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公開番号
2024175510
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093344
出願日
2023-06-06
発明の名称
クランプ部材およびクランプアセンブリ
出願人
国立大学法人大阪大学
,
株式会社キャステム
,
I-temホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A61B
17/122 20060101AFI20241211BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】作業性に優れたクランプ部材およびクランプアセンブリを提供する。
【解決手段】クランプ部材100は、本体部1と固定機構2とを備える。本体部1は一方向に延びる棒状の形状を有する。本体部1は、一端1aと、他端1bとを含む。一端1aおよび他端1bには、帯状のベルト部材4を挿入するための第1ベルト穴11および第2ベルト穴12が形成されている。固定機構2は、第1ベルト穴11および第2ベルト穴12の内の少なくともいずれか一方に挿入されたベルト部材4の状態を、第1状態(固定状態)と第2状態(移動可能状態)との間で切り替え可能である。固定機構2は押圧可能なボタン部2aを含む。固定機構2は、ボタン部2aを押圧することでベルト部材4の状態を切り替え可能に構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
臓器をクランプするためのクランプ部材であって、
一方向に延びる棒状の本体部を備え、
前記本体部は、一端と、前記一端とは反対側に位置する他端とを含み、
前記一端および前記他端には、帯状のベルト部材を挿入するための第1ベルト穴および第2ベルト穴が形成され、
前記第1ベルト穴および前記第2ベルト穴の内の少なくともいずれか一方に挿入された前記ベルト部材の状態を、前記本体部に対して固定された第1状態と、前記本体部に対して相対的に移動可能である第2状態との間で切り替え可能な固定機構をさらに備え、
前記固定機構は押圧可能なボタン部を含み、
前記固定機構は、前記ボタン部を押圧することで前記ベルト部材の前記状態を切り替え可能に構成されている、クランプ部材。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記固定機構は、
前記第1ベルト穴に挿入された前記ベルト部材の前記状態を切り替え可能な第1固定機構と、
前記第2ベルト穴に挿入された前記ベルト部材の前記状態を切り替え可能な第2固定機構とを含む、請求項1に記載のクランプ部材。
【請求項3】
請求項2に記載のクランプ部材と、
押圧部材と、
帯状の第1ベルト部材および第2ベルト部材とを備え、
前記押圧部材は、
前記クランプ部材の前記本体部と対向するように配置され、
前記第1ベルト部材および前記第2ベルト部材は、それぞれ、一方端と、前記一方端と反対側に位置する他方端とを有し、
前記第1ベルト部材および前記第2ベルト部材の前記一方端は、それぞれ前記押圧部材において互いに間隔を隔てた位置に接続され、
前記第1ベルト部材および前記第2ベルト部材の前記他方端は、それぞれ前記第1ベルト穴および前記第2ベルト穴に挿入されている、クランプアセンブリ。
【請求項4】
前記第1ベルト部材および前記第2ベルト部材は、可撓性を有する材料により構成されている、請求項3に記載のクランプアセンブリ。
【請求項5】
前記第1ベルト部材および前記第2ベルト部材は、前記押圧部材から着脱可能に構成されている、請求項3または請求項4に記載のクランプアセンブリ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、クランプ部材およびクランプアセンブリに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、手術時に腸管などの臓器をクランプするクランプ部材が知られている(たとえば、特開2006-87671号公報参照)。上記特開2006-87671号公報では、柔軟性のある帯体を一端に備えた2本の硬質性の棒状体と、棒状体が連結された連結部と、一方の帯体に設けられた少なくとも1つの貫通孔とを備えたクランプ部材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-87671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来のクランプ部材では、一度臓器をクランプしたあと、当該クランプ状態を解除して位置などを調整した後、再度クランプするといった作業が難しく、作業性に改善の余地があった。
【0005】
本開示は、上記の様な課題を解決するためになされものであり、作業性に優れたクランプ部材およびクランプアセンブリを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従ったクランプ部材は、臓器をクランプするためのクランプ部材であって、本体部と、固定機構とを備える。本体部は、一方向に延びる棒状の形状を有する。本体部は、一端と、当該一端とは反対側に位置する他端とを含む。一端および他端には、帯状のベルト部材を挿入するための第1ベルト穴および第2ベルト穴が形成される。固定機構は、第1ベルト穴および第2ベルト穴の内の少なくともいずれか一方に挿入されたベルト部材の状態を、第1状態と第2状態との間で切り替え可能である。第1状態とはベルト部材が本体部に対して固定された状態である。第2状態とは、ベルト部材が本体部に対して相対的に移動可能な状態である。固定機構は押圧可能なボタン部を含む。固定機構は、ボタン部を押圧することでベルト部材の状態を切り替え可能に構成されている。
【発明の効果】
【0007】
上記によれば、作業性に優れたクランプ部材およびクランプアセンブリが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に従ったクランプアセンブリの正面模式図である。
図1に示されたクランプアセンブリの上面模式図である。
図1に示されたクランプアセンブリの底面模式図である。
図2の線分IV-IVにおける断面模式図である。
図1に示されたクランプアセンブリの側面模式図である。
図1に示されたクランプアセンブリの動作を説明するための模式図である。
図1に示されたクランプアセンブリを構成するクランプ部材の底面模式図である。
図7に示されたクランプ部材に含まれる固定機構の部品を示す模式図である。
図4の部分拡大断面模式図である。
図1に示されたクランプアセンブリを構成する押圧部材の上面模式図である。
図1に示されたクランプアセンブリを体内へ挿入する方法を説明するための模式図である。
図1に示されたクランプアセンブリの使用方法を説明するための模式図である。
図1に示されたクランプアセンブリの使用方法を説明するための模式図である。
図1に示されたクランプアセンブリの使用方法を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態を説明する。なお、特に言及しない限り、以下の図面において同一または対応する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
【0010】
<クランプアセンブリおよびクランプ部材の構成>
図1は、本開示に従ったクランプアセンブリ200の正面模式図である。図2は、図1に示されたクランプアセンブリ200の上面模式図である。図3は、図1に示されたクランプアセンブリ200の底面模式図である。図4は、図2の線分IV-IVにおける断面模式図である。図5は、図1に示されたクランプアセンブリ200の側面模式図である。図6は、図1に示されたクランプアセンブリ200の動作を説明するための模式図である。図7は、図1に示されたクランプアセンブリを構成するクランプ部材の底面模式図である。図8は、図7に示されたクランプ部材に含まれる固定機構の部品を示す模式図である。図9は、図4の部分拡大断面模式図である。図10は、図1に示されたクランプアセンブリを構成する押圧部材の上面模式図である。
(【0011】以降は省略されています)
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