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公開番号2025085917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199626
出願日2023-11-27
発明の名称治具、システム、方法及びコンピュータプログラム
出願人国立大学法人大阪大学
代理人個人
主分類G03B 17/56 20210101AFI20250530BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】撮像対象物にレーザ光を照射することが困難である場合でも、撮像装置の撮像対象物にピントを合わせることが容易となる治具などを提供する。
【解決手段】
治具1は、撮像装置90に用いられる治具であって、第1レーザ光L1を出射する第1レーザ光源11と、第2レーザ光L2を出射する第2レーザ光源12と、第3レーザ光L3を出射する第3レーザ光源13と、第1レーザ光L1を反射する第1ミラー部21と、第2レーザ光L2を反射する第2ミラー部22と、第3レーザ光L3を反射する第3ミラー部23とを備え、第1ミラー部21によって反射された第1レーザ光L1と、第2ミラー部22によって反射された第2レーザ光L2と、第3ミラー部23によって反射された第3レーザ光L3とは1つの被照射点80で交わり、撮像装置90の撮像方向に見たときに、1つの被照射点80と撮像対象物とは、重ならない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮像対象物を撮像する撮像装置に用いられる治具であって、
第1レーザ光を出射する第1レーザ光源と、
第2レーザ光を出射する第2レーザ光源と、
第3レーザ光を出射する第3レーザ光源と、
回動可能に設けられ、出射された前記第1レーザ光を反射する第1ミラー部と、
回動可能に設けられ、出射された前記第2レーザ光を反射する第2ミラー部と、
回動可能に設けられ、出射された前記第3レーザ光を反射する第3ミラー部と、
を備え、
前記第1ミラー部によって反射された前記第1レーザ光と、前記第2ミラー部によって反射された前記第2レーザ光と、前記第3ミラー部によって反射された前記第3レーザ光とは1つの被照射点で交わり、
前記撮像装置の撮像方向に見たときに、前記1つの被照射点と前記撮像対象物とは、重ならない、
治具。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1レーザ光源、前記第2レーザ光源及び前記第3レーザ光源と、前記撮像装置とが設置される平板形状の設置部材を備える、
請求項1に記載の治具。
【請求項3】
前記撮像方向に見たときに、前記第1レーザ光源と前記第2レーザ光源とは、前記1つの被照射点を挟んで対向する位置に設置される、
請求項1に記載の治具。
【請求項4】
前記撮像方向に見たときに、前記第1レーザ光源及び前記第2レーザ光源を結ぶ方向と、前記第3レーザ光源及び前記1つの被照射点を結ぶ方向とは、直交する、
請求項3に記載の治具。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の治具と、
前記撮像装置と、
を備える、
システム。
【請求項6】
前記撮像装置の前記撮像対象物は、ヒトの血管であり、
前記1つの被照射点は、前記ヒトの体表面の1点である、
請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記撮像装置の前記撮像対象物は、前記血管が含む脳動脈瘤であり、
前記1つの被照射点は、前記ヒトの前記体表面のうち頭部の表面の1点である、
請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
請求項6に記載のシステムが備える前記撮像装置のピントを合わせる方法であって、
前記第1ミラー部は、第1回動軸を軸に回動し、
前記第2ミラー部は、第2回動軸を軸に回動し、
前記第3ミラー部は、第3回動軸を軸に回動し、
前記第1回動軸の回動角度を第1回動角度とし、
前記第2回動軸の回動角度を第2回動角度とし、
前記第3回動軸の回動角度を第3回動角度とした場合に、
前記方法は、
前記撮像方向における前記1つの被照射点と前記第1回動軸との第1距離、前記撮像方向と直交する第1方向における前記1つの被照射点と前記第1回動軸との第2距離、前記撮像方向における前記1つの被照射点と前記第2回動軸との第3距離、前記撮像方向と直交する第2方向における前記1つの被照射点と前記第2回動軸との第4距離、前記撮像方向における前記1つの被照射点と前記第3回動軸との第5距離、及び、前記撮像方向と直交する第3方向における前記1つの被照射点と前記第3回動軸との第6距離を取得する取得ステップと、
取得された前記第1距離及び前記第2距離に基づいて第1所定値を決定し、取得された前記第3距離及び前記第4距離に基づいて第2所定値を決定し、取得された前記第5距離及び前記第6距離に基づいて第3所定値を決定する決定ステップと、
前記第1回動角度が決定された前記第1所定値となるように前記第1ミラー部を回動し、前記第2回動角度が決定された前記第2所定値となるように前記第2ミラー部を回動し、前記第3回動角度が決定された前記第3所定値となるように前記第3ミラー部を回動する回動ステップと、
