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公開番号2025103017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2025064324,2024079703
出願日2025-04-09,2020-10-13
発明の名称基地局及び端末
出願人日本電信電話株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H04W 72/0457 20230101AFI20250701BHJP(電気通信技術)
要約【課題】マルチリンクの通信品質を向上させる基地局及び端末を提供する。
【解決手段】無線システムにおいて、基地局10は、第1、第2の無線信号処理部及びリンクマネジメント部を含む。第1、第2の無線信号処理部は、夫々第1、第2のチャネルを用いて無線信号を送受信する。リンクマネジメント部は、第1、第2の無線信号処理部(リンク#1、#2)を用いて端末20とのマルチリンクを確立し、マルチリンクの動作に関する制御情報の送受信に使用するアンカーリンクを設定し、アンカーリンクに設定された第1の無線信号処理部を用いて、アンカーリンクの変更を要求する第1の無線フレームを端末に送信し、第1の無線フレームを送信した後に、第1、第2の無線信号処理部の何れかが端末からの肯定応答を受信すると、アンカーリンクを第1の無線信号処理部から第2の無線信号処理部に変更する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第1の無線信号処理部と、
前記第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成された第2の無線信号処理部と、
前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とを用いて端末とのマルチリンクを確立し、マルチリンクの動作に関する制御情報の送受信に使用するアンカーリンクを設定するリンクマネジメント部と、を備え、
前記リンクマネジメント部は、
アンカーリンクに設定された前記第1の無線信号処理部を用いて、アンカーリンクの変更を要求する第1の無線フレームを前記端末に送信し、
前記第1の無線フレームが送信された後に、前記第1の無線信号処理部と前記第2の無線信号処理部とのいずれかが前記端末からの肯定応答を受信すると、アンカーリンクを前記第1の無線信号処理部から前記第2の無線信号処理部に変更する、基地局。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、基地局及び端末に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
基地局と端末との間を無線で接続する無線システムとして、無線LAN(Local Area Network)が知られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
IEEE Std 802.11-2016,“9.3.3.3 Beacon frame format”and“11.1 Synchronization”, 7 December 2016
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
課題は、マルチリンクの通信品質を向上させること。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の基地局は、第1の無線信号処理部と、第2の無線信号処理部と、リンクマネジメント部とを含む。第1の無線信号処理部は、第1のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成される。第2の無線信号処理部は、第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信可能に構成される。リンクマネジメント部は、第1の無線信号処理部と第2の無線信号処理部とを用いて端末とのマルチリンクを確立し、マルチリンクの動作に関する制御情報の送受信に使用するアンカーリンクを設定する。リンクマネジメント部は、アンカーリンクに設定された第1の無線信号処理部を用いて、アンカーリンクの変更を要求する第1の無線フレームを端末に送信し、第1の無線フレームが送信された後に、第1の無線信号処理部と第2の無線信号処理部とのいずれかが端末からの肯定応答を受信すると、アンカーリンクを第1の無線信号処理部から第2の無線信号処理部に変更する。
【発明の効果】
【0006】
実施形態の基地局は、マルチリンクの通信品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る無線システムの全体構成の一例を示す概念図である。
図2は、実施形態に係る無線システムにおける無線通信に使用される周波数帯の一例を示す概念図である。
図3は、実施形態に係る無線システムにおける無線フレームのフォーマットの一例を示す概念図である。
図4は、実施形態に係る無線システムの備える基地局の構成の一例を示すブロック図である。
