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公開番号
2024166622
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082828
出願日
2023-05-19
発明の名称
アダプタ及び光接続構造
出願人
住友電気工業株式会社
,
日本通信電材株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
6/36 20060101AFI20241122BHJP(光学)
要約
【課題】光学特性を良好に維持することが可能なアダプタを提供する。
【解決手段】アダプタは、第1方向に互いに対向する一対のフェルールを保持する。アダプタは、第1方向から見て一対のフェルールを囲む筒形状をなす筒状体を備える。筒状体は、第1方向に沿って延在しフェルールの側面に係合するガイドと、第1方向の第1端から第2端に向かって形成される第1スリットと、第3方向において第1スリットに対向し、第1端から第2端に向かって形成される第2スリットと、第1方向において第1スリットに対向し、第2端から第1端に向かって形成される第3スリットと、第3方向において第3スリットに対向し、第2端から第1端に向かって形成される第4スリットと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に互いに対向する一対のフェルールを保持するためのアダプタであって、
前記第1方向から見て前記一対のフェルールを半周以上にわたって囲む筒形状をなす筒状体を備え、
前記筒状体は、
前記第1方向に沿って延在し前記フェルールの側面に係合するガイドと、
前記第1方向の第1端から前記第1端とは反対の第2端に向かって形成され、前記第1方向に交差する第2方向に拡開可能な第1スリットと、
前記第1方向及び前記第2方向の両方に交差する第3方向において前記第1スリットに対向し、前記第1端から前記第2端に向かって形成され、前記第2方向に拡開可能な第2スリットと、
前記第1方向において前記第1スリットに対向し、前記第2端から前記第1端に向かって形成され、前記第2方向に拡開可能な第3スリットと、
前記第3方向において前記第3スリットに対向し、前記第2端から前記第1端に向かって形成され、前記第2方向に拡開可能な第4スリットと、を備える、アダプタ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1スリット及び前記第2スリットは、前記第1端から前記第2端に向かって1mm以上にわたって形成されており、
前記第3スリット及び前記第4スリットは、前記第2端から前記第1端に向かって1mm以上にわたって形成されており、
前記第1スリットと前記第3スリットとの間、及び、前記第2スリットと前記第4スリットとの間は、前記第1方向において1mm以上離れている、請求項1に記載のアダプタ。
【請求項3】
前記筒状体は、
前記第1スリット及び前記第3スリットが形成された第1壁体と、
前記第1壁体に対面し、前記第2スリット及び前記第4スリットが形成された第2壁体と、を含み、
前記第2方向において、前記第1スリット及び前記第3スリットの幅は、前記第1壁体の幅よりも2mm以上狭くなっており、
前記第2方向において、前記第2スリット及び前記第4スリットの幅は、前記第2壁体の幅よりも2mm以上狭くなっている、請求項1又は2に記載のアダプタ。
【請求項4】
請求項1に記載のアダプタと、
前記アダプタの前記筒状体に保持された前記一対のフェルールと、を備える、光接続構造。
【請求項5】
前記ガイドは、前記第2方向において互いに対面する第1ガイド及び第2ガイドを有し、
前記一対のフェルールのそれぞれは、前記第1ガイド及び前記第2ガイドに係合する一対の係合部を有する、請求項4に記載の光接続構造。
【請求項6】
前記一対のフェルールのそれぞれは、前記第3方向において互いに対向する第1側面及び第2側面と、前記第2方向において互いに対向する第3側面及び第4側面とを備え、
前記一対の係合部は、前記第3側面及び前記第4側面に形成された、前記第1方向に延在する溝である、請求項5に記載の光接続構造。
【請求項7】
前記溝の前記第1方向に交差する断面形状は、V字状である、請求項6に記載の光接続構造。
【請求項8】
前記一対のフェルール同士を互いに対向する方向に付勢する一対のバネを更に備え、
前記第1ガイドと前記第2ガイドとが前記一対のフェルールを押圧する力は、前記一対のバネが前記一対のフェルールを付勢するバネ荷重よりも小さい、請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の光接続構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、アダプタ及び光接続構造に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、互いに対向する一対のフェルールを保持するためのアダプタを備える光接続構造が開示されている。この光接続構造では、複数の光ファイバを保持したフェルールをアダプタに挿入して嵌合することによって複数の光ファイバを位置決めする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/085352号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記光接続構造では、フェルールが挿入される方向に沿って、アダプタにスリットが形成されている。この場合、アダプタにフェルールが挿入された際に、スリットがその幅方向に開かれることにより、スリットに対面するアダプタの壁体が湾曲し得る。これにより、アダプタの湾曲によって生じた力がフェルールに作用し、フェルールが湾曲することで、光学特性が不安定になることが考えられる。
