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公開番号
2025038068
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2024217672,2024571194
出願日
2024-12-12,2024-05-08
発明の名称
化合物
出願人
国立大学法人大阪大学
,
共栄社化学株式会社
代理人
弁理士法人タス・マイスター
主分類
C08B
37/16 20060101AFI20250311BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】生分解性を有しつつ、強度において優れた性能を有する脂肪族ポリエステル樹脂骨格を有する重合体を提供する。
【解決手段】重合体の側鎖としてシクロデキストリン骨格を有し、少なくとも一部に脂肪酸ポリエステル樹脂構造を有する重合体である。上記脂肪酸ポリエステル樹脂構造は、ポリカプロラクトンであることが好ましい。上記シクロデキストリン骨格は、下記構造であることが好ましい。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(11)で表される構造を有することを特徴とする化合物。
JPEG
2025038068000037.jpg
27
170
(式中、R
1
は、
(ア)下記一般式(12)
-R
3
-NH-R
4
(12)
(R
3
は、炭素数3~20のアルキレン基であり、直鎖でも分岐していても良く、置換基があっても良い。
R
4
は、下記式で表される構造である。
JPEG
2025038068000038.jpg
50
170
式中、R
10
は、水素又はメチル基を表す。
(イ)下記一般式(13)
-R
5
-NHCONH-R
6
(13)
(R
5
は、炭素数3~20のアルキレン基であり、直鎖でも分岐していても良く、置換基があっても良い。
R
6
は、上記R
4
と同じ)
又は(ウ)下記一般式(14)
-R
5
-OCONH-R
6
(14)
(R
5
及びR
6
は上記と同じ。)
のいずれか1つを表す。
R
2
は、水素原子、炭素数2~50のアシル基又は炭素数1~30のアルキル基を表す。
R
c
は、下記一般式(1)で示される基を表す。
JPEG
2025038068000039.jpg
62
170
(式中、R
1
は、同一又は異なって、炭素数2~50のアシル基、炭素数1~30のアルキル基又は-CONHR
2
(R
2
は炭素数1~20のアルキル基)を表すものであり、R
1
の20%以上は炭素数2~50のアシル基、炭素数1~30のアルキル基又は-CONHR
2
いずれか1つである。
xは、5~7の整数))
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シクロデキストリン骨格を有する重合体及び不飽和化合物に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリカプロラクトン(PCL)などの脂肪族ポリエステルは、生分解性を有するため、環境への負荷が小さい樹脂として検討がなされている。また、酵素による分解や再結合が可能であることから、リサイクルによって再利用することができるという観点からも注目されている。
【0003】
しかし、脂肪族ポリエステルは強度が充分ではないことから、広く使用するためにはその物性の改善が求められている。このような試みは多くなされており、例えば、共有結合による架橋等が検討されている。しかし、共有結合による架橋を行った場合、樹脂が有する弾性が大きく低下することとなり、強度を高めることはできても、固く脆い樹脂となり、充分な性能が得られない。このため、従来、脂肪族ポリエステルによって、強度と弾性の両方において優れた性質を有する樹脂を得ることは困難であった。
【0004】
環状分子シクロデキストリン(CD)を側鎖に有する高分子材料は公知である(例えば、特許文献2)。このような高分子材料は、高分子主鎖がCD環を貫通することで架橋点を形成し、CDによる架橋点は応力印加時にスライド運動をし、高い応力分散性を示すものである。
このような構造については、主にアクリル樹脂に関する検討が行われており、ポリエステル樹脂に関する検討は行われていない。
【0005】
非特許文献1には、ポリウレタン樹脂において環状シクロデキストリンを側鎖に有する重合体とすることが記載されている。しかし、脂肪族ポリエステル樹脂の改質という観点については記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-203082号
国際公開2022/024908
【非特許文献】
【0007】
Soft Matter、2022,18,5027-5036
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、生分解性を有しつつ、強度や柔軟性において優れた性能を有する脂肪族ポリエステル樹脂骨格を有する重合体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、重合体の側鎖としてシクロデキストリン骨格を有し、少なくとも一部に脂肪酸ポリエステル樹脂構造を有することを特徴とする重合体である。
【0010】
上記脂肪酸ポリエステル樹脂構造は、ポリカプロラクトンであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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