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公開番号2024165047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080867
出願日2023-05-16
発明の名称ヒアルロン酸産生促進剤
出願人国立大学法人九州大学,宇航人ジャパン株式会社,株式会社フィネス
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20241121BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】新規のヒアルロン酸産生促進剤を提供する。
【解決手段】サジー種子オイルを有効成分として含有する、ヒアルロン酸産生促進剤。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
サジー種子オイルを有効成分として含有する、ヒアルロン酸産生促進剤。
続きを表示(約 87 文字)【請求項2】
前記サジー種子オイルが、サジー種子の超臨界二酸化炭素抽出物および/または亜臨界二酸化炭素抽出物である、請求項1に記載のヒアルロン酸産生促進剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒアルロン酸産生促進剤に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
皮膚真皮の線維芽細胞は、「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」といった肌を構成する上で重要な成分を産生する。ヒアルロン酸は、細胞外マトリックスの主成分となっており、様々な細胞間相互作用に関与している。ヒアルロン酸は、皮膚において保湿効果、弾力性維持、美白・抗酸化作用、炎症の抑制、皮膚の再生促進など様々な役割を果たす。ヒアルロン酸は水分を保持する力が非常に高く、1グラムあたり約6リットルの水を保持することができる。ヒアルロン酸は皮膚の水分を保つために必須の要素であり、皮膚はヒアルロン酸を産生・蓄積することで、体内の水分の喪失を防ぐと共に、物理的刺激を防御していると考えられている。また、コラーゲンやエラスチンと結合して皮膚の弾力性やハリを維持する効果や、細胞と結合することで皮膚の細胞分裂を促進し、傷やシワを改善する効果があるといわれている。線維芽細胞のヒアルロン酸産生を促進することができれば、瑞々しく、ハリのある皮膚を維持することができると考えられる。ヒアルロン酸の産生を促進する物質としては、特許文献1等が知られている
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-094015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、新規のヒアルロン酸産生促進剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記の発明が上記目的に合致することを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、以下の発明に係るものである。
<1> サジー種子オイルを有効成分として含有する、ヒアルロン酸産生促進剤。
<2> 前記サジー種子オイルが、サジー種子の超臨界二酸化炭素抽出物および/または亜臨界二酸化炭素抽出物である、前記<1>に記載のヒアルロン酸産生促進剤。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、新規のヒアルロン酸産生促進剤が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ヒアルロン酸産生試験の評価結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を変更しない限り、以下の内容に限定されない。なお、本明細書において「~」という表現を用いる場合、その前後の数値又は物性値を含む表現として用いるものとする。
【0009】
本発明は、サジー種子オイルを有効成分として含有する、ヒアルロン酸産生促進剤(以下、「本発明の促進剤」と記載する場合がある。)に関するものである。本発明の促進剤を用いることで、ヒアルロン酸の産生を促進することができ、特に、線維芽細胞におけるヒアルロン酸の産生を促進することができる。
【0010】
(サジー種子オイル)
サジー種子オイルは、サジーの種子から抽出された油分(疎水性成分)である。サジー(沙棘、学名:Hippophae rhamnoides L.、英語名:Sea buckthorn)は、ユーラシア大陸原産のグミ科ヒッポファエ属の植物である。サジーの種子は、果実そのものや果実を加工した後の残渣などから取り出して用いることができる。例えば、サジー果実を圧搾や裏ごしして液やピューレなどの果汁等に加工するときに除去される残渣から種子を選別しオイルの抽出に用いることができる。残渣等から選別した種子は、適宜、水で洗浄し乾燥させてからオイルの抽出に用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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