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公開番号
2024175312
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023092998
出願日
2023-06-06
発明の名称
二酸化炭素回収装置、二酸化炭素回収システム及び二酸化炭素回収方法
出願人
株式会社IHI
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01D
53/62 20060101AFI20241211BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】共通する空間内で吸着剤への二酸化炭素の吸着と脱着とを実施することが可能な二酸化炭素回収装置を提供する。
【解決手段】二酸化炭素回収装置20は、原料ガス供給口22と原料ガス排出口23と脱着ガス排出口24とを有する槽21と、第1フィルタ26と、第2フィルタ27とを備え、吸着剤33は第1フィルタ26及び第2フィルタ27で区画された空間内に収容され、吸着剤33は原料ガスの気流に乗って第2フィルタ27で捕集され、吸着剤33が第2フィルタ27で捕集された状態で吸着剤33は原料ガス中の二酸化炭素を吸着する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
原料ガス供給口と原料ガス排出口と脱着ガス排出口とを有する槽と、
前記槽内に設けられた第1フィルタと、
前記第1フィルタの上方に配置され、原料ガスが通過するように前記槽内に設けられた第2フィルタと、
を備え、
原料ガスに含まれる二酸化炭素を吸着する吸着剤は、前記第1フィルタ及び前記第2フィルタで区画された空間内に収容され、
前記原料ガス供給口は前記原料ガスを前記空間内に供給し、
前記原料ガス排出口は前記原料ガス供給口から前記空間に供給された原料ガスを前記槽の外側へ排出し、
前記第1フィルタは、前記吸着剤から脱着した前記二酸化炭素を含む脱着ガスが通過するように前記槽内に設けられ、
前記脱着ガス排出口は、前記第1フィルタを通過した脱着ガスを排出し、
前記原料ガスが前記空間内に供給された場合に、前記吸着剤は前記原料ガスの気流に乗って前記第2フィルタで捕集され、前記吸着剤が前記第2フィルタで捕集された状態で前記吸着剤は前記原料ガス中の二酸化炭素を吸着し、
前記原料ガスが前記空間内へ供給されない場合に、前記吸着剤は前記第2フィルタから前記空間内の脱着領域に落下し、前記吸着剤が前記脱着領域に落下した状態で前記吸着剤に吸着された二酸化炭素が脱着される、二酸化炭素回収装置。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記原料ガスが前記空間内へ供給されない場合には、前記吸着剤は、前記第1フィルタよりも上に載置された状態で、前記吸着剤に吸着された二酸化炭素を脱着する、請求項1に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項3】
前記原料ガスは空気である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項4】
前記吸着剤のメディアン径は0.5μm以上300μm以下である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項5】
前記第2フィルタで捕集された場合に形成される前記吸着剤の層の厚さは10mm以下である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項6】
前記第2フィルタの前記吸着剤が捕集された面とは反対側の面から前記吸着剤が捕集された面に向かって流れるガスを送る送風部を備える、請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項7】
前記吸着剤を加熱する加熱装置を備える、請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項8】
前記第1フィルタが設けられた前記脱着領域における前記槽の原料ガス流路断面積は、前記第2フィルタが設けられた吸着領域における前記槽の原料ガス流路断面積よりも小さい、請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項9】
前記槽は水蒸気供給口を有し、前記水蒸気供給口は水蒸気を前記空間内に供給する、請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項10】
請求項9に記載の二酸化炭素回収装置と、
気液分離装置と、
を備える二酸化炭素回収システムであって、
前記気液分離装置は、前記脱着ガス排出口から排出された脱着ガスを、二酸化炭素を含むガスと水とに分離する気液分離部を含む、二酸化炭素回収システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二酸化炭素回収装置、二酸化炭素回収システム及び二酸化炭素回収方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
二酸化炭素は、地球温暖化の原因として問題視されており、世界的に二酸化炭素濃度の上昇を抑制する動きが広まっている。従来、二酸化炭素吸着剤を用いて二酸化炭素を分離及び回収する二酸化炭素分離回収システムが知られている。
【0003】
特許文献1には、吸着剤が流入する吸着容器と、吸着容器で二酸化炭素を吸着した吸着剤が流入する再生容器と、再生容器で二酸化炭素が離脱した吸着剤を吸着容器へ移送する移送装置とを備える二酸化炭素分離回収システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-69423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術の装置は、吸着容器と再生容器とを備え、移送装置を用いて二酸化炭素吸着剤を再生容器から吸着容器へ移送するなどして二酸化炭素の吸着と脱着とを繰り返している。このように、従来の装置は、異なる容器と移送手段を用いているため、装置が大型化してしまうおそれがある。
【0006】
そこで、本開示は、共通する空間内で吸着剤への二酸化炭素の吸着と脱着とを実施することが可能な二酸化炭素回収装置、二酸化炭素回収システム及び二酸化炭素回収方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る二酸化炭素回収装置は、原料ガス供給口と原料ガス排出口と脱着ガス排出口とを有する槽と、槽内に設けられた第1フィルタと、第1フィルタの上方に配置され、原料ガスが通過するように槽内に設けられた第2フィルタとを備える。原料ガスに含まれる二酸化炭素を吸着する吸着剤は、第1フィルタ及び第2フィルタで区画された空間内に収容され、原料ガス供給口は原料ガスを空間内に供給する。原料ガス排出口は原料ガス供給口から空間に供給された原料ガスを槽の外側へ排出する。第1フィルタは、吸着剤から脱着した二酸化炭素を含む脱着ガスが通過するように槽内に設けられる、脱着ガス排出口は、第1フィルタを通過した脱着ガスを排出する。原料ガスが空間内に供給された場合に、吸着剤は原料ガスの気流に乗って第2フィルタで捕集され、吸着剤が第2フィルタで捕集された状態で吸着剤は原料ガス中の二酸化炭素を吸着する。原料ガスが空間内へ供給されない場合に、吸着剤は第2フィルタから空間内の脱着領域に落下し、吸着剤が脱着領域に落下した状態で吸着剤に吸着された二酸化炭素が脱着される。
【0008】
原料ガスが空間内へ供給されない場合には、吸着剤は、第1フィルタよりも上に載置された状態で、吸着剤に吸着された二酸化炭素を脱着してもよい。
【0009】
原料ガスは空気であってもよい。
【0010】
吸着剤のメディアン径は0.5μm以上300μm以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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