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公開番号2024176112
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094372
出願日2023-06-07
発明の名称ペット用おむつ
出願人ユニ・チャーム株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類A01K 23/00 20060101AFI20241212BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】良好な装着性を備え、位置ずれが生じ難いペット用おむつを提供する。
【解決手段】腹側胴回り部(2)と、背側胴回り部(3)と、股下部(4)と、一対のファスニングタブ(50)と、尻尾挿入部(70)と、を有し、股下部(4)の左右方向における両側に、一対の脚繰り部(4lh)が設けられており、前後方向の中央位置よりも腹側に股下部(4)を厚さ方向に貫通する貫通部(40)を有するペット用おむつ(1)であって、伸長状態において、腹側胴回り部(2)の左右方向の側縁の背側端(2eb)と、背側胴回り部(3)の左右方向の側縁の腹側端(3ef)とを結んだ直線と、脚繰り部(4lh)の周縁と、によって囲まれる部分の面積のうち、前後方向の中央位置よりも腹側における面積(A)は、前後方向の中央位置よりも背側における面積(B)よりも大きい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
伸長且つ展開状態において、互いに交差する前後方向と左右方向と厚さ方向とを有し、
腹側胴回り部と、背側胴回り部と、前記前後方向において前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部との間の股下部と、
前記腹側胴回り部の前記左右方向における両側に配置された一対のファスニングタブと、
ペットの尻尾を通すための尻尾挿入部と、
を有し、
前記股下部の前記左右方向における両側に、前記腹側胴回り部及び前記背側胴回り部よりも前記左右方向における幅が狭くなった一対の脚繰り部が設けられており、
前記前後方向の中央位置よりも腹側に、前記脚繰り部の周縁から前記左右方向の内側へ向かって、前記股下部を前記厚さ方向に貫通する貫通部を有するペット用おむつであって、
伸長状態において、前記腹側胴回り部の前記左右方向の側縁の背側端と、前記背側胴回り部の前記左右方向の側縁の腹側端とを結んだ直線と、前記脚繰り部の周縁とによって囲まれる部分の面積のうち、前記前後方向の中央位置よりも腹側における面積は、前記前後方向の中央位置よりも背側における面積よりも大きい、ことを特徴とするペット用おむつ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載のペット用おむつであって、
前記前後方向の中央位置よりも腹側おける前記脚繰り部の周縁は、
前記前後方向の中央位置よりも背側における前記脚繰り部の周縁よりも前記左右方向の内側に括れている、ことを特徴とするペット用おむつ。
【請求項3】
伸長且つ展開状態において、互いに交差する前後方向と左右方向と厚さ方向とを有し、
腹側胴回り部と、背側胴回り部と、前記前後方向において前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部との間の股下部と、
前記腹側胴回り部の前記左右方向における両側に配置された一対のファスニングタブと、
ペットの尻尾を通すための尻尾挿入部と、
を有し、
前記股下部の前記左右方向における両側に、前記腹側胴回り部及び前記背側胴回り部よりも前記左右方向における幅が狭くなった一対の脚繰り部が設けられており、
前記前後方向の中央位置よりも腹側に、前記脚繰り部の周縁から前記左右方向の内側へ向かって、前記股下部を前記厚さ方向に貫通する貫通部を有するペット用おむつであって、
伸長状態において、前記腹側胴回り部の前記左右方向の側縁の背側端と、前記背側胴回り部の前記左右方向の側縁の腹側端とを結んだ直線と、前記脚繰り部の周縁とによって囲まれる部分の面積のうち、前記前後方向の中央位置よりも背側における面積は、前記前後方向の中央位置よりも腹側における面積よりも大きい、ことを特徴とするペット用おむつ。
【請求項4】
請求項3に記載のペット用おむつであって、
前記前後方向の中央位置よりも背側における脚繰り部の周縁は、
前記前後方向の中央位置よりも腹側における脚繰り部の周縁よりも前記左右方向の内側に括れている、ことを特徴とするペット用おむつ。
【請求項5】
請求項1~4の何れか1項に記載のペット用おむつであって、
前記貫通部は、前記股下部を前記厚さ方向に貫通する複数の溝が、前記脚繰り部の周縁から前記左右方向の内側へ向かって断続的に並んだミシン目である、ことを特徴とするペット用おむつ。
【請求項6】
請求項5に記載のペット用おむつであって、
液吸収性の吸収体と、
前記吸収体よりも肌側に配置されたトップシートと、前記吸収体を覆うコアラップシートと、を有し、
前記厚さ方向に見たときに、前記ミシン目が、前記トップシート及び前記コアラップシートの少なくとも何れかと重複していない、ことを特徴とするペット用おむつ。
【請求項7】
請求項5に記載のペット用おむつであって、
液吸収性の吸収体と、
前記吸収体よりも非肌側に配置された防漏シートと、を有し、
前記厚さ方向に見たときに、前記ミシン目の前記左右方向における内側の端部が、前記防漏シートと重複する部分を有している、ことを特徴とするペット用おむつ。
【請求項8】
請求項5に記載のペット用おむつであって、
前記左右方向の両側に、前記前後方向に伸縮する脚回り弾性部材を有し、
前記厚さ方向に見たときに、前記脚回り弾性部材またはその延長線と、前記ミシン目とが交差していない、ことを特徴とするペット用おむつ。
【請求項9】
請求項5に記載のペット用おむつであって、
前記左右方向の両側に、前記前後方向に伸縮する脚回り弾性部材を有し、
前記厚さ方向に見たときに、前記脚回り弾性部材またはその延長線と、前記ミシン目とが交差している、ことを特徴とするペット用おむつ。
【請求項10】
請求項5に記載のペット用おむつであって、
