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公開番号2024163263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2024152956,2020190242
出願日2024-09-05,2020-11-16
発明の名称光学フィルムの製造方法
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人はるか国際特許事務所
主分類G02B 5/30 20060101AFI20241114BHJP(光学)
要約【課題】欠点が少なく均一性に優れるコーティング層を備える光学フィルムを提供する。
【解決手段】長尺のフィルム基材(1)と保護フィルム(2)を、一対のニップロール(41,42)で挟持して貼合することにより、積層体(8)を得る。この積層体を、長手方向に沿って剥離部(10)までロール搬送し、剥離部において、フィルム基材の第一主面から保護フィルムを剥離した後、フィルム基材の第一主面にコーティング液を塗布する。一対のニップロールを構成する2本のロールは、いずれも導電性を有していることが好ましい。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
長尺の光学フィルムの製造方法であって、
第一主面および第二主面を有する長尺のフィルム基材と、保護フィルムとを、第一ロールおよび第二ロールからなる一対のニップロールで挟持して貼り合わせることにより、フィルム基材の第一主面上に保護フィルムが剥離可能に貼着された積層体を得る貼合工程;
前記積層体を、前記フィルム基材の長手方向に沿って、剥離部までロール搬送する第一搬送工程;
前記剥離部において、前記フィルム基材の第一主面から前記保護フィルムを剥離する保護フィルム剥離工程;
前記保護フィルムを剥離後の前記フィルム基材を、前記フィルム基材の長手方向に沿って、前記剥離部から塗布部まで搬送する第二搬送工程;および
前記塗布部において、前記フィルム基材の第一主面上にコーティング液を塗布して、前記フィルム基材の第一主面上にコーティング層を備える積層体を得る塗布工程
を有し、
前記第一ロールおよび前記第二ロールが、いずれも導電性を有する、
光学フィルムの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学フィルムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置の光学補償、有機EL素子の外光反射防止等の機能を有する光学フィルムとして、薄型のコーティングフィルムが用いられている。厚みが小さいフィルムは、自己支持性が低く、単体でのハンドリングが困難であるため、プラスチックフィルム等の支持体上に溶液を塗布してコーティング層を形成し、支持体上にコーティング層を密着させたままの状態で、乾燥や加工が行われる。
【0003】
例えば、特許文献1では、支持体上に樹脂溶液を塗布して樹脂コーティング層を形成し、支持体とコーティング層との積層体を延伸して積層位相差フィルムを作製する方法が開示されている。特許文献2では、延伸フィルムを支持体として、その上に液晶組成物を塗布し、フィルムの延伸方向(配向方向)に沿って液晶化合物をホモジニアス配向させて、配向液晶層を作製する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-46068号公報
WO2016/121856号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
支持体としてのフィルム基材を長手方向に沿ってロール・トゥー・ロール法で搬送しながらその上に溶液をコーティングしてコーティング層を形成する方法では、フィルム基材に傷が存在すると、コーティング層への傷の転写や、液晶分子の配向不良等の欠点の原因となる。また、フィルム基材の表面状態に起因するコーティング不良により、コーティング層の膜厚や光学特性が不均一となる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態は、長尺の光学フィルムの製造方法であり、第一主面および第二主面を有する長尺のフィルム基材の第一主面上に、コーティング層を形成する。
【0007】
まず、長尺のフィルム基材と、保護フィルムとを、一対のニップロールで挟持して貼り合わせることにより、フィルム基材の第一主面上に保護フィルムが剥離可能に貼着された積層体を得る(貼合工程)。一対のニップロールを構成する第一ロールおよび第二ロールはいずれも導電性を有する。
【0008】
フィルム基材と保護フィルムとの積層体を、長手方向に沿って、剥離部までロール搬送し(第一搬送工程)、剥離部において、フィルム基材の第一主面から保護フィルムを剥離する(保護フィルム剥離工程)。保護フィルムを剥離後のフィルム基材を、フィルム基材の長手方向に沿って、剥離部から塗布部まで搬送し(第二搬送工程)、塗布部において、フィルム基材の第一主面上にコーティングを塗布して(塗布工程)、フィルム基材の第一主面上にコーティング層を備える積層体を得る。
【0009】
コーティング液は、液晶化合物を含む液晶組成物であってもよい。液晶組成物は、光硬化性の液晶化合物を含んでいてもよい。フィルム基材上に光硬化性の液晶化合物を含む液晶組成物を塗布した後、液晶化合物を光硬化してもよい。
【0010】
フィルム基材は、液晶分子を所定方向に配向させる配向規制力を有するものであってもよい。フィルム基材は、例えば、長手方向と非平行に分子が配向している延伸フィルムであってもよく、斜め延伸フィルムであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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