら、減速時には、エンジンの回転数が変動しやすく、エンジンの回転数の変動に応じて十分に円滑に減速させることが困難であった。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、円滑に減速させることができるエンジン作業機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるエンジン作業機の特徴は、
シリンダ内を往復移動可能なピストンと、前記ピストンによって画定される燃焼室と、を有する内燃エンジンと、
前記燃焼室の混合気を着火させる点火プラグと、
前記内燃エンジンの回転数を検出する検出部と、
検出回転数によって前記点火プラグの点火時期を制御する制御部であって、検出回転数が所定の減速条件を満たしたときに、マップ値に基づいて制御するマップ制御から、目標回転数と検出回転数との偏差から点火時期を決定するフィードバック制御に切り替え、前記内燃エンジンの回転数が所定の回転数条件を満たしたときに、前記マップ制御に戻す制御部と、を備えることである。
【発明の効果】
【0008】
エンジンを円滑に減速させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態の一例による内燃エンジン10の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の一例によるエンジン制御処理を示すフローチャートである。
本実施の形態の一例によるエンジン制御処理を示すフローチャートである。
本実施の形態の一例による燃料が薄い場合(リーンカムダウン)のエンジンの状態を示すタイムチャートである。
本実施の形態の一例による燃料が濃い場合(リッチカムダウン)のエンジンの状態を示すタイムチャートである。
本実施の形態の一例による目標減速回転数に向けた点火タイミングのPI制御をした場合のエンジンの状態を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<<第1の実施の態様>>
第1の実施の態様によれば、
シリンダ内を往復移動可能なピストンと、前記ピストンによって画定される燃焼室と、を有する内燃エンジンと、
前記燃焼室の混合気を着火させる点火プラグと、
前記内燃エンジンの回転数を検出する検出部と、
検出回転数によって前記点火プラグの点火時期を制御する制御部であって、目標回転数と検出回転数との偏差から点火時期を決定するフィードバック制御が実行可能であり、検出回転数が所定の減速条件を満たしたときに、前記フィードバック制御を実行する、制御部と、を備えるエンジン作業機が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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