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公開番号2024174201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-13
出願番号2024173814,2020158697
出願日2024-10-02,2020-09-23
発明の名称エルボ及び雨樋システム
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E04D 13/08 20060101AFI20241206BHJP(建築物)
要約【課題】呼び樋から流入した排水を、竪樋に効率よく流下させるエルボ及び雨樋システムを提供することを目的とする。
【解決手段】第1エルボ10は、第1の受け口11と、第2の受け口13と、第1の受け口11と第2の受け口13とを接続する直管部12と、を備え、第1の受け口11の軸線と直管部12の軸線が交差し、直管部12の軸線と第2の受け口13の軸線とが交差している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第1の受け口と、
第2の受け口と、
前記第1の受け口と前記第2の受け口とを接続する直管部と、
を備え、
前記第1の受け口の軸線と前記直管部の軸線が交差し、前記直管部の軸線と前記第2の受け口の軸線とが交差している、
エルボ。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記第1の受け口の軸線、前記直管部の軸線、および、前記第2の受け口の軸線が同一の平面上に位置している、
請求項1に記載のエルボ。
【請求項3】
前記第1の受け口の軸線と、前記第2の受け口の軸線と、が直交している、
請求項2に記載のエルボ。
【請求項4】
前記平面を正面から見た正面視における前記エルボの内周側において、前記直管部は、前記第1の受け口と前記第2の受け口とが直結されることで形成されている、
請求項2または3に記載のエルボ。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載のエルボを用いた雨樋システムであって、
呼び樋と、
前記呼び樋の下流側の端に前記第1の受け口が接続される前記エルボと、
前記エルボの前記第2の受け口に接続される竪樋と、
を備え、
前記呼び樋を流れる雨水は前記エルボを介して前記竪樋へ排水される、
雨樋システム。
【請求項6】
前記直管部の流路断面積が、前記呼び樋の流路断面積及び前記竪樋の流路断面積よりも小さい、
請求項5に記載の雨樋システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、エルボ及び雨樋システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、建築物には、屋根から流れ落ちる雨水を受け止め、地上へと流し込むための雨樋が設けられる。雨樋は、軒樋、集水器、呼び樋、竪樋、連結管、エルボ継手、チーズ継手(以下、それぞれの継ぎ手を単に、エルボやチーズという)等の部材が複数組み合わされて構成される。近年、雨樋の排水能力を高めるために、竪樋の内部を満水状態にすることによって、水の吸引作用(所謂、サイフォン現象)を発生させ、排水量を飛躍的に増大させるサイフォン雨樋システムが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019‐120068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
雨樋システムにおいて雨水を縦引きから横引きにする部分(又は、雨水を横引きから縦引きにする部分)には、各種の樋や連結部材同士を接続するための継手としてエルボが用いられる。従来規格化されているエルボとしては、例えば90°曲がりエルボ(所謂、DL)、がある。
【0005】
曲がりエルボ内を排水が流れるとき、サイフォン現象発生には至らない量の排水、すなわち、管径に対して少量あるいは中量の排水の場合は、排水は重力に従い呼び樋の底面付近を流れる。その排水が曲がりエルボを介して竪樋に流入するとき、排水は慣性に従い曲がりエルボの曲がりの外側及び曲がりエルボに接続された竪樋における曲がりの外側の内壁に衝突する。そして、排水は、そのまま竪樋における曲がりの外側の内壁を伝って流下する。
【0006】
雨樋内にてサイフォン現象が発生する量の排水、すなわち、管径に対して大量の排水が流れるとき、排水は呼び樋の底面付近を流速を速めながら流れる。しかしながら、従来の曲がりエルボは、曲がりの外側が円弧状になっている。よって、例えば、呼び樋から勢いよく流入した排水が曲がりエルボの曲がりの外側の内壁に衝突したとき、排水はエルボの曲がりの内側及び曲がりエルボに接続された竪樋における曲がりの内側の内壁に反射するように流れる。曲がりの内側に衝突した排水は、再びエルボの曲がりの外側及び曲がりエルボに接続された竪樋における曲がりの外側の内壁に反射する。このような動きを繰り返しながら竪樋を流れていくために、管路内の流れが乱れ、効率よく排水されない。
【0007】
その結果、呼び樋内を勢いよく流れる排水が竪樋内で流れ切らず、竪樋から呼び樋に向けて逆流が発生する。そして、逆流した排水が軒樋から溢れるといった問題が発生する。
【0008】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、呼び樋から流入した排水を、竪樋に効率よく流下させるエルボ及び雨樋システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るエルボは、第1の受け口と、第2の受け口と、前記上第1の受け口と前記第2の受け口とを接続する直管部と、を備え、前記第1の受け口の軸線と前記直管部の軸線が交差し、前記直管部の軸線と前記第2の受け口の軸線とが交差している。
【0010】
この発明によれば、第1の受け口の軸線と直管部の軸線が交差し、直管部の軸線と第2の受け口の軸線とが交差している。
このことから、エルボの直管部によって第1の受け口から第2の受け口に向けて排水の流れの方向を変えることができる。更に、流れの方向を曲げる部位が直管形状であり、円弧状の形状を有さない。このような形状にすることにより、第1の受け口からの排水が直管部に衝突した時、第1の受け口から第2の受け口に向けて直接排水の流れ方向が転換される。更に、円弧状の形状を有さないことによって、円弧状の形状を有している場合と比較して直管部内が排水で満たされやすくなる。これにより、より排水管内でサイフォン現象が発生しやすくなる。これらのことによって、より排水を効率よく下流側に送ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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