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公開番号2024173346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091701
出願日2023-06-02
発明の名称収納箱およびシート
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類B65D 5/44 20060101AFI20241205BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】底壁を補強する底パッド部の配置に必要な部品点数を削減してコストを抑えつつ組み付け忘れを防止できる収納箱およびシートを提供する。
【解決手段】収納箱1Aは、第一壁4および第二壁と、周壁6とを有し、収納物が配置される箱本体を備え、第一壁は、雄フラップ層401と、雌フラップ層402と、中間フラップ層403とを含み、雄フラップ41は、雄本体部415と、差込部416とを有し、雌フラップ42は、雌本体部425を有し、雌本体部には、差込部が差し込まれる差込口426が設けられ、箱本体は、雌フラップの先端に形成され、且つ雌フラップの先端から折り返されて第二特定方向に延び、空間内に配置される底パッド部49を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
第一方向と交差するように延び且つ前記第一方向において互いに並んで配置される第一壁および第二壁と、前記第一壁の周縁から前記第二壁の周縁まで延びる周壁とを有し、前記第一壁と前記第二壁と前記周壁とで囲まれた空間に収納物が配置される箱本体を備え、
前記周壁は、
前記第一方向に直交する第二方向と交差するように延び且つ前記第二方向において互いに並んで配置される第三壁および第四壁と、
前記第一方向および前記第二方向に直交する第三方向と交差するように延び且つ前記第三方向において互いに並んで配置される第五壁および第六壁と
を含み、
前記第一壁は、
前記第一方向のうち前記第二壁から前記第一壁に向かう第一特定方向における前記第三壁の縁である第一接続端に接続する雄フラップによって構成される雄フラップ層と、
前記第一特定方向における前記第四壁の縁である第二接続端に接続する雌フラップによって構成される雌フラップ層と、
前記第一特定方向における前記第五壁の縁である第三接続端に接続する第一フラップと前記第一特定方向における前記第六壁の縁である第四接続端に接続する第二フラップとのうちの少なくとも一方によって構成される中間フラップ層と
を含み、
前記第一特定方向における前記周壁の縁が折り曲げられ、前記第一特定方向に向かって、前記雌フラップ層、前記中間フラップ層、前記雄フラップ層の順に積層されることで構成され、
前記雄フラップは、
前記第三壁の前記第一接続端から、前記第二方向のうち前記第三壁から前記第四壁に向かう第二特定方向に延びる雄本体部と、
前記雄本体部の先端に形成され、前記第二特定方向に突出する差込部と
を有し、
前記雌フラップは、
前記第四壁の前記第二接続端から、前記第二方向のうち前記第四壁から前記第三壁に向かう第三特定方向に延びる雌本体部
を有し、
前記雌本体部には、
前記雌本体部の先端側の領域に形成され、前記差込部が差し込まれる差込口
が設けられ、
前記箱本体は、前記雌フラップの先端に形成され、且つ前記雌フラップの先端から折り返されて前記第二特定方向に延び、前記空間内に配置される底パッド部を有すること
を特徴とする収納箱。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記底パッド部には、前記底パッド部を厚みを貫通し、且つ前記底パッド部の面に沿って延びる少なくとも一つの切込部が形成されたこと
を特徴とする請求項1に記載の収納箱。
【請求項3】
前記切込部は、
前記第二方向に延び、前記第三方向において互いに離れた位置に形成される一対の第一切込部と、
前記第三方向に延び、前記一対の第一切込部それぞれの端部のうち前記第二方向における前記雌フラップの先端に近い側の端部同士を接続して形成される第二切込部と
を含むこと
を特徴とする請求項2に記載の収納箱。
