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公開番号2024167844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023084202
出願日2023-05-22
発明の名称アキシャルギャップ型モータおよびドローン
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 9/19 20060101AFI20241127BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータを適切に冷却することができるアキシャルギャップ型モータおよびこれを備えたドローンを提供する。
【解決手段】アキシャルギャップ型モータは、ステータと、回転の軸方向でステータに対向するロータとを備える。ステータは、回転の周方向に沿って設けられた側壁を有する環状のステータケースと、ステータケース内に収容され、周方向に配置された複数のコイルユニットと、側壁と、複数のコイルユニットとの間の領域により構成される周方向の冷媒の流路と、流路の一部に設けられ、冷媒の流通を規制する規制部と、を有する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
ステータと、回転の軸方向で前記ステータに対向するロータと、を備えるアキシャルギャップ型モータであって、
前記ステータは、
前記回転の周方向に沿って設けられた側壁を有する環状のステータケースと、
前記ステータケース内に収容され、前記周方向に配置された複数のコイルユニットと、
前記側壁と、前記複数のコイルユニットとの間の領域により構成される前記周方向の冷媒の流路と、
前記流路の一部に設けられ、前記冷媒の流通を規制する規制部と、を有する
アキシャルギャップ型モータ。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記側壁は、同心状に設けられた、前記ステータケースの内周壁および外周壁の少なくとも一方であり、
前記規制部は、前記内周壁および前記外周壁の少なくとも一方から突出する1以上の突起部である
請求項1に記載のアキシャルギャップ型モータ。
【請求項3】
前記突起部は、前記コイルユニットに対向する位置に、2以上のコイルユニットごとに等角度ピッチで複数配置される
請求項2に記載のアキシャルギャップ型モータ。
【請求項4】
前記突起部は、
前記外周壁に設けられ、前記複数のコイルユニットのうち第1群のコイルユニットに対向する位置に配置された複数の第1突起部と、
前記内周壁に設けられ、前記複数のコイルユニットのうち前記第1群とは異なる第2群のコイルユニットに対向する位置に配置された複数の第2突起部と、により構成される
請求項3に記載のアキシャルギャップ型モータ。
【請求項5】
前記ステータケースは、前記冷媒の供給口および排出口をさらに有し、
前記排出口より前記供給口に近い位置に配置される前記突起部の数より、前記供給口より前記排出口に近い位置に配置される前記突起部の数が多い
請求項2から4のうちいずれか1項に記載のアキシャルギャップ型モータ。
【請求項6】
ステータと、回転の軸方向で前記ステータに対向するロータと、を有するアキシャルギャップ型モータと、前記アキシャルギャップ型モータにより駆動される回転翼とを備えるドローンであって、
前記ステータは、
前記回転の周方向に沿って設けられた側壁を有する環状のステータケースと、
前記ステータケース内に収容され、前記周方向に配置された複数のコイルユニットと、
前記側壁と、前記複数のコイルユニットとの間の領域により構成される前記周方向の冷媒の流路と、
前記流路の一部に設けられ、前記冷媒の流通を規制する規制部と、を有する
ドローン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アキシャルギャップ型モータ、およびこれを備えたドローンに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、エアギャップを介して回転軸方向にステータおよびロータを対向配置したアキシャルギャップ型モータが知られている。このようなアキシャルギャップ型モータにおいては、ステータの発熱が問題となる。そこで、例えば特許文献1には、ステータ本体を収容するケース(センターケース)に、冷却液の供給用および排出用の2つポートを設け、外部の循環ポンプにより当該ケース内に冷却液を流通させることで、ステータを放熱する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-99181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アキシャルギャップ型モータでは、電気機械的特性の向上を目的として、ステータコアにコイルが装着されて構成されるコイルユニットの設置数を増やして多極化を図る場合がある。コイルユニットの数を増やすほど、隣接するコイルユニット間の距離が小さくなる。冷却液等の冷媒をステータに供給してステータを冷却する場合において、隣接するコイルユニット間の距離が小さいほど、コイルユニット間における流路抵抗が大きくなり、コイルユニット間への冷媒の流入が困難となる。すなわち、コイルユニットの数が増えるほど、何も対策をしない場合、ステータを適切に冷却できないおそれがある。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は、ステータを適切に冷却することができるアキシャルギャップ型モータおよびこれを備えたドローンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るアキシャルギャップ型モータは、ステータと、回転の軸方向で前記ステータに対向するロータとを備える。前記ステータは、前記回転の周方向に沿って設けられた側壁を有する環状のステータケースと、前記ステータケース内に収容され、前記周方向に配置された複数のコイルユニットと、前記側壁と、前記複数のコイルユニットとの間の領域により構成される前記周方向の冷媒の流路と、前記流路の一部に設けられ、前記冷媒の流通を規制する規制部と、を有する。
【0007】
上記の一態様のアキシャルギャップ型モータにおいて、前記側壁は、同心状に設けられた、前記ステータケースの内周壁および外周壁の少なくとも一方であってもよい。また、前記規制部は、前記内周壁および前記外周壁の少なくとも一方から突出する1以上の突起部であってもよい。
【0008】
上記の一態様のアキシャルギャップ型モータにおいて、前記突起部は、前記コイルユニットに対向する位置に、2以上のコイルユニットごとに等角度ピッチで複数配置されてもよい。
【0009】
上記の一態様のアキシャルギャップ型モータにおいて、前記突起部は、前記外周壁に設けられ、前記複数のコイルユニットのうち第1群のコイルユニットに対向する位置に配置された複数の第1突起部と、前記内周壁に設けられ、前記複数のコイルユニットのうち第1群とは異なる第2群のコイルユニットに対向する位置に配置された複数の第2突起部と、により構成されてもよい。
【0010】
上記の一態様のアキシャルギャップ型モータにおいて、前記ステータケースは、前記冷媒の供給口および排出口をさらに有し、前記排出口より前記供給口に近い位置に配置される前記突起部の数より、前記供給口より前記排出口に近い位置に配置される前記突起部の数が多くてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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