前記第1ミラー部によって反射された前記第1レーザ光と、前記第2ミラー部によって反射された前記第2レーザ光と、前記第3ミラー部によって反射された前記第3レーザ光とが前記1つの被照射点で交わるように、前記撮像装置の前記撮像方向における位置を移動させる移動ステップと、
を含む、
方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に用いられる治具などに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
レーザ光を用いて撮像装置の撮像対象物にピントを合わせるための技術が提案されている。特許文献1には、撮像対象物にレーザ光が出射されることにより得られた測距結果に応じて撮像装置のピントの調整が行われる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/065176号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の通り、特許文献1では、撮像対象物にレーザ光が照射されることが開示されている。しかしながら、撮像対象物によっては、レーザ光が照射されてよいか不明である、又は、レーザ光が照射されてはいけないなど、撮像対象物にレーザ光を照射することが困難である場合がある。特許文献1に開示される技術は撮像対象物にピントを合わせるために撮像対象物にレーザ光が照射されることが必要となるため、上記の場合には、特許文献1に開示される技術では、撮像対象物にピントを合わせることが困難である。
【0005】
そこで、本発明は、撮像対象物にレーザ光を照射することが困難である場合でも、撮像装置の撮像対象物にピントを合わせることが容易な治具などの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る治具は、撮像対象物を撮像する撮像装置に用いられる治具であって、第1レーザ光を出射する第1レーザ光源と、第2レーザ光を出射する第2レーザ光源と、第3レーザ光を出射する第3レーザ光源と、回動可能に設けられ、出射された前記第1レーザ光を反射する第1ミラー部と、回動可能に設けられ、出射された前記第2レーザ光を反射する第2ミラー部と、回動可能に設けられ、出射された前記第3レーザ光を反射する第3ミラー部と、を備え、前記第1ミラー部によって反射された前記第1レーザ光と、前記第2ミラー部によって反射された前記第2レーザ光と、前記第3ミラー部によって反射された前記第3レーザ光とは1つの被照射点で交わり、前記撮像装置の撮像方向に見たときに、前記1つの被照射点と前記撮像対象物とは、重ならない。
【0007】
また、本発明の一態様に係るシステムは、上記記載の治具と、前記撮像装置と、を備える。
【0008】
また、本発明の一態様に係る方法は、上記記載のシステムが備える前記撮像装置のピントを合わせる方法であって、前記第1ミラー部は、第1回動軸を軸に回動し、前記第2ミラー部は、第2回動軸を軸に回動し、前記第3ミラー部は、第3回動軸を軸に回動し、前記第1回動軸の回動角度を第1回動角度とし、前記第2回動軸の回動角度を第2回動角度とし、前記第3回動軸の回動角度を第3回動角度とした場合に、前記方法は、前記撮像方向における前記1つの被照射点と前記第1回動軸との第1距離、前記撮像方向と直交する第1方向における前記1つの被照射点と前記第1回動軸との第2距離、前記撮像方向における前記1つの被照射点と前記第2回動軸との第3距離、前記撮像方向と直交する第2方向における前記1つの被照射点と前記第2回動軸との第4距離、前記撮像方向における前記1つの被照射点と前記第3回動軸との第5距離、及び、前記撮像方向と直交する第3方向における前記1つの被照射点と前記第3回動軸との第6距離を取得する取得ステップと、取得された前記第1距離及び前記第2距離に基づいて第1所定値を決定し、取得された前記第3距離及び前記第4距離に基づいて第2所定値を決定し、取得された前記第5距離及び前記第6距離に基づいて第3所定値を決定する決定ステップと、前記第1回動角度が決定された前記第1所定値となるように前記第1ミラー部を回動し、前記第2回動角度が決定された前記第2所定値となるように前記第2ミラー部を回動し、前記第3回動角度が決定された前記第3所定値となるように前記第3ミラー部を回動する回動ステップと、前記第1ミラー部によって反射された前記第1レーザ光と、前記第2ミラー部によって反射された前記第2レーザ光と、前記第3ミラー部によって反射された前記第3レーザ光とが前記1つの被照射点で交わるように、前記撮像装置の前記撮像方向における位置を移動させる移動ステップと、を含む。
【0009】
また、本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、上記に記載の方法をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の治具等によれば、撮像対象物にレーザ光を照射することが困難である場合でも、撮像装置の撮像対象物にピントを合わせることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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