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公開番号2025025671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130691
出願日2023-08-10
発明の名称混合変調レーザ
出願人日本電信電話株式会社,国立大学法人東北大学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01S 5/026 20060101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】出力変調光の周波数揺らぎを抑制してより容易に周波数応答特性の最適化ができるようにする。
【解決手段】レーザ部101からの光出力は、合分波構造103により第1変調光導波路102aと第2変調光導波路102bとに分波され、第1変調光導波路102a、第2変調光導波路102bを伝搬し、各々で変調される。第1変調光導波路102a、第2変調光導波路102bを伝搬してきた光は、素子端面の反射部104で反射され、合分波構造103へ入力され、レーザ部101の活性層による光導波路へと帰還される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
光導波路構造を備える分布帰還型レーザからなるレーザ部と、
注入される電流の変調により光損失が変調するとともに屈折率が変調する第1変調光導波路と、
注入される電流の変調により光損失が変調するとともに屈折率が変調する第2変調光導波路と、
前記レーザ部からの光出力を前記第1変調光導波路と前記第2変調光導波路とに分波し、前記第1変調光導波路から前記レーザ部への光出力および前記第2変調光導波路から前記レーザ部への光出力を合波する合分波構造と、
前記第1変調光導波路および前記第2変調光導波路の端部に設けられた反射部と
を備える混合変調レーザ。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
請求項1記載の混合変調レーザにおいて、
前記合分波構造は、多モード干渉型光合分波器から構成されている混合変調レーザ。
【請求項3】
請求項1記載の混合変調レーザにおいて、
前記合分波構造は、Y分岐光導波路から構成されている混合変調レーザ。
【請求項4】
請求項1記載の混合変調レーザにおいて、
前記合分波構造は、方向性結合器から構成されている混合変調レーザ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、混合変調レーザに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
直接変調型の半導体レーザは、インターネット技術の爆発的な進展に伴って、超大容量の光信号を処理することが不可欠となったデータセンターなどに用いられる低コストな高速光信号発生器として不可欠な光源装置である。直接変調半導体レーザの応答帯域は、その緩和振動周波数で制限を受けるため、高速化には応答帯域の増加が必要である。緩和振動周波数f
r
は、半導体レーザの利得定数A
g
、キャリア寿命時間τ
s
、および光子寿命時間τ
p
を用いて、以下の式で表される。
【0003】
JPEG
2025025671000002.jpg
17
136
【0004】
このため、半導体レーザの応答速度向上に向けて、活性層を構成する材料の改良による利得定数の増加や共振器長の短尺化による光子寿命時間の低減に主眼が置かれてきた。しかし、利得定数は物性定数のため飛躍的な改善は難しく、また共振器長を短くすることは素子の発熱の問題で制限を受けるため、その応答帯域は40GHz程度に留まっていた(非特許文献1)。
【0005】
上述した緩和振動周波数による帯域制限を打破する技術として、光子と光子の共鳴現象(光子-光子共鳴、Photon-Photon Resonance;PPR)を用いたレーザが提案されている(非特許文献2、非特許文献3)。このレーザは、半導体レーザに外部共振器を設け、設けた外部共振器からの遅延時間を与えられた帰還光とレーザ発振光とのPPRによって、応答特性に第2の共鳴状の感度改善領域を出現させ、帯域拡大を実現している。当該技術を用いることで、108GHzの3dB帯域を実現した報告がある(非特許文献4)。
【0006】
上記の光子共鳴効果を用いた高速直接変調レーザでは、図9に示すように半導体レーザの直接変調時の応答感度が高変調周波数領域で変調周波数の自乗に反比例して急激に低減する(図9)。このため、光子共鳴効果による第2の共鳴状の感度改善領域を低変調周波数領域に設定すれば帯域拡大には貢献できる(図10に示す一点鎖線。図中の矢印は帯域拡大量を表す)。しかしながら、これを高い変調周波数領域に設定すると、中間周波数領域に細い点線で示した規格化感度が-3dBとなる値よりも応答感度が劣化する領域が発生し(図10に示す実線)、十分な帯域拡大が実現できない。
【0007】
この問題を解決する技術として、図11に示すように、レーザ領域331と変調領域332とを備える混合変調レーザが提案されている(非特許文献5)。この混合変調レーザは、例えばn型の化合物半導体からなる基板301の上にレーザ領域331および変調領域332が形成され、レーザ領域331は、レーザ用の活性層302を備え、共振器内に形成された回折格子303によって単一波長で発振する。
【0008】
変調領域332は、光損失変調用の活性層304を備える。また、活性層302、活性層304の上には、p型の化合物半導体からなる半導体層305が形成され、レーザ領域331、変調領域332の各々に、電極308,電極309が形成されている。また、変調領域332の端面には、反射膜306が形成され、変調領域332を外部共振器としている。活性層302への注入電流変調と同時に、外部共振器としても作用する変調領域332の活性層304への注入電流を変調し、変調領域332における光損失を変調している。
【0009】
変調領域332における変調では、高変調周波数領域の応答感度の劣化は変調周波数に反比例し、一般的な半導体レーザの応答特性に比べて劣化が少ない。このため、非特許文献5の混合変調レーザでは、その応答特性は図12に示す実線のように高変調周波数領域で緩やかに低減する特性を実現でき、帯域拡大が実現できる(図12に示す矢印)。この混合変調レーザでは、変調領域332が外部共振器構造としても作用するので、光子共鳴効果による第2の共鳴状の感度改善領域を出現させることができ、当該レーザ構成を導入することで、図13の実線に示すような応答特性を有し、矢印で示したように帯域拡大を実現した超高速な直接変調可能な半導体レーザが実現できる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
K. Nakahara et al., "112-Gb/s PAM-4 Uncooled (25°C to 85°C) Directly Modulation of 1.3-μm InGaAlAs-MQW DFB BH Lasers with Record High Bandwidth", 45th European Conference on Optical Communication , DOI: 10.1049/cp.2019.1025, ISBN:978-1-83953-185-9, 2019.
M. Radziunas et al., "Improving the Modulation Bandwidth in Semiconductor Lasers by Passive Feedback", IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics, vol. 13, no. 1, pp. 136-142, 2007.
T. Uusitalo et al., "Analysis of the photon-photon resonance influence on the direct modulation bandwidth of dual-longitudinal-mode distributed feedback lasers", Optical and Quantum Electronics volume, vol. 49, Article number: 46, 2017.
S. Yamaoka et al., "239.3-Gbit/s NET RATE PAM-4 TRANSMISSION USING DIRECTLY MODULATED MEMBRANE LASERS ON HIGH-THERMAL-CONDUCTIVITY SiC", 45th European Conference on Optical Communication, DOI: 10.1049/cp.2019.1022, ISBN:978-1-83953-185-9, 2019.
M. Kanno et al., "Measurement of Intrinsic Modulation Bandwidth of Hybrid Modulation Laser", IEEE Photonics Technology Letters, vol. 32, no. 13, pp. 839-842, 2020.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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