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公開番号2024174562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092453
出願日2023-06-05
発明の名称保全履歴提示システム及び保全履歴提示方法
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人サトー
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20241210BHJP(計算;計数)
要約【課題】故障分析の対象となる保全履歴を保全履歴データベースから抜け漏れなく抽出して提示する。
【解決手段】保全履歴提示システム1は、保全履歴を格納する保全履歴データベース4と、故障分析の対象とする異常コードを示す異常コード名に基づいて保全履歴データベースから抽出された保全履歴を取得し、テキスト全体の記録内容の類似度に基づいて異常コード名と類似し且つ当該異常コード名とは異なる別の表記が記録されている保全履歴を、異常コードと同一又は類似する保全履歴として保全履歴データベースから抽出するテキスト解析AI5と、テキスト解析AIによる抽出結果を提示する提示部7と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
保全履歴を格納する保全履歴データベース(4)と、
故障分析の対象とする異常コードを示す異常コード名に基づいて前記保全履歴データベースから抽出された保全履歴を取得し、テキスト全体の記録内容の類似度に基づいて前記異常コード名と類似し且つ当該異常コード名とは異なる別の表記が記録されている保全履歴を、前記異常コードと同一又は類似する保全履歴として前記保全履歴データベースから抽出するテキスト解析AI(5)と、
前記テキスト解析AIによる抽出結果を提示する提示部(6)と、を備える保全履歴提示システム。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
保全履歴データベースは、保全履歴を、現象、原因及び処置を単位として格納し、
前記テキスト解析AIは、現象が異常コード名で記録されている保全履歴と原因又は処置が類似する保全履歴を、前記異常コードと同一又は類似する保全履歴として前記保全履歴データベースから抽出する請求項1に記載した保全履歴提示システム。
【請求項3】
異常コードを予測する故障予測AI(3)を備え、
前記テキスト解析AIは、故障分析の対象とする異常コードとして、前記故障予測AIにより予測された異常コードを用いる請求項1又は2に記載した保全履歴提示システム。
【請求項4】
故障分析の対象とする異常コードを示す異常コード名に基づいて前記保全履歴データベースから抽出された保全履歴を取得する保全履歴取得手順と、
テキスト全体の記録内容の類似度に基づいて前記異常コード名と類似し且つ当該異常コード名とは異なる別の表記が記録されている保全履歴を、前記異常コードと同一又は類似する保全履歴として前記保全履歴データベースから抽出する保全履歴抽出手順と、
前記保全履歴抽出手順による抽出結果を提示する抽出結果提示手順と、を行う保全履歴提示方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保全履歴提示システム及び保全履歴提示方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば設備等において発生した故障に対し、故障分析を行う技術が供されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-201764公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
故障分析の手法として、故障分析の対象とする異常コードを示す異常コード名が記録されている保全履歴を保全履歴データベースから抽出する手法がある。一方、異常コード名の代わりに例えば担当者が入力する自然文が記録され、異常コード名との間で文字列に共起性がなくても相関関係が比較的高い文章の保全履歴が格納されている場合がある。異常コード名が完全一致する保全履歴だけを抽出する手法では、異常コード名が記録されていない保全履歴を抽出することができない。そのため、仮に異常コードと同一又は類似する保全履歴が格納されていても、その異常コードと同一又は類似する保全履歴を抽出することができず、故障分析の対象となる保全履歴の抜け漏れは避けられない。このような事情から、故障分析の対象となる保全履歴を保全履歴データベースから抜け漏れなく抽出して提示することが求められている。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、故障分析の対象となる保全履歴を保全履歴データベースから抜け漏れなく抽出して提示することができる保全履歴提示システム及び保全履歴提示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載した発明によれば、保全履歴を格納する保全履歴データベース(4)と、故障分析の対象とする異常コードを示す異常コード名に基づいて前記保全履歴データベースから抽出された保全履歴を取得し、テキスト全体の記録内容の類似度に基づいて前記異常コード名と類似し且つ当該異常コード名とは異なる別の表記が記録されている保全履歴を、前記異常コードと同一又は類似する保全履歴として前記保全履歴データベースから抽出するテキスト解析AI(5)と、前記テキスト解析AIによる抽出結果を提示する提示部(7)と、を備える。
【0007】
テキスト全体の記録内容の類似度に基づいて異常コード名と類似し且つ当該異常コード名とは異なる別の表記が記録されている保全履歴を、異常コードと同一又は類似する保全履歴として保全履歴データベースから抽出し、その抽出結果を提示するようにした。異常コード名と類似し且つ当該異常コード名とは異なる別の表記が記録されている保全履歴を、異常コードと同一又は類似する保全履歴として保全履歴データベースから抽出して提示することで、故障分析の対象となる保全履歴を保全履歴データベースから抜け漏れなく適切に提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態の全体構成を示す機能ブロック図
故障予測の処理の流れを説明する図
故障分析の処理の流れを説明する図
保全履歴を抽出する態様を説明する図
処置候補を抽出する態様を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施形態について図面を取得して説明する。図1に示すように、故障予測提示システム1は、例えば設備等の故障を予測するシステムである。故障予測提示システム1は、層別部2と、故障予測AI(Artificial Intelligence)3と、保全履歴データベース(DB)4と、第1テキスト解析AI5(テキスト解析AIに相当する)と、第2テキスト解析AI6と、表示部7(提示部に相当する)を備える。層別部2、故障予測AI3、保全履歴DB4、第1テキスト解析AI5及び第2テキスト解析AI6は、故障予測提示システム1の制御部として機能し、マイクロコンピュータを主体として構成されている。故障予測提示システム1の制御部により故障予測提示方法が実現される。故障予測AI3、第1テキスト解析AI5及び第2テキスト解析AI6に用いられているAIは、人間の知的能力を模したアルゴリズムによる情報処理を行い、例えば学習、予測、抽出等の処理を行う。
【0010】
層別部2は、設備関連ドキュメントとして、作動図、タイミングチャート、設備3D(3次元)図面、設備配線図、予備部品一覧表、変化点管理、工程FMEA(Failure Mode and Effects Analysis)、問題点対策表を画像認識処理やOCR処理等により読み取る。設備関連ドキュメントは、設備のソフトウェアに関連する情報及びハードウェアに関連する情報を含む幾つかの図面や表を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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