TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024165969
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082602
出願日2023-05-18
発明の名称対話再生方法、対話再生装置及びプログラム
出願人日本電信電話株式会社,株式会社国際電気通信基礎技術研究所,国立大学法人大阪大学
代理人弁理士法人ITOH,個人,個人,個人
主分類G06F 16/90 20190101AFI20241121BHJP(計算;計数)
要約【課題】或る議論に関して特定の立場の意見を持つ者の考えを変容させるための支援を可能とすること。
【解決手段】或る議論のテーマに関して対立する2つの立場のうちの一方の立場を示す情報を入力し、前記一方の立場に議論が収束するように対話のシナリオを生成する議論対話生成手順と、前記シナリオに基づく対話を出力させる議論対話出力制御手順と、をコンピュータが実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
或る議論のテーマに関して対立する2つの立場のうちの一方の立場を示す情報を入力し、前記一方の立場に議論が収束するように対話のシナリオを生成する議論対話生成手順と、
前記シナリオに基づく対話を出力させる議論対話出力制御手順と、
をコンピュータが実行することを特徴とする対話再生方法。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記議論対話生成手順は、議論における立場ごとに用意された対話のテンプレートのうち、前記一方の立場に対応するテンプレートに前記テーマの議論知識を当てはめることで前記シナリオを生成する、
ことを特徴とする請求項1記載の対話再生方法。
【請求項3】
前記議論対話生成手順は、議論における或る立場に対して用意された対話のテンプレートに対して、当該立場が前記一方の立場に一致するか否かに応じて前記テンプレートに対する前記テーマの議論知識の当てはめ方を変更して、前記シナリオを生成する、
ことを特徴とする請求項1記載の対話再生方法。
【請求項4】
或る議論のテーマに関して対立する2つの立場のうちの一方の立場を示す情報を入力し、前記一方の立場に議論が収束するように対話のシナリオを生成するように構成されている議論対話生成部と、
前記シナリオに基づく対話を出力させるように構成されている議論対話出力制御部と、
を有することを特徴とする対話再生装置。
【請求項5】
前記議論対話生成部は、議論における立場ごとに用意された対話のテンプレートのうち、前記一方の立場に対応するテンプレートに前記テーマの議論知識を当てはめることで前記シナリオを生成するように構成されている、
ことを特徴とする請求項4記載の対話再生装置。
【請求項6】
前記議論対話生成部は、議論における或る立場に対して用意された対話のテンプレートに対して、当該立場が前記一方の立場に一致するか否かに応じて前記テンプレートに対する前記テーマの議論知識の当てはめ方を変更して、前記シナリオを生成するように構成されている、
ことを特徴とする請求項4記載の対話再生装置。
【請求項7】
請求項1乃至3いずれか一項記載の対話再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、対話再生方法、対話再生装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
対話システムにおいて、人間はコンピュータと対話を行うことで種々の情報を得たり、要望を満たしたりする。また、所定のタスクを達成するだけではなく、日常会話を行う対話システムも存在し、これらによって、人間は精神的な安定を得たり、承認欲を満たしたり、信頼関係を築いたりする。対話システムの類型については非特許文献1に記載されている。
【0003】
タスク達成や日常会話ではなく、議論をコンピュータによって実現するための研究も進められている。議論は人間の価値判断を変えたり、思考を整理したりする働きがあり、人間にとって重要な役割を果たす。
【0004】
例えば、非特許文献2では、意見をノードとするグラフデータを用いて、議論対話が実現される。グラフデータは予め設定された議論のテーマ(例えば、「永住するなら田舎よりも都会がよい」)に基づき、人手で作成される。人手で作成された議論のデータを用いることで、特定の話題についての議論が可能となる。ユーザ発話をノードにマッピングし、マッピングされたノードと接続関係にあるノードをシステムの発話としてユーザに返すことで議論が行われる。また、対話システムを二体用意し、グラフに従ってノードを発話することで、二体のロボットに議論をさせることも可能である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