【請求項4】
前記第一フラップには、前記第一フラップの先端に形成され、前記第二特定方向に突出する第一突出部が設けられ、
前記第二フラップには、前記第二フラップの先端に形成され、前記第二特定方向に突出する第二突出部が設けられ、
前記雄フラップには、前記差込部の先端に形成され、前記第三方向の長さが前記差込部の前記第三方向の長さよりも長い頭部が設けられ、
前記雌フラップには、前記雌本体部の先端側の領域において前記差込口と繋がって形成され、前記第三方向の長さが前記差込口の前記第三方向の長さよりも長く、前記差込部が前記差込口に差し込まれる場合に前記頭部を差し込んで前記差込口に案内する案内口が設けられたこと
を特徴とする請求項3に記載の収納箱。
【請求項5】
前記第一壁が構成された状態で前記第一壁を前記第一方向に見た場合における前記一対の第一切込部のうち前記差込口の位置よりも前記第二特定方向に位置する部分の前記第三方向の長さをX、前記頭部の前記第三方向の長さをYとした場合に、
前記第一壁は、
X≧Y ・・・ (1)
を満たすこと
を特徴とする請求項4に記載の収納箱。
【請求項6】
前記第一壁が構成された状態で前記第一壁を前記第一方向に見た場合における前記一対の第一切込部のうち前記差込口の前記第二特定方向側の縁の位置よりも前記第二特定方向に位置する部分の前記第二方向の長さをB、前記頭部および前記差込部のうち前記差込口の前記第二特定方向側の縁の位置よりも前記第二特定方向に位置する部分の前記第二方向の長さをAとした場合に、
前記第一壁は、
B≧A ・・・ (2)
を満たすこと
を特徴とする請求項5に記載の収納箱。
【請求項7】
前記雌本体部または前記周壁は、前記第一壁が構成される場合に前記底パッド部に係合する少なくとも一つの係合部を有し、
前記係合部は、前記底パッド部が前記雌本体部から折り返されて、前記底パッド部と前記雌本体部とが前記第一方向に重なる配置となる状態を維持すること
を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の収納箱。
【請求項8】
前記底パッド部は、前記係合部に係合する被係合部を有すること
を特徴とする請求項7に記載の収納箱。
【請求項9】
前記第一壁が構成された状態で前記第一壁を前記第一方向に見た場合に、前記係合部は、前記第一フラップ、前記第二フラップおよび前記雄フラップのうち少なくともいずれかのフラップと前記第一方向に重なる領域に形成されたこと
を特徴とする請求項8に記載の収納箱。
【請求項10】
組み付けられることで収納箱が形成されるように構成されるシートであって、
前記収納箱は、
第一方向と交差するように延び且つ前記第一方向において互いに並んで配置される第一壁および第二壁と、前記第一壁の周縁から前記第二壁の周縁まで延びる周壁とを有し、前記第一壁と前記第二壁と前記周壁とで囲まれた空間に収納物が配置される箱本体を備え、
前記周壁は、
前記第一方向に直交する第二方向と交差するように延び且つ前記第二方向において互いに並んで配置される第三壁および第四壁と、
前記第一方向および前記第二方向に直交する第三方向と交差するように延び且つ前記第三方向において互いに並んで配置される第五壁および第六壁と
を含み、
前記第一壁は、
前記第一方向のうち前記第二壁から前記第一壁に向かう第一特定方向における前記第三壁の縁である第一接続端に接続する雄フラップによって構成される雄フラップ層と、
前記第一特定方向における前記第四壁の縁である第二接続端に接続する雌フラップによって構成される雌フラップ層と、
前記第一特定方向における前記第五壁の縁である第三接続端に接続する第一フラップと前記第一特定方向における前記第六壁の縁である第四接続端に接続する第二フラップとのうちの少なくとも一方によって構成される中間フラップ層と
を含み、
前記第一特定方向における前記周壁の縁が折り曲げられ、前記第一特定方向に向かって、前記雌フラップ層、前記中間フラップ層、前記雄フラップ層の順に積層されることで構成され、
前記雄フラップは、
前記第三壁の前記第一接続端から、前記第二方向のうち前記第三壁から前記第四壁に向かう第二特定方向に延びる雄本体部と、
前記雄本体部の先端に形成され、前記第二特定方向に突出する差込部と
を有し、
前記雌フラップは、
