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公開番号
2024164106
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-26
出願番号
2024137854,2024002768
出願日
2024-08-19,2020-01-26
発明の名称
二次元の拡大を伴う導光光学素子を含む光学システム
出願人
ルムス エルティーディー.
,
Lumus Ltd.
代理人
弁理士法人清原国際特許事務所
主分類
G02B
27/02 20060101AFI20241119BHJP(光学)
要約
【課題】異なる配向における、相互に平行な、部分反射表面の第1および第2のセットを備えた導光光学素子(LOE)を含む光学システム。
【解決手段】部分反射表面の両方のセットは、平行な主要外部表面の間に位置する。カップリングイン領域に配置される少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットは、プロジェクタから注入された画像照明を、第1の面内幅を有する光学開口で受け取り、その画像照明を、少なくとも部分的に反射するファセットの第3のセットにおける画像照明の少なくとも一部の反射を介して、第1の幅より大きい第2の幅を有する有効光学開口を備える部分反射ファセットの第1のセットの方向へ向ける。
【選択図】図4A
特許請求の範囲
【請求項1】
カップリングイン領域で注入された画像照明を、見るためにユーザーの方向へ向けるための光学システムであって、前記光学システムは、透明な材料から形成された導光光学素子(LOE)を含み、前記LOEは、
(a)第1の配向を有する平面的で相互に平行な部分反射表面の第1のセットを含む、第1の領域、
(b)前記第1の配向に対して平行でない第2の配向を有する平面的で相互に平行な部分反射表面を含む、第2の領域、
(c)相互に平行な主要外部表面の1つのセットを含み、前記主要外部表面は、前記部分反射表面の第1のセットおよび前記部分反射表面の第2のセットが両方共、前記主要外部表面の間に位置するように、前記第1の領域および第2の領域にわたって伸びており、
前記部分反射表面の第2のセットは前記主要外部表面に対して斜めに傾いており、その結果、前記第1の領域から前記第2の領域への前記主要外部表面での内部反射によって前記LOE内を伝播する画像照明の一部は、前記LOEからユーザーの方向へカップルアウトされるようになっており、前記部分反射表面の第1のセットは、前記カップリングイン領域からの前記主要外部表面における内部反射によって前記LOE内を伝播する画像照明の一部が、前記第2の領域の方向へ偏向されるようなっており、
前記光学システムは、前記カップリングイン領域に配置される、平面的で相互に平行な少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットをさらに含み、前記少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットが配置されることにより、プロジェクタから注入された画像照明を、前記主要外部表面に対して平行に測定された第1の幅を有する光学開口で受け取り、且つ、前記少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットにおける画像照明の少なくとも一部の反射を介して、画像照明を、前記主要外部表面に対して平行に測定される第2の幅を有する有効な光学開口を備える前記部分反射表面の第1のセットの方向へ向け、前記第2の幅は前記第1の幅より大きい、ことを特徴とする光学システム。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットが、連続的に増加する反射率の第1のシーケンスを、前記画像照明が前記少なくとも部分的に反射する表面に到達する順序で有し、前記部分反射表面の第1のセットが、連続的に増加する反射率の第2のシーケンスを、画像照明が前記部分反射表面に到達する順序で有し、前記第2のシーケンスが、前記第1のシーケンスの最後の反射率よりも小さい反射率で始まる、請求項1に記載の光学システム。
【請求項3】
前記連続的に増加する反射率の第1のシーケンスの最後の反射率が90%より大きい、請求項2に記載の光学システム。
【請求項4】
前記部分反射表面の第1のセットの方向へ向けられる画像照明の大部分が、前記少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットからちょうど1つの反射を受ける、請求項1に記載の光学システム。
【請求項5】
前記部分反射表面の第1のセットの方向へ向けられる画像照明の大部分が、前記少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットから2つの反射を受ける、請求項1に記載の光学システム。
【請求項6】
前記少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットが、前記LOEの一部として一体化され、前記主要外部表面の間に位置する、請求項1に記載の光学システム。
【請求項7】
前記少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットが、前記部分反射表面の第1のセットに対して平行である、請求項6に記載の光学システム。
【請求項8】
前記少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットが、前記部分反射表面の第1のセットに対して平行でない、請求項6に記載の光学システム。
【請求項9】
