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公開番号2024168671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085545
出願日2023-05-24
発明の名称電力供給システム
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02J 3/38 20060101AFI20241128BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 電力供給システムにおいて、電力供給手段から供給される電力が途絶えた場合であっても、好適に電力を賄うことができる技術を提供する。
【解決手段】 電力供給システムは、特定の地域へ電力を供給する電力供給手段を備える。特定の地域内には、電力供給手段から供給される電力を管理する電力管理装置と、電力管理装置と通信可能に構成されている少なくとも1つの発電装置と、が設けられている。電力管理装置は、電力供給手段から特定の地域内に供給される電力が不足している場合に、余剰電力を発電する指令を発電装置に送信し、発電装置により発電した余剰電力を特定の地域内の配電線に供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
特定の地域へ電力を供給する電力供給手段を備える電力供給システムであって、
前記特定の地域内には、
前記電力供給手段から供給される電力を管理する電力管理装置と、
前記電力管理装置と通信可能に構成されている少なくとも1つの発電装置と、が設けられており、
前記電力管理装置は、前記電力供給手段から前記特定の地域内に供給される電力が不足している場合に、余剰電力を発電する指令を前記発電装置に送信し、前記発電装置により発電した前記余剰電力を前記特定の地域内の配電線に供給する、
電力供給システム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電力供給システムであって、
前記発電装置は、前記特定の地域内の家屋に設けられた燃料電池発電装置または太陽光発電装置である、
電力供給システム。
【請求項3】
請求項1に記載の電力供給システムであって、
前記特定の地域内には、複数の前記発電装置が設けられており、
前記電力管理装置は、前記発電装置のそれぞれが発電する前記余剰電力の価格に関する価格情報を記憶しており、
前記電力管理装置は、前記電力供給手段から前記特定の地域内に供給される電力が不足している場合に、前記価格情報に基づいて、前記余剰電力の売電価格が低い前記発電装置に対して前記指令を送信する、
電力供給システム。
【請求項4】
請求項1に記載の電力供給システムであって、
前記発電装置は、第1の発電装置と、前記第1の発電装置よりも発電能力が低い第2の発電装置を含み、
前記電力管理装置は、前記電力供給手段から前記特定の地域内に供給される電力の不足量が所定の閾値よりも大きい場合に、前記第1の発電装置に前記指令を送信し、前記電力供給手段から前記特定の地域内に供給される電力の不足量が前記所定の閾値よりも小さい場合に、前記第2の発電装置に前記指令を送信する、
電力供給システム。
【請求項5】
請求項1に記載の電力供給システムであって、
前記電力管理装置は、蓄電手段を備える、
電力供給システム。
【請求項6】
請求項1に記載の電力供給システムであって、
前記電力管理装置は、前記発電装置により発電した電力を定常の供給電圧よりも低い電圧で前記特定の地域内の前記配電線に供給する、
電力供給システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、電力供給システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電力供給手段である発電所からの供給電力が不足した場合に、定常の供給電圧よりも低い電圧で、電力を特定の地域の配電線に供給するように構成された電力供給システムが開示されている。また、特許文献1では、発電所からの供給電力が不足した場合に、補助的な電力供給手段としての燃料電池自動車が発電した電力を配電線に供給することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-168258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、例えば、落雷等により、発電所から特定の地域へ電力を供給するための配電線が断線した場合には、特定の地域内への電力供給が完全に途絶えてしまう。特許文献1の技術では、このような場合に、特定の地域内への電力供給ができない。また、補助的な電力供給手段として燃料電池自動車を利用するためには、ユーザの意思で当該自動車を移動させる必要があり、システム管理の面で不十分である。本明細書では、電力供給手段から供給される電力が途絶えた場合であっても、好適に電力を賄うことができる技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、第1の態様として、特定の地域へ電力を供給する電力供給手段を備える電力供給システムを開示する。前記特定の地域内には、前記電力供給手段から供給される電力を管理する電力管理装置と、前記電力管理装置と通信可能に構成されている少なくとも1つの発電装置と、が設けられている。前記電力管理装置は、前記電力供給手段から前記特定の地域内に供給される電力が不足している場合に、余剰電力を発電する指令を前記発電装置に送信し、前記発電装置により発電した前記余剰電力を前記特定の地域内の配電線に供給する。
【0006】
上記の電力供給システムでは、特定の地域内において、電力管理装置と発電装置とが互いに通信可能に構成されている。電力管理装置は、特定の地域内に供給される電力が不足している場合に、特定の地域内に設けられた発電装置に余剰電力を発電する指令を送信する。そして、電力管理装置は、発電装置が発電した余剰電力を特定の地域内の配電線に供給することにより、当該特定の地域内で不足している電力を賄うことができる。なお、「特定の地域内に供給される電力が不足している場合」とは、当該特定の地域内に供給される電力が必要量よりも少ない場合だけでなく、例えば、電力供給手段から電力管理装置へ電力を供給する送電線に断線が生じ、特定の地域内に全く電力が供給されていない場合も含む。
【0007】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記発電装置は、前記特定の地域内の家屋に設けられた燃料電池発電装置または太陽光発電装置であってもよい。
【0008】
このような構成では、特定の地域内の家屋に設置された発電装置を用いて、不足した電力を賄うことができる。
【0009】
第3の態様では、上記第1又は第2の態様において、前記特定の地域内には、複数の前記発電装置が設けられていてもよい。前記電力管理装置は、前記発電装置のそれぞれが発電する前記余剰電力の価格に関する価格情報を記憶していてもよい。前記電力管理装置は、前記電力供給手段から前記特定の地域内に供給される電力が不足している場合に、前記価格情報に基づいて、前記余剰電力の売電価格が低い前記発電装置に対して前記指令を送信してもよい。
【0010】
このような構成では、特定の地域内の電力が不足している場合に、売電価格が低い発電装置により発電された余剰電力を利用するので、システムを稼働するためのコストを低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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