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公開番号2024166855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083240
出願日2023-05-19
発明の名称電動車両
出願人極東開発工業株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類F04B 53/00 20060101AFI20241122BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】油圧ポンプを電動モータに対して固定しやすい電動車両を提供する。
【解決手段】電動車両は、バッテリと、バッテリから供給される電力により走行する車体と、バッテリから供給される電力により駆動する電動モータと、電動モータにより駆動され、吸込ポートから作動油を吸い込み、吸い込まれた作動油を吐出ポートから吐出する油圧ポンプと、油圧ポンプに固定され、吸込ポート又は吐出ポートに接続される第1ポート、及び油圧配管に接続される第2ポートが形成されたブロックと、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリと、
前記バッテリから供給される電力により走行する車体と、
前記バッテリから供給される電力により駆動する電動モータと、
前記電動モータにより駆動され、吸込ポートから作動油を吸い込み、吸い込まれた作動油を吐出ポートから吐出する油圧ポンプと、
前記油圧ポンプに固定され、前記吸込ポート又は前記吐出ポートに接続される第1ポート、及び油圧配管に接続される第2ポートが形成されたブロックと、を備える、電動車両。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記ブロックは、前記油圧ポンプのポンプ端面に面接触する第1ブロック端面と、前記第1ブロック端面に傾斜する第2ブロック端面と、を備え、
前記吸込ポート又は前記吐出ポートは、前記ポンプ端面に形成された円形の開口であり、
前記第1ポートは、前記第1ブロック端面に形成された円形の開口であり、前記第2ポートは、前記第2ブロック端面に形成された円形の開口である、請求項1に記載された電動車両。
【請求項3】
前記ブロックは、前記第1ポートの外周側に前記第1ポートの同心円上に形成された、前記ブロックを前記油圧ポンプに固定するための複数の貫通孔を備え、
前記油圧ポンプは、前記吸込ポート又は前記吐出ポートの外周側に前記吸込ポート又は前記吐出ポートの同心円上に形成された、前記貫通孔に対向する複数の固定用穴を備える、請求項2に記載された電動車両。
【請求項4】
前記油圧ポンプを覆うカバーを備える、請求項1~3の何れか1項に記載の電動車両。
【請求項5】
前記ブロックは、前記カバーを固定するための第1固定部を備える、請求項4に記載の電動車両。
【請求項6】
前記油圧ポンプは、前記カバーを固定するための第2固定部を備える、請求項5に記載の電動車両。
【請求項7】
前記第1ポートは、前記吐出ポートに接続され、
前記ブロックは、前記第1ポートと前記吐出ポートと同軸上に形成された油溜め部を備える、請求項1~3の何れか1項に記載の電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、電動車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、油圧シリンダ等の油圧アクチュエータにより架装物を駆動する作業車両が開示されている。油圧アクチュエータは、電動モータにより駆動される油圧ポンプによって作動油が供給される。油圧ポンプには、オイルタンクから作業油を吸い込むための油圧配管と、吸い込まれた作動油を油圧アクチュエータへ送るための油圧配管とが接続される必要がある。そのため、油圧ポンプを電動モータに対して固定しにくい。また、バッテリから供給される電力により走行する電動車両の場合、エンジンの出力により走行するエンジン車両に比べ、高電圧配線(高電圧ハーネス)が多く、油圧ポンプ付近が煩雑となっているため、油圧ポンプを電動モータに対してさらに固定しにくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-251469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、課題は、油圧ポンプを電動モータに対して固定しやすい電動車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
電動車両は、バッテリと、
前記バッテリから供給される電力により走行する車体と、
前記バッテリから供給される電力により駆動する電動モータと、
前記電動モータにより駆動され、吸込ポートから作動油を吸い込み、吸い込まれた作動油を吐出ポートから吐出する油圧ポンプと、
前記油圧ポンプに固定され、前記吸込ポート又は前記吐出ポートに接続される第1ポート、及び油圧配管に接続される第2ポートが形成されたブロックと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態に係る塵芥収集車を左側から見た側断面図
同実施形態に係る塵芥収集車の背面図
同実施形態に係るポンプ部の斜視図
同実施形態に係るポンプ部の平面図
同実施形態に係るポンプ部の底面図
同実施形態に係る油圧ポンプの斜視図
同実施形態に係る油圧ポンプの右側面図
同実施形態に係るポンプ部の右側面図
同実施形態に係るポンプ部の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0007】
各図面において、構成要素の寸法は、例えば、理解を容易にするために、実際の寸法に対して拡大、縮小して示す場合があり、また、各図面の間での寸法比は、一致していない場合がある。なお、各図面において、例えば、理解を容易にするために、構成要素の一部を省略して示す場合がある。
【0008】
第1、第2等の序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、構成要素は、この用語によって特に限定されるものではない。なお、序数を含む構成要素の個数は、特に限定されず、例えば、一つでもよい場合がある。また、以下の明細書及び図面で用いられる序数は、特許請求の範囲に記載された序数と異なる場合がある。
【0009】
以下、電動車両における一実施形態について、図1~図9を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、電動車両の構成等の理解を助けるために例示するものであり、電動車両の構成を限定するものではない。
【0010】
図1は、電動車両の一例としての塵芥収集車Gを示している。図1では、塵芥収集車Gの前後方向(車両前後方向ともいう)及び上下方向を矢印で示しており、紙面に垂直な方向が左右方向(車幅方向ともいう)となる。
(【0011】以降は省略されています)

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