前記少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットの相互の表面間隔が、前記部分反射表面の第1のセットの相互の表面間隔よりも小さい、請求項1に記載の光学システム。
【請求項10】
前記少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットの、少なくとも部分的に反射する表面のおのおのの表面積が、前記部分反射表面の第1のセットのおのおのの部分反射表面の表面積よりも小さい、請求項1に記載の光学システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は光学システムに関し、特に、光学開口拡大を達成するための導光光学素子(LOE)を含む光学システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
多くのニアアイディスプレイシステムは、透明な導光光学素子(LOE)またはユーザーの目の前に置かれる「導波管」を含み、それが、LOE内の画像を内部反射によって伝達し、その後、適切な出力カップリングメカニズムによって、ユーザーの目の方向へその画像をカップルアウトする。出力カップリングメカニズムは、埋め込まれている部分反射器または「ファセット」に基づくか、あるいは、回折パターンを使用することが可能である。下記の記述は、主にファセットに基づくカップリングアウト配列について言及するが、本発明の様々な特徴は回折配列にも適用可能であることを理解されたい。
【0003】
内部の直交ファセットを使用する導波管内の二次元の開口拡大は、特許文献1の図13に記述され、本明細書では図1Aとして再現される。先行技術の図面を参照する参照番号は、本明細書では括弧内に示される。プロジェクタ(20)からの光は導波管内を伝播し、ファセット(22a)-(22c)によってファセット(23)の方向へ反射され、そのことが、光を観察者の方向へカップルアウトさせる。
【0004】
PCT公報の特許文献2は、非直交ファセットを使用する同様の概念を開示する。当該PCT公報の図2および29は、それぞれ図1Bおよび1Cとして本明細書に再現される。本明細書では(32)で示されるファセットの第1のセットは非直交であり、したがって伝播の1様式のみが反映される。図示される2つの構成は、ファセットの2つのセットを含む領域が重なり合っている(図1B)か、重なり合っていない(図1C)かに関して異なる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
US6829095B2
WO2019/142177A1
【発明の概要】
【0006】
本発明は光学システムである。
【0007】
本発明の実施形態の教示によると、カップリングイン領域で注入された画像照明を、見るためにユーザーの方向へ向けるための光学システムが提供され、当該光学システムは透明な材料で形成された導光光学素子(LOE)を含み、当該LOEは:(a)第1の配向を有する平面的で相互に平行な部分反射表面の第1のセットを含む、第1の領域;(b)第1の配向に対して平行でない第2の配向を有する平面的で相互に平行な部分反射表面を含む、第2の領域;(c)相互に平行な主要外部表面の1つのセットを含み、当該主要外部表面は、部分反射表面の第1のセットおよび部分反射表面の第2のセットが両方共、主要外部表面の間に位置するように、第1の領域および第2領域にわたって伸びており、部分反射表面の第2のセットは主要外部表面に対して斜めに傾いており、その結果、第1の領域から第2の領域への主要外部表面での内部反射によってLOE内を伝播する画像照明の一部は、LOEからユーザーの方向へカップルアウトされるようになっており、部分反射表面の第1のセットは、カップリングイン領域からの主要外部表面での内部反射によってLOE内を伝播する画像照明の一部が、第2の領域の方向へ偏向されるようなっており、光学システムは、カップリングイン領域に配置される、平面的で相互に平行な少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットをさらに含み、少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットが配置されることにより、プロジェクタから注入された画像照明を、主要外部表面に対して平行に測定された第1の幅を有する光学開口で受け取り、且つ、少なくとも部分的に反射するファセットの第3のセットにおける画像照明の少なくとも一部の反射を介して、画像照明を、主要外部表面に対して平行に測定される第2の幅を有する有効な光学開口を備える部分反射ファセットの第1のセットの方向へ向け、この時、第2の幅は第1の幅より大きい。
【0008】
本発明の実施形態のさらなる特徴によれば、少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットが、連続的に増加する反射率の第1のシーケンスを、画像照明がその少なくとも部分的に反射する表面に到達する順序で有し、部分反射表面の第1のセットが、連続的に増加する反射率の第2のシーケンスを、画像照明がその部分反射表面に到達する順序で有し、第2のシーケンスが、第1のシーケンスの最後の反射率よりも小さい反射率で始まる。
【0009】
本発明の実施形態のさらなる特徴によれば、連続的に増加する反射率の第1のシーケンスの最後の反射率は90%より大きい。
【0010】
本発明の実施形態のさらなる特徴によれば、部分反射表面の第1のセットの方向へ向けられる画像照明の大部分は、少なくとも部分的に反射する表面の第3のセットからちょうど1つの反射を受ける。
(【0011】以降は省略されています)
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