【0005】
本開示は、光学特性を良好に維持することが可能となる、アダプタ及び光接続構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係るアダプタは、第1方向に互いに対向する一対のフェルールを保持する。アダプタは、第1方向から見て一対のフェルールを半周以上にわたって囲む筒形状をなす筒状体を備える。筒状体は、第1方向に沿って延在しフェルールの側面に係合するガイドと、第1方向の第1端から第1端とは反対の第2端に向かって形成され、第1方向に交差する第2方向に拡開可能な第1スリットと、第1方向及び第2方向の両方に交差する第3方向において第1スリットに対向し、第1端から第2端に向かって形成され、第2方向に拡開可能な第2スリットと、第1方向において第1スリットに対向し、第2端から第1端に向かって形成され、第2方向に拡開可能な第3スリットと、第3方向において第3スリットに対向し、第2端から第1端に向かって形成され、第2方向に拡開可能な第4スリットと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、光学特性を良好に維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る光接続構造を示す分解斜視図である。
図2は、図1に示す光接続構造におけるフェルールと光ファイバとを示す断面図である。
図3は、図1に示す光接続構造におけるアダプタを示す断面図である。
図4は、図3に示すアダプタに保持された状態のフェルールを模式的に示す断面図である。
図5は、第1変形例の光接続構造を示す斜視図である。
図6は、図5に示す光接続構造におけるアダプタを示す斜視図である。
図7は、図5に示す光接続構造におけるフェルールを示す断面図である。
図8は、図6に示すアダプタに保持された状態のフェルールを模式的に示す断面図である。
図9は、第2変形例の光接続構造におけるフェルール及びアダプタを示す断面図である。
図10は、第3変形例の光接続構造におけるフェルール及びアダプタを示す断面図である。
図11は、第4変形例の光接続構造におけるフェルール及びアダプタを示す断面図である。
図12は、第5変形例の光接続構造におけるフェルール及びアダプタを示す断面図である。
図13は、第6変形例の光接続構造におけるフェルール及びアダプタを示す断面図である。
図14は、第7変形例の光接続構造におけるフェルール及びアダプタを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
[1]一実施形態に係るアダプタは、第1方向に互いに対向する一対のフェルールを保持する。アダプタは、第1方向から見て一対のフェルールを半周以上にわたって囲む筒形状をなす筒状体を備える。筒状体は、第1方向に沿って延在しフェルールの側面に係合するガイドと、第1方向の第1端から第1端とは反対の第2端に向かって形成され、第1方向に交差する第2方向に拡開可能な第1スリットと、第1方向及び第2方向の両方に交差する第3方向において第1スリットに対向し、第1端から第2端に向かって形成され、第2方向に拡開可能な第2スリットと、第1方向において第1スリットに対向し、第2端から第1端に向かって形成され、第2方向に拡開可能な第3スリットと、第3方向において第3スリットに対向し、第2端から第1端に向かって形成され、第2方向に拡開可能な第4スリットと、を備える。
【0010】
このアダプタでは、筒状体の内側に一対のフェルールが保持された状態において、第1スリット、第2スリット、第3スリット及び第4スリットの幅が大きくなるように筒状体が弾性変形する。この場合、スリットの幅が小さくなるように筒状体に生じる復元力によって、フェルールの側面にガイドが係合することにより、第1方向から見たときの一対のフェルールの位置決めがなされる。第1スリットと第2スリットとは第3方向において互いに対向している。また、第3スリットと第4スリットとは第3方向において互いに対向している。そのため、アダプタに一対のフェルールが保持された状態では、第1スリットが第2方向に広がる際には、同様に第2スリットも第2方向に広がり、第3スリットが第2方向に広がる際には、同様に第4スリットも第2方向に広がる。したがって、アダプタが湾曲することが抑制されるため、光学特性を良好に維持することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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