河原達也、"音声対話システムの進化と淘汰 -歴史と最近の技術動向"、人工知能学会誌,Vol. 28,No. 1,pp45-51,2013
Ryuichiro Higashinakaほか、"Argumentative dialogue system based on argumentation structures"、Proceedings of The 21st Workshop on the Semantics and Pragmatics of Dialogue,pp154-155,2017
板原宏樹ほか、"ロボット間の対話に基づく合意形成が人の思考に与える影響"、情報処理学会インタラクション2022論文集,pp225-230,2022
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
非特許文献2の手法を利用することで、二体のロボットに任意の議論を生成させることが可能となるが、議論の聞き手となるユーザを説得したり、ユーザの意見を変容させたりするためには、どのように対話を構築すればよいかは明らかではない。関連する調査として、非特許文献3では、ロボット二体の議論がユーザに与える印象(例えば、ロボットの議論が公平であったか、正確であったか)を調査した結果が報告されている。しかしながら、ロボットの議論に対するユーザの印象を変化させるための知見は報告されているものの、ユーザ自身の意見を変化させるための知見は調査の対象とされておらず、明らかではない。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、或る議論に関して特定の立場の意見を持つ者の考えを変容させるための支援を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで上記課題を解決するため、或る議論のテーマに関して対立する2つの立場のうちの一方の立場を示す情報を入力し、前記一方の立場に議論が収束するように対話のシナリオを生成する議論対話生成手順と、前記シナリオに基づく対話を出力させる議論対話出力制御手順と、をコンピュータが実行する。
【発明の効果】
【0009】
或る議論に関して特定の立場の意見を持つ者の考えを変容させるための支援を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態における対話再生装置10のハードウェア構成例を示す図である。
本発明の実施の形態における対話再生装置10の機能構成例を示す図である。
議論知識を利用した議論対話シナリオ生成の一例を示す図である。
議論対話シナリオの一例を示す図である。
対話の出力形態の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本電信電話株式会社
信号送信装置
6日前
日本電信電話株式会社
信号送信装置
6日前
日本電信電話株式会社
混合変調レーザ
5日前
日本電信電話株式会社
生成装置、生成方法及び生成プログラム
6日前
日本電信電話株式会社
生成装置、生成方法、及び、生成プログラム
6日前
日本電信電話株式会社
判定装置、判定方法、および、判定プログラム
9日前
日本電信電話株式会社
微生物の生存率制御方法、微生物の生存率制御剤
5日前
日本電信電話株式会社
微生物の生存率制御方法、微生物の生存率制御剤
5日前
日本電信電話株式会社
通信システム、光通信装置及び制御信号送信方法
5日前
日本電信電話株式会社
導電性繊維
12日前
日本電信電話株式会社
応答生成学習装置、応答生成装置、応答生成学習方法、応答生成方法及びプログラム
5日前
日本電信電話株式会社
通信制御システム、通信制御方法、及びプログラム
5日前
個人
情報提示方法
1か月前
個人
自動精算システム
1か月前
個人
プログラム
1か月前
個人
RFタグ読取装置
1か月前
個人
アカウントマップ
27日前
個人
プログラム
26日前
個人
売買システム
1か月前
個人
市場受発注システム
1か月前
個人
発想支援方法及びシステム
1か月前
個人
学習装置及び推論装置
26日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
個人
案件管理装置および端末装置
13日前
個人
分類処理プログラム及び方法
1か月前
株式会社発明屋
電池指向の構造設計
20日前
井関農機株式会社
ロボット作業車両
1か月前
富士通株式会社
金融システム
1か月前
個人
VRによる人体各部位の立体化
2か月前
トヨタ自動車株式会社
管理装置
21日前
株式会社イズミ
総合代行システム
9日前
富士通株式会社
プロセッサ
19日前
個人
ダブルオークションシステム
9日前
株式会社プレニーズ
仲介システム
27日前
トヨタ自動車株式会社
電気自動車
5日前
続きを見る