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公開番号
2024163228
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2024151478,2022571616
出願日
2024-09-03,2021-12-23
発明の名称
土壌還元消毒用資材、その製造方法及び土壌還元消毒方法
出願人
イノチオホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
A01N
65/44 20090101AFI20241114BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】土壌還元消毒方法を省力的かつ安価に行うことができるようにする。
【解決手段】本発明の土壌還元消毒用資材は、とうもろこしから糖化液又はスターチを製造する際に生じる副産物物と、酵母、乳酸菌及びトリコデルマ菌の少なくとも1種からなる非病原性の土壌病原菌とを備えている。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
とうもろこしから糖化液又はスターチを製造する際に生じる副産物と、酵母、乳酸菌及びトリコデルマ菌の少なくとも1種からなる非病原性の土壌病原菌とを備えていることを特徴とする土壌還元消毒用資材。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
竹の粉砕物を備えている請求項1記載の土壌還元消毒用資材。
【請求項3】
前記粉砕物は発酵されている請求項2記載の土壌還元消毒用資材。
【請求項4】
とうもろこしからろ過助剤を用いて糖化液又はスターチを得る第1工程と、
前記ろ過助剤を含む副産物を得る第2工程と、前記副産物に酵母、乳酸菌及びトリコデルマ菌の少なくとも1種からなる非病原性の土壌病原菌を備えさせる第3工程とを備えていることを特徴とする土壌還元消毒用資材の製造方法。
【請求項5】
前記第2工程では、前記副産物に竹の粉砕物を混合する請求項4記載の土壌還元消毒用資材の製造方法。
【請求項6】
前記粉砕物は発酵されている請求項5記載の土壌還元消毒用資材の製造方法。
【請求項7】
前記第1工程は酵素糖化処理を含み、
前記第2工程は前記酵素糖化処理後の前記ろ過助剤を用いている請求項4乃至6のいずれか1項記載の土壌還元消毒用資材の製造方法。
【請求項8】
土壌に土壌還元消毒用資材を混和して混和土壌とする混和工程と、
前記混和工程後、前記混和土壌に灌水をする灌水工程と、
前記灌水工程後、前記混和土壌をシートで被覆し、前記混和土壌を含む前記土壌を還元状態とする還元工程とを備えた土壌還元消毒方法において、
前記土壌還元消毒用資材は、とうもろこしから糖化液又はスターチを製造する際に生じる副産物と、酵母、乳酸菌及びトリコデルマ菌の少なくとも1種からなる非病原性の土壌病原菌とを備えていることを特徴とする土壌還元消毒方法。
【請求項9】
前記土壌還元消毒用資材は、竹の粉砕物を備えている請求項8記載の土壌還元消毒方法。
【請求項10】
前記粉砕物は発酵されている請求項9記載の土壌還元消毒方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、土壌還元消毒用資材、その製造方法及び土壌還元消毒方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エタノール水溶液を土壌還元消毒用資材とする土壌還元消毒方法が開示されている。また、非特許文献1には、グルタミン酸を製造する際に生じる糖含有珪藻土を土壌還元消毒用資材とする土壌還元消毒方法が開示されている。
【0003】
これらの還元消毒方法では、まず混和工程として、土壌に土壌還元消毒用資材を混和して混和土壌とする。そして、灌水工程として、混和工程後の混和土壌に灌水をする。この際、灌水によって土壌還元消毒用資材が含有するエタノールや糖が深層に浸透する。この後、還元工程として、灌水工程後の混和土壌をシートで被覆する。これによって土壌中の微生物(病原菌を含む。以下、同様。)が土壌還元消毒用資材に含まれるエタノールや糖によって急激に繁殖する。特に、晴天の場合には、地温の上昇が進むことにより、微生物の醗酵が促進される。こうして、土壌中の酸素濃度が低下し、処理した土壌ばかりでなく、灌水した水とともにエタノールや糖が下層へと移行した土壌においても還元状態となる。このため、土壌中の土壌病害虫を効果的に防除することができるとともに、雑草の発生を抑制できる。そして、還元消毒後の圃場の作土層では、作物の病害虫からの被害を回避できて収量及び品質の向上が実現し、かつ連作での栽培も可能となる。
【0004】
また、これらの還元消毒方法によれば、米糠やフスマを土壌還元消毒用資材とした従来の還元消毒方法に比べ、土壌の深層でも効果を示すとともに、異臭も抑制可能である。さらに、これらの消毒方法では、エタノール水溶液や糖含有珪藻土等を用いているに過ぎないことから、クロルピクリンを土壌消毒剤とする従来の消毒方法に比べて、作業者や消費者への安全性が高く、環境への負荷は低い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許4436426号公報
【非特許文献】
【0006】
内閣府:SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「新規土壌還元消毒を主体としたトマト地下部病害虫防除体系マニュアル」、2020年(令和2年)12月5日検索、インターネット(URL:https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/3c76e50cabb029d829fed7e51e9cdbbb.pdf)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記従来の土壌還元消毒方法は、土壌還元消毒用資材が比較的高価であることから、還元消毒のコストは高いという懸念がある。特に、上記特許文献1の還元消毒方法は、液体を土壌還元消毒用資材とするため、作業者が圃場で行う混和工程は重労働かつ長時間の作業となる。また、上記非特許文献1の糖含有珪藻土は、発明者らの確認によれば、全炭素量(%)がさほど多くない。このため、還元消毒方法において、糖含有珪藻土を土壌還元消毒用資材として用いる場合には、一定面積当たりで大量の土壌還元消毒用資材を使用する必要があり、還元消毒コストの低廉化と作業の省力化が困難である。
【0008】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、土壌還元消毒方法を省力的かつ安価に行うことができるようにすることを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
発明者らは、上記課題解決のために鋭意研究し、とうもろこしから糖化液又はスターチを製造する際に生じる副産物が、土壌還元消毒用資材として用い得るものであることを発見し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明の土壌還元消毒用資材は、とうもろこしから糖化液又はスターチを製造する際に生じる副産物を備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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