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公開番号
2024175851
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023093901
出願日
2023-06-07
発明の名称
放射性廃棄物の処理方法、ジオポリマーの固化物
出願人
清水建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G21F
9/30 20060101AFI20241212BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】効率的かつ適切に放射性廃棄物を処理することができる放射性廃棄物の処理方法、および、放射性廃棄物を含むジオポリマーの固化物を提供する。
【解決手段】
14
CO
2
で汚染した汚染コンクリートを破砕する破砕工程と、破砕した前記汚染コンクリートを加熱する加熱工程と、前記汚染コンクリートの加熱により発生した
14
CO
2
ガスをアルカリ溶液で捕集し、
14
CO
2
ガスをアルカリ溶液とする捕集工程と、加熱した前記汚染コンクリートをすりもみ処理して、粗骨材とモルタルの微粉末に分離する分離工程と、前記
14
CO
2
ガスを含むアルカリ溶液と、前記微粉末と、フライアッシュと、高炉スラグとを混練してジオポリマーとし、前記ジオポリマーを固化する固化工程と、を有する放射性廃棄物の処理方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
14
CO
2
で汚染した汚染コンクリートを破砕する破砕工程と、
破砕した前記汚染コンクリートを加熱する加熱工程と、
前記汚染コンクリートの加熱により発生した
14
CO
2
ガスをアルカリ溶液で捕集し、
14
CO
2
ガスを含むアルカリ溶液とする捕集工程と、
加熱した前記汚染コンクリートをすりもみ処理して、粗骨材とモルタルの微粉末に分離する分離工程と、
前記
14
CO
2
ガスを含むアルカリ溶液と、前記微粉末と、フライアッシュと、高炉スラグとを混練してジオポリマーとし、前記ジオポリマーを固化する固化工程と、を有する放射性廃棄物の処理方法。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記加熱工程において、前記汚染コンクリートを加熱する温度が300℃以上400℃以下である、請求項1に記載の放射性廃棄物の処理方法。
【請求項3】
前記アルカリ溶液は、1mol/L以上の水酸化ナトリウム水溶液である、請求項1に記載の放射性廃棄物の処理方法。
【請求項4】
アルカリ炭酸塩と、汚染コンクリートから得られたモルタルの微粉末と、フライアッシュと、高炉スラグと、を含む、ジオポリマーの固化物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリートの減容処理で発生する、放射性廃棄物の処理方法、および、放射性廃棄物を含むジオポリマーの固化物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
原子力発電所では、稼働中の原子炉にて放射性の炭素(
14
C)が生成し、生成した
14
Cは放射性の二酸化炭素(
14
CO
2
)として存在している。
14
CO
2
は、原子力発電所の原子炉建屋のコンクリートに吸収されるものの、ガス状物質は自由に動けるため、汚染の範囲が広くなる。原子力発電所の原子炉建屋のコンクリートには
14
CO
2
による汚染が見つかっているため、放射性廃物となる物量は多い。原子力発電所からの放射性の解体廃棄物は、物量が多いが、減容により保管場所の確保やコストの低下が可能となる。
【0003】
従来、放射性廃棄物を処理する方法としては、例えば、特許文献1に記載の方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-227493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、これまで放射性廃棄物を処理する効率的かつ適切な方法がなかった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、効率的かつ適切に放射性廃棄物を処理することができる放射性廃棄物の処理方法、および、放射性廃棄物を含むジオポリマーの固化物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の態様を有する。
[1]
14
CO
2
で汚染した汚染コンクリートを破砕する破砕工程と、
破砕した前記汚染コンクリートを加熱する加熱工程と、
前記汚染コンクリートの加熱により発生した
14
CO
2
ガスをアルカリ溶液で捕集し、
14
CO
2
ガスをアルカリ溶液とする捕集工程と、
加熱した前記汚染コンクリートをすりもみ処理して、粗骨材とモルタルの微粉末に分離する分離工程と、
前記
14
CO
2
ガスを含むアルカリ溶液と、前記微粉末と、フライアッシュと、高炉スラグとを混練してジオポリマーとし、前記ジオポリマーを固化する固化工程と、を有する放射性廃棄物の処理方法。
[2]前記加熱工程において、前記汚染コンクリートを加熱する温度が300℃以上400℃以下である、[1]に記載の放射性廃棄物の処理方法。
[3]前記アルカリ溶液は、1mol/L以上の水酸化ナトリウム水溶液である、[1]または[2]に記載の放射性廃棄物の処理方法。
[4]アルカリ炭酸塩と、汚染コンクリートから得られたモルタルの微粉末と、フライアッシュと、高炉スラグと、を含む、ジオポリマーの固化物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、効率的かつ適切に放射性廃棄物を処理することができる放射性廃棄物の処理方法、および、放射性廃棄物を含むジオポリマーの固化物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る放射性廃棄物の処理方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態に係る放射性廃棄物の処理方法、およびジオポリマーの固化物の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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