前記第四壁の前記第二接続端から、前記第二方向のうち前記第四壁から前記第三壁に向かう第三特定方向に延びる雌本体部
を有し、
前記雌本体部には、
前記雌本体部の先端側の領域に形成され、前記差込部が差し込まれる差込口
が設けられ、
前記箱本体は、前記雌フラップの先端に形成され、且つ前記雌フラップの先端から折り返されて前記第二特定方向に延び、前記空間内に配置される底パッド部を有すること
を特徴とするシート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収納箱およびシートに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
周壁の下端にメスフラップ、サイドフラップおよびオスフラップを設け、メスフラップの差込口にサイドフラップを差し込み、更にオスフラップの差込部を差し込むことで、各フラップを積層して組み立てる、いわゆる地獄底とよばれる底壁の構成が知られている。引用文献1に記載の包装用箱は、箱の底部とほぼ同じ大きさの底パット片を設置している。底パット片は、中段の内側重合用の胴部正面片の真下に連設することで、間の境界線がヒンジの役割を果たし、内容物の重量を支える構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-103422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引用文献1では、底パット片を、内側重合用胴部片に連設して設置する。このため余分な部品点数がかかり、生産コストが増加するという問題がある。また、折返し部分が多くなるため、包装用箱の組立時に底パット片を誤って胴部片と胴部の間に折り込んでしまう可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、底壁を補強する底パッド部の配置に必要な部品点数を削減してコストを抑えつつ組み付け忘れを防止できる収納箱およびシートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、例えば以下の態様を開示する。
【0007】
本発明の第一態様によれば、第一方向と交差するように延び且つ前記第一方向において互いに並んで配置される第一壁および第二壁と、前記第一壁の周縁から前記第二壁の周縁まで延びる周壁とを有し、前記第一壁と前記第二壁と前記周壁とで囲まれた空間に収納物が配置される箱本体を備え、前記周壁は、前記第一方向に直交する第二方向と交差するように延び且つ前記第二方向において互いに並んで配置される第三壁および第四壁と、前記第一方向および前記第二方向に直交する第三方向と交差するように延び且つ前記第三方向において互いに並んで配置される第五壁および第六壁とを含み、前記第一壁は、前記第一方向のうち前記第二壁から前記第一壁に向かう第一特定方向における前記第三壁の縁である第一接続端に接続する雄フラップによって構成される雄フラップ層と、前記第一特定方向における前記第四壁の縁である第二接続端に接続する雌フラップによって構成される雌フラップ層と、前記第一特定方向における前記第五壁の縁である第三接続端に接続する第一フラップと前記第一特定方向における前記第六壁の縁である第四接続端に接続する第二フラップとのうちの少なくとも一方によって構成される中間フラップ層とを含み、前記第一特定方向における前記周壁の縁が折り曲げられ、前記第一特定方向に向かって、前記雌フラップ層、前記中間フラップ層、前記雄フラップ層の順に積層されることで構成され、前記雄フラップは、前記第三壁の前記第一接続端から、前記第二方向のうち前記第三壁から前記第四壁に向かう第二特定方向に延びる雄本体部と、前記雄本体部の先端に形成され、前記第二特定方向に突出する差込部とを有し、前記雌フラップは、前記第四壁の前記第二接続端から、前記第二方向のうち前記第四壁から前記第三壁に向かう第三特定方向に延びる雌本体部を有し、前記雌本体部には、前記雌本体部の先端側の領域に形成され、前記差込部が差し込まれる差込口が設けられ、前記箱本体は、前記雌フラップの先端に形成され、且つ前記雌フラップの先端から折り返されて前記第二特定方向に延び、前記空間内に配置される底パッド部を有することを特徴とする収納箱が提供される。
