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公開番号
2024175475
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093280
出願日
2023-06-06
発明の名称
放射線施設として用いられる建築物、及び放射線施設として用いられる建築物の施工方法
出願人
清水建設株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G21F
3/00 20060101AFI20241211BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】放射線遮蔽性能の低下を抑制できる、放射線施設として用いられる建築物を提供すること。
【解決手段】放射線施設として用いられる建築物は、壁に沿って延び、一端が室内に向かって開口している第1部分と、一端が前記第1部分と屈曲部を介して繋がり、他端が室外に向かって開口している第2部分と、を有する、壁と床とを分離するスリットを備える、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
壁に沿って延び、一端が室内に向かって開口している第1部分と、一端が前記第1部分と屈曲部を介して繋がり、他端が室外に向かって開口している第2部分と、を有する、壁と床とを分離するスリットを備える、
ことを特徴とする放射線施設として用いられる建築物。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記第1部分は、一方の面が室内に対向する壁面と一続きとなっている
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線施設として用いられる建築物。
【請求項3】
前記第2部分は、水平に延びる水平部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線施設として用いられる建築物。
【請求項4】
前記第2部分は、室内側から室外側に向かって鉛直上方に傾斜する傾斜部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線施設として用いられる建築物。
【請求項5】
前記スリットは、放射線遮蔽体が配されている
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線施設として用いられる建築物。
【請求項6】
床スラブを打設し、
前記床スラブ上に水平方向に第1部材を配置した状態で、前記第1部材の上に垂直に壁を打設し、
前記壁の室内側の壁面に沿うように、一端が前記第1部材に繋がり、他端が上方に向かって延びる第2部材を配置した状態で、前記床スラブの前記室内部分を嵩上げする
ことを特徴とする、放射線施設として用いられる建築物の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線施設として用いられる建築物、及び放射線施設として用いられる建築物の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、耐震壁を設けることによって部材に応力が集中することを防ぐために構造スリットを設けることがある(例えば、特許文献1を参照)。強力な放射線を用いた治療を行う部屋(リニアック室等)は、放射線遮蔽のために四周を分厚いコンクリート壁(例えば、厚さt=1400mm等の壁)で囲う必要があるが、この壁にも当然、応力集中が生じることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭63-167853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の応力集中を緩和するため、リニアック室と同一階の外周部に耐震壁を設ける、リニアック室周りの部材の耐力を上げる、又はリニアック室と周囲の架構との縁を切るといった対策が施されることがある。しかし、純S造と比べて施工時間が長くなるという問題があった。
【0005】
リニアック室の壁に構造スリットを設けることができれば応力集中の問題を解決することができる。しかしながら、従来のスリット材はポリエチレン等であり、放射線を遮蔽する能力が低いため、構造スリットを設けると放射線の遮蔽性能が低下するという課題があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、放射線遮蔽性能の低下を抑制できる、放射線施設として用いられる建築物、及び放射線施設として用いられる建築物の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る放射線施設として用いられる建築物は、壁に沿って延び、一端が室内に向かって開口している第1部分と、一端が前記第1部分と屈曲部を介して繋がり、他端が室外に向かって開口している第2部分と、を有する、壁と床とを分離するスリットを備える、ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の一態様に係る放射線施設として用いられる建築物は、前記第1部分は、一方の面が室内に対向する壁面と一続きとなっていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の一態様に係る放射線施設として用いられる建築物は、前記第2部分は、水平に延びる水平部を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一態様に係る放射線施設として用いられる建築物は、前記第2部分は、室内側から室外側に向かって鉛直上方に傾斜する傾斜部を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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