図5は、実施形態に係る無線システムの備える基地局の機能の一例を示すブロック図である。
図6は、実施形態に係る無線システムの備える端末の構成の一例を示すブロック図である。
図7は、実施形態に係る無線システムの備える端末の機能の一例を示すブロック図である。
図8は、実施形態に係る無線システムの備える基地局のリンクマネジメント部の詳細な機能の一例を示すブロック図である。
図9は、実施形態に係る無線システムにおけるリンク管理情報の一例を示すテーブルである。
図10は、実施形態に係る無線システムにおけるマルチリンク処理の一例を示すフローチャートである。
図11は、実施形態に係る無線システムの備える基地局におけるビーコン信号の出力方法の一例を示す概念図である。
図12は、実施形態に係る無線システムにおけるマルチリンクケイパビリティ情報を含むビーコン信号の一例を示す概念図である。
図13は、実施形態に係る無線システムにおけるマルチリンク時のデータ送信方法の一例を示すフローチャートである。
図14は、実施形態に係る無線システムにおけるアンカーリンク変更処理の実行条件の一例を示すフローチャートである。
図15は、実施形態に係る無線システムにおけるアンカーリンク変更処理の具体例を示すフローチャートである。
図16は、実施形態に係る無線システムのアンカーリンク変更処理で使用される無線フレームの具体例を示す概念図である。
図17は、実施形態に係る無線システムのアンカーリンク変更処理で使用される無線フレームの具体例を示す概念図である。
図18は、実施形態に係る無線システムの備える基地局による通信品質測定結果の取得方法の一例を示す概念図である。
図19は、実施形態に係る無線システムの備える基地局による通信品質測定結果の取得方法の一例を示す概念図である。
図20は、実施形態に係る無線システムの備える基地局による通信品質測定結果の取得方法の一例を示すフローチャートである。
図21は、実施形態に係る無線システムの備える端末による通信品質測定結果の通知方法の一例を示す概念図である。
図22は、実施形態に係る無線システムの備える端末による通信品質測定結果の通知方法の一例を示す概念図である。
図23は、実施形態に係る無線システムの備える端末による通信品質測定結果の通知方法の一例を示すフローチャートである。
図24は、実施形態の変形例に係る無線システムの全体構成の一例を示す概念図である。
図25は、実施形態の変形例に係る無線システムで使用されるマルチリンクのリンクセットとアンカーリンクの設定との組み合わせを示すテーブルである。
図26は、実施形態の第1変形例に係る無線システムにおけるリンク管理情報の一例を示すテーブルである。
図27は、実施形態の第1変形例に係る無線システムにおけるアンカーリンク変更処理の具体例を示すフローチャートである。
図28は、実施形態の第2変形例に係る無線システムにおけるリンク管理情報の一例を示すテーブルである。
図29は、実施形態の第2変形例に係る無線システムにおけるマルチリンク処理の第1の例を示すフローチャートである。
図30は、実施形態の第2変形例に係る無線システムにおけるマルチリンク処理の第2の例を示すフローチャートである。
図31は、実施形態の第3変形例に係る無線システムにおけるリンク管理情報の一例を示すテーブルである。
図32は、実施形態の第3変形例に係る無線システムの備える基地局におけるビーコン信号の出力方法の一例を示す概念図である。
図33は、実施形態の第4変形例に係る無線システムにおけるリンク管理情報の一例を示すテーブルである。
図34は、実施形態の第4変形例に係る無線システムにおけるアンカーリンク変更処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、実施形態に係る無線システム1について、図面を参照して説明する。実施形態は、発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示している。図面は模式的又は、概念的なものである。各図面の寸法及び比率等は、必ずしも現実のものと同一とは限らない。本発明の技術的思想は、構成要素の形状、構造、配置等によって特定されるものではない。また、以下の説明では、略同一の機能及び構成を有する構成要素に、同一の符号が付されている。
【0009】
<1>無線システム1の構成
<1-1>無線システム1の全体構成
図1は、実施形態に係る無線システム1の構成の一例を示している。図1に示すように、無線システム1は、例えば基地局10、端末20、及びサーバ30を備えている。
【0010】
基地局10は、ネットワークNWに接続され、無線LANのアクセスポイントとして使用される。例えば、基地局10は、ネットワークNWから受信したデータを、無線で端末20に配信することができる。また、基地局10は、一種類の帯域又は複数種類の帯域を用いて、端末20に接続され得る。本明細書では、基地局10と端末20との間における複数種類の帯域を用いた無線接続のことを、“マルチリンク”と呼ぶ。基地局10と端末20との間の通信は、例えばIEEE802.11規格に基づいている。
(【0011】以降は省略されています)

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