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公開番号2024176212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094592
出願日2023-06-08
発明の名称半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法
出願人富士通セミコンダクターメモリソリューション株式会社
代理人個人,個人
主分類H10B 53/00 20230101AFI20241212BHJP()
要約【課題】疲労特性及びインプリント特性を向上することができる半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、トランジスタと、前記トランジスタに接続された強誘電体キャパシタと、を有し、前記強誘電体キャパシタは、一方が前記トランジスタに接続された第1電極及び第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられたPZT系の第1強誘電体膜と、前記第1電極と前記第1強誘電体膜との間に設けられたPZT系の第2強誘電体膜と、を有し、前記第2強誘電体膜は、La、Ca、Ir若しくはRu又はこれらの任意の組み合わせと、Srとを添加物として含み、前記第1強誘電体膜におけるLa、Ca、Ir、Ru及びSrの各々の濃度は、前記第2強誘電体膜におけるLa、Ca、Ir、Ru及びSrの各々の濃度よりも低い。半導体記憶装置は、例えば不揮発性メモリとして使用することができる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
トランジスタと、
前記トランジスタに接続された強誘電体キャパシタと、
を有し、
前記強誘電体キャパシタは、
一方が前記トランジスタに接続された第1電極及び第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に設けられたPZT系の第1強誘電体膜と、
前記第1電極と前記第1強誘電体膜との間に設けられたPZT系の第2強誘電体膜と、
を有し、
前記第2強誘電体膜は、La、Ca、Ir若しくはRu又はこれらの任意の組み合わせと、Srとを添加物として含み、
前記第1強誘電体膜におけるLa、Ca、Ir、Ru及びSrの各々の濃度は、前記第2強誘電体膜におけるLa、Ca、Ir、Ru及びSrの各々の濃度よりも低い半導体記憶装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第2強誘電体膜の厚さは、0.5nm以上10nm以下である請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記第1強誘電体膜におけるTi含有量に対するZr含有量の比は、前記第2強誘電体膜におけるTi含有量に対するZr含有量の比よりも大きい請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記第2電極と前記第1強誘電体膜との間に設けられたPZT系の第3強誘電体膜を有し、
前記第3強誘電体膜は、La、Ca、Ir若しくはRu又はこれらの任意の組み合わせと、Srとを添加物として含み、
前記第1強誘電体膜におけるLa、Ca、Ir、Ru及びSrの各々の濃度は、前記第3強誘電体膜におけるLa、Ca、Ir、Ru及びSrの各々の濃度よりも低い請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記第3強誘電体膜の厚さは、0.5nm以上10nm以下である請求項4に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記第1強誘電体膜におけるTi含有量に対するZr含有量の比は、前記第2強誘電体膜におけるTi含有量に対するZr含有量の比よりも大きい請求項4に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
前記第1強誘電体膜は、La、Ca、Ir、Ru及びSrを含まない請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
【請求項8】
トランジスタを形成する工程と、
前記トランジスタに接続される強誘電体キャパシタを形成する工程と、
を有し、
前記強誘電体キャパシタを形成する工程は、
一方が前記トランジスタに接続される第1電極及び第2電極を形成する工程と、
前記第1電極と前記第2電極との間にPZT系の第1強誘電体膜を形成する工程と、
前記第1電極と前記第1強誘電体膜との間にPZT系の第2強誘電体膜を形成する工程と、
を有し、
前記第2強誘電体膜は、La、Ca、Ir若しくはRu又はこれらの任意の組み合わせと、Srとを添加物として含み、
前記第1強誘電体膜におけるLa、Ca、Ir、Ru及びSrの各々の濃度は、前記第2強誘電体膜におけるLa、Ca、Ir、Ru及びSrの各々の濃度よりも低い半導体記憶装置の製造方法。
【請求項9】
前記強誘電体キャパシタを形成する工程において、
前記第1電極が前記トランジスタに接続され、
前記第1電極が形成された後に、前記第1電極の上に前記第2強誘電体膜がアモルファス状に形成され、
前記第2強誘電体膜がアモルファス状に形成された後に、アニールにより前記第2強誘電体膜が結晶化され、
前記第2強誘電体膜が結晶化された後に、前記第2強誘電体膜の上に前記第1強誘電体膜が形成され、
前記第1強誘電体膜が形成された後に、前記第1強誘電体膜の上に前記第2電極が形成される請求項8に記載の半導体記憶装置の製造方法。
【請求項10】
前記強誘電体キャパシタを形成する工程において、
前記第1電極が前記トランジスタに接続され、
前記第1電極が形成された後に、前記第1電極の上に前記第1強誘電体膜が形成され、
前記第1強誘電体膜が形成された後に、前記第1強誘電体膜の上に前記第2強誘電体膜がアモルファス状に形成され、
前記第2強誘電体膜が形成された後に、前記第2強誘電体膜の上に前記第2電極が形成され、
前記第2電極が形成された後に、アニールにより前記第2強誘電体膜が結晶化される請求項8に記載の半導体記憶装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
半導体記憶装置の一つとして、強誘電体キャパシタを備えた強誘電体メモリが知られている。強誘電体キャパシタの一例では、上部電極と下部電極との間に、添加物を含まないPZT膜と、La等の添加物を含むPZT系膜とが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-335596号公報
特開2007-103722号公報
特表2008-522426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、強誘電体キャパシタに対して疲労特性及びインプリント特性の向上の要請が高まっている。
【0005】
本開示の目的は、疲労特性及びインプリント特性を向上することができる半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態によれば、トランジスタと、前記トランジスタに接続された強誘電体キャパシタと、を有し、前記強誘電体キャパシタは、一方が前記トランジスタに接続された第1電極及び第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられたPZT系の第1強誘電体膜と、前記第1電極と前記第1強誘電体膜との間に設けられたPZT系の第2強誘電体膜と、を有し、前記第2強誘電体膜は、La、Ca、Ir若しくはRu又はこれらの任意の組み合わせと、Srとを添加物として含み、前記第1強誘電体膜におけるLa、Ca、Ir、Ru及びSrの各々の濃度は、前記第2強誘電体膜におけるLa、Ca、Ir、Ru及びSrの各々の濃度よりも低い半導体記憶装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、疲労特性及びインプリント特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す断面図(その1)である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す断面図(その2)である。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す断面図(その3)である。
第2実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
第2実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す断面図(その1)である。
第2実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す断面図(その2)である。
第3実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
第3実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す断面図(その1)である。
第3実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す断面図(その2)である。
試料No.1の構成を示す断面図である。
試料No.2の構成を示す断面図である。
第1試験における分極特性の測定結果を示す図である。
ヒステリシスループの一例を示す図である。
第1試験における疲労特性の測定結果を示す図である。
第1試験におけるインプリント特性の測定結果を示す図である。
第1試験におけるリーク電流の測定結果を示す図である。
第2試験における分極特性の測定結果を示す図である。
第2試験における疲労特性の測定結果を示す図である。
第2試験におけるインプリント特性の測定結果を示す図である。
第3試験における分極特性の測定結果を示す図(その1)である。
第3試験における分極特性の測定結果を示す図(その2)である。
第3試験におけるインプリント特性の測定結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。
【0010】
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。第1実施形態は、強誘電体キャパシタを備えた半導体記憶装置、すなわち強誘電体メモリに関する。図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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