前記左右方向において、前記ミシン目の最も内側の端よりも内側に、前記ミシン目と交差する方向に配置された溝を有する、ことを特徴とするペット用おむつ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ペット用おむつに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、犬や猫等のペットに装着されるペット用おむつとして、ファス二ングタブ(ファスニングテープ)によってペットの胴回りに固定するタイプのテープ型ペット用おむつが知られている。例えば、特許文献1には、一対のファスニングテープと、当該ファスニングテープを係止するための止着領域と、脚開口部を係止するための一対の円弧状領域にミシン目を備え、様々なサイズの胴周りや脚回りを有するペットに対応することが可能な、テープ型のペット用吸収性物品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-154828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のテープ型のペット用おむつにおいて、脚回り開口を形成する脚繰りの抉れが小さいと、装着時にペットの両脚の脚の付け根に干渉しやすく、装着性が悪化したり肌トラブル等の原因となったりするおそれがある。一方、脚繰りの抉れが大きいと、装着時に両脚の間で位置ずれが生じやすくなり、排泄漏れ等が生じるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、良好な装着性を備え、位置ずれが生じ難いペット用おむつを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、伸長且つ展開状態において、互いに交差する前後方向と左右方向と厚さ方向とを有し、腹側胴回り部と、背側胴回り部と、前記前後方向において前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部との間の股下部と、前記腹側胴回り部の前記左右方向における両側に配置された一対のファスニングタブと、ペットの尻尾を通すための尻尾挿入部と、を有し、前記股下部の前記左右方向における両側に、前記腹側胴回り部及び前記背側胴回り部よりも前記左右方向における幅が狭くなった一対の脚繰り部が設けられており、前記前後方向の中央位置よりも腹側に、前記脚繰り部の周縁から前記左右方向の内側へ向かって、前記股下部を前記厚さ方向に貫通する貫通部を有するペット用おむつであって、伸長状態において、前記腹側胴回り部の前記左右方向の側縁の背側端と、前記背側胴回り部の前記左右方向の側縁の腹側端とを結んだ直線と、前記脚繰り部の周縁とによって囲まれる部分の面積のうち、前記前後方向の中央位置よりも腹側における面積は、前記前後方向の中央位置よりも背側における面積よりも大きい、ことを特徴とするペット用おむつである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、良好な装着性を備え、位置ずれが生じ難いペット用おむつを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
展開且つ伸長状態であるおむつ1の平面図である。
図2Aは、図1のA-A矢視について表す概略断面図である。図2Bは、図1のB-B矢視について表す概略断面図である。
図3A及び図3Bは、おむつ1をペットに装着させる際の動作について説明する図である。
脚回り開口LHの形状について説明する図である。
図4の展開且つ伸長状態のおむつ1を、前後方向における中央位置CLにて二つ折りにした状態を表す図である。
貫通部40の詳細について説明する図である。
ミシン目(貫通部40)と脚回り弾性部材15とが重複する場合について表す図である。
図8A及び図8Bは、ミシン目(貫通部40)破れ抑制機構について説明する図である。
図9A及び図9Bは、ミシン目(貫通部40)と腹側脚繰り部4lhfの周縁との位置関係について説明する図である
図10A及び図10Bは、貫通部40の変形例について表す図である。
尻尾挿入部70配置について説明する図である。
尻尾挿入部70の変形例について表す図である。
展開且つ伸長状態のおむつ100を表す平面図である。
図13の展開且つ伸長状態のおむつ100を、前後方向における中央位置CLにて二つ折りにした状態を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(態様1)
伸長且つ展開状態において、互いに交差する前後方向と左右方向と厚さ方向とを有し、腹側胴回り部と、背側胴回り部と、前記前後方向において前記腹側胴回り部と前記背側胴回り部との間の股下部と、前記腹側胴回り部の前記左右方向における両側に配置された一対のファスニングタブと、ペットの尻尾を通すための尻尾挿入部と、を有し、前記股下部の前記左右方向における両側に、前記腹側胴回り部及び前記背側胴回り部よりも前記左右方向における幅が狭くなった一対の脚繰り部が設けられており、前記前後方向の中央位置よりも腹側に、前記脚繰り部の周縁から前記左右方向の内側へ向かって、前記股下部を前記厚さ方向に貫通する貫通部を有するペット用おむつであって、伸長状態において、前記腹側胴回り部の前記左右方向の側縁の背側端と、前記背側胴回り部の前記左右方向の側縁の腹側端とを結んだ直線と、前記脚繰り部の周縁とによって囲まれる部分の面積のうち、前記前後方向の中央位置よりも腹側における面積は、前記前後方向の中央位置よりも背側における面積よりも大きい、ことを特徴とするペット用おむつ。
【0010】
態様1のペット用おむつによれば、脚回り開口が腹側において広く形成されるため、装着時にペットの両脚の間で、脚繰り部の腹側の周縁がペットの脚の付け根に干渉し難くなり、装着性が向上する。また、貫通部が設けられていることにより、腹側脚繰り部の周縁がペットの脚の付け根に食い込んでしまうことを抑制しやすい。一方、脚回り開口の背側が腹側と比較して狭くなるため、脚回り開口は全体として過度に広がらず、装着時に位置ずれが生じ難い。したがって、良好な装着性と、位置ずれの生じ難さを両立することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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