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公開番号
2024167967
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084312
出願日
2023-05-23
発明の名称
電力制御装置
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
G05F
1/67 20060101AFI20241128BHJP(制御;調整)
要約
【課題】太陽電池パネル又は太陽電池パネルからの電力を伝送する導電路の異常を判定する。
【解決手段】電力制御装置10は、太陽電池パネル2から入力される電力の電圧を変換して出力する電力変換部30と、電力変換部30に対して探索制御を行った後に追従制御を行う制御部28と、異常が生じたことを判定する異常判定部29と、を備える。異常判定部29は、追従制御中に電力変換部30の入力側の電圧、電流、及び電力のいずれかである変化対象を所定の対象期間において変化させ、対象期間における変化対象の変化に基づいて異常が生じたことを判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
太陽電池パネルから入力される電力を制御するとともに、前記太陽電池パネルから入力される電圧、電流又は電力に基づいて異常が生じたことを判定する電力制御装置であって、
前記太陽電池パネルから入力される電圧を変換して出力する電力変換部と、
前記電力変換部に対して探索制御を行った後に追従制御を行う制御部と、
異常が生じたことを判定する異常判定部と、
を備え、
前記探索制御は、前記電力変換部の入力側及び出力側のうち一方側の電圧及び電流のいずれかを調整対象とし、前記調整対象を所定幅で段階的に変化させ、前記所定幅の各段階での前記一方側の電力のうち最大の電力である最大電力を検出する制御であり、
前記追従制御は、前記電力変換部の前記一方側の電力を前記探索制御で検出された前記最大電力に追従させる制御であり、
前記異常判定部は、前記追従制御中に前記電力変換部の入力側の電圧、電流、及び電力のいずれかである変化対象を所定の対象期間において設定した2つの値の間を往復するように変化させ、前記対象期間における前記変化対象の変化に基づいて異常が生じたことを判定する
電力制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記異常判定部は、前記対象期間において前記変化対象を変化させたときの変化に応じた値を測定する処理を複数回行い、測定値の平均値に基づいて異常が生じたことを判定する
請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項3】
前記異常判定部は、前記対象期間において前記変化対象を複数の周波数で周期的に変化させ、周波数ごとの変化に基づいて異常が生じたことを判定する
請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項4】
前記異常判定部は、前記変化対象の変化しているときの値に基づいて異常が生じたことを判定する
請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項5】
前記異常判定部は、前記対象期間において前記変化対象を周期的に変化させたときの振幅に基づいて異常が生じたことを判定する
請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項6】
車両に搭載される前記太陽電池パネルから入力される電力を制御する電力制御装置であって、
前記太陽電池パネルは、直列に接続された複数の太陽電池モジュールと、各前記太陽電池モジュールに対して並列に接続されるバイパスダイオードと、を有し、
前記制御部は、前記太陽電池パネルから出力される電流値と電圧値の相関を示すI-V曲線上において、微分コンダクタンスdi/dvを算出するように構成され、
前記制御部は、前記探索制御において前記微分コンダクタンスdi/dvの絶対値が予め設定された閾値以下になった場合に前記バイパスダイオードが動作したと判定し、前記バイパスダイオードが動作しない入力側の電圧、又は電流の範囲において前記探索制御及び前記追従制御を行う
請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項7】
前記異常判定部は、前記対象期間において前記変化対象を変化させる変化処理と、変化に応じた値を測定する測定処理と、を行い、前記変化処理の前後で前記一方側の電圧、電流又は電力の変化量が判定値以下であることを条件として、異常が生じたと判定する
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電力制御装置。
【請求項8】
前記異常判定部は、前記対象期間の前後で前記一方側の電圧、電流又は電力の変化量が判定値以下であることを条件として、異常が生じたと判定する
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電力制御装置。
【請求項9】
前記異常判定部は、前記制御部と同じ制御回路によって構成される
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電力制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パワーコンディショナが開示されている。このパワーコンディショナは、最大電力点追従制御であるMPPT制御によって、発電電力が最大となる最大電力点(MPP)を見つけだす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-52532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術においては、太陽電池パネル又は太陽電池パネルからの電力を伝送する導電路が劣化することなどによって異常な状態となり得る。特許文献1の技術においては、このような異常な状態を判定可能であることが望ましい。
【0005】
本開示は、太陽電池パネル又は太陽電池パネルからの電力を伝送する導電路の異常を判定することが可能な技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電力制御装置は、
太陽電池パネルから入力される電力を制御するとともに、前記太陽電池パネルから入力される電圧、電流又は電力に基づいて異常が生じたことを判定する電力制御装置であって、
前記太陽電池パネルから入力される電圧を変換して出力する電力変換部と、
前記電力変換部に対して探索制御を行った後に追従制御を行う制御部と、
異常が生じたことを判定する異常判定部と、
を備え、
前記探索制御は、前記電力変換部の入力側及び出力側のうち一方側の電圧及び電流のいずれかを調整対象とし、前記調整対象を所定幅で段階的に変化させ、前記所定幅の各段階での前記一方側の電力のうち最大の電力である最大電力を検出する制御であり、
前記追従制御は、前記電力変換部の前記一方側の電力を前記探索制御で検出された前記最大電力に追従させる制御であり、
前記異常判定部は、前記追従制御中に前記電力変換部の入力側の電圧、電流、及び電力のいずれかである変化対象を所定の対象期間において設定した2つの値の間を往復するように変化させ、前記対象期間における前記変化対象の変化に基づいて異常が生じたことを判定する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、太陽電池パネル又は太陽電池パネルからの電力を伝送する導電路の異常を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る太陽電池パネル用の電力制御装置を含む車両の構成を概略的に例示するブロック図である。
図2は、図1の電力制御装置に含まれるMPPT回路、制御部及び異常判定部を概略的に例示する回路図である。
図3は、第1探索制御中における、経過時間と入力電圧との関係、経過時間と入力電流との関係、経過時間と入力電力との関係を対応させて示すグラフである。
図4は、追従制御中に目標電流を一時的に変化させたときの入力側の電流値の変化を示すグラフである。
図5は、第2実施形態において、変化処理を複数回行ったときの入力側の電流値の変化を示すグラフである。
図6は、第3実施形態において、入力側の電流値を周期的に変化させたときの入力側の電流値の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
【0010】
〔1〕太陽電池パネルから入力される電力を制御するとともに、前記太陽電池パネルから入力される電圧、電流又は電力に基づいて異常が生じたことを判定する電力制御装置であって、
前記太陽電池パネルから入力される電圧を変換して出力する電力変換部と、
前記電力変換部に対して探索制御を行った後に追従制御を行う制御部と、
異常が生じたことを判定する異常判定部と、
を備え、
前記探索制御は、前記電力変換部の入力側及び出力側のうち一方側の電圧及び電流のいずれかを調整対象とし、前記調整対象を所定幅で段階的に変化させ、前記所定幅の各段階での前記一方側の電力のうち最大の電力である最大電力を検出する制御であり、
前記追従制御は、前記電力変換部の前記一方側の電力を前記探索制御で検出された前記最大電力に追従させる制御であり、
前記異常判定部は、前記追従制御中に前記電力変換部の入力側の電圧、電流、及び電力のいずれかである変化対象を所定の対象期間において設定した2つの値の間を往復するように変化させ、前記対象期間における前記変化対象の変化に基づいて異常が生じたことを判定する
電力制御装置。
(【0011】以降は省略されています)
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