【0008】
収納箱の第一壁は、雌フラップの差込口に雄フラップの差込部が差し込まれ、第一特定方向に向かって、雌フラップ層、中間フラップ層、雄フラップ層の順に積層されて構成される、いわゆる地獄底とよばれる形態の壁部である。収納箱の空間内には、雌フラップから折り返された底パッド部が配置される。底パッド部は、空間内に収納物が配置された場合の重量を支え、地獄底の底抜けを防止することができる。また底パッド部は、雄フラップおよび中間フラップ層よりも収納箱の内部の空間側に配置される雌フラップの先端に設けられたので、他の部品を設けなくとも、折り返すだけで空間内に配置することができる。故に収納箱は、第一壁を補強する底パッド部の配置に必要な部品点数を削減してコストを抑えることができつつ、底パッド部の組み付け忘れを防止できる。
【0009】
本発明の第二態様によれば、組み付けられることで収納箱が形成されるように構成されるシートであって、前記収納箱は、第一方向と交差するように延び且つ前記第一方向において互いに並んで配置される第一壁および第二壁と、前記第一壁の周縁から前記第二壁の周縁まで延びる周壁とを有し、前記第一壁と前記第二壁と前記周壁とで囲まれた空間に収納物が配置される箱本体を備え、前記周壁は、前記第一方向に直交する第二方向と交差するように延び且つ前記第二方向において互いに並んで配置される第三壁および第四壁と、前記第一方向および前記第二方向に直交する第三方向と交差するように延び且つ前記第三方向において互いに並んで配置される第五壁および第六壁とを含み、前記第一壁は、前記第一方向のうち前記第二壁から前記第一壁に向かう第一特定方向における前記第三壁の縁である第一接続端に接続する雄フラップによって構成される雄フラップ層と、前記第一特定方向における前記第四壁の縁である第二接続端に接続する雌フラップによって構成される雌フラップ層と、前記第一特定方向における前記第五壁の縁である第三接続端に接続する第一フラップと前記第一特定方向における前記第六壁の縁である第四接続端に接続する第二フラップとのうちの少なくとも一方によって構成される中間フラップ層とを含み、前記第一特定方向における前記周壁の縁が折り曲げられ、前記第一特定方向に向かって、前記雌フラップ層、前記中間フラップ層、前記雄フラップ層の順に積層されることで構成され、前記雄フラップは、前記第三壁の前記第一接続端から、前記第二方向のうち前記第三壁から前記第四壁に向かう第二特定方向に延びる雄本体部と、前記雄本体部の先端に形成され、前記第二特定方向に突出する差込部とを有し、前記雌フラップは、前記第四壁の前記第二接続端から、前記第二方向のうち前記第四壁から前記第三壁に向かう第三特定方向に延びる雌本体部を有し、前記雌本体部には、前記雌本体部の先端側の領域に形成され、前記差込部が差し込まれる差込口が設けられ、前記箱本体は、前記雌フラップの先端に形成され、且つ前記雌フラップの先端から折り返されて前記第二特定方向に延び、前記空間内に配置される底パッド部を有することを特徴とするシートが提供される。故に第二態様は第一態様と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
収納箱1Aを右前上方から見た斜視図である。
収納箱1Aを左後下方から見た斜視図である。
収納箱1Aの平面図である。
収納箱1Aの底面図である。
台紙100Aを示す展開図である。
収納箱1Aの底壁4を右後下方から見た斜視図である。
底壁4を組み立てる前の収納箱1Aを右後下方から見た斜視図である。
図7の続きであり、底壁4を組み立てる途中の収納箱1Aを右後下方から見た斜視図である。
図8の続きであり、底壁4を組み立てる途中の収納箱1Aを右後下方から見た斜視図である。
天壁5を組み立てる前の収納箱1Aを右前上方から見た斜視図である。
図9の続きであり、天壁5を組み立てる途中の収納箱1Aを右前上方から見た斜視図である。
収納箱1Bを右前上方から見た斜視図である。
台紙100Bを示す展開図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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