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公開番号2024160749
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2023076036
出願日2023-05-02
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ぱてな
主分類B65H 7/14 20060101AFI20241108BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】第1方向の小型化を実現できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、画像形成部3と、第1ローラ41と、第1ローラ41とニップ位置N1で対向する第2ローラ42と、ニップ位置N1よりも搬送方向D1の下流、かつ画像形成部3よりも搬送方向D1の上流に位置する第1アクチュエータ110と、再搬送経路P2に位置する第2アクチュエータ120と、第1、第2アクチュエータ110、120の位置を検出する第1、第2センサS1、S2を有する第1センサ基板210と、第1ローラ41及び第1アクチュエータ110を支持するフレーム60と、第2アクチュエータ120及び第1センサ基板210を支持するセンサカバー70であって、フレーム60に取り付けられるセンサカバー70と、を備える。第1センサ基板210は、第1ローラ41の軸方向である第1方向において第1ローラ41と重複する位置にある。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成部と、
前記画像形成部に向かう搬送経路に沿ってシートを搬送方向に搬送する第1ローラと、
前記第1ローラとニップ位置で対向し、前記第1ローラと協働してシートを前記搬送方向に搬送する第2ローラと、
前記ニップ位置よりも前記搬送方向の下流、かつ前記画像形成部よりも前記搬送方向の上流に位置し、シートと当接することで揺動する第1アクチュエータと、
前記画像形成部を通過したシートを、前記搬送経路における前記ニップ位置よりも前記搬送方向の前記上流に位置する合流位置に案内する再搬送経路に位置し、シートと当接することで揺動する第2アクチュエータと、
前記第1アクチュエータの位置を検出する第1センサと、前記第2アクチュエータの位置を検出する第2センサと、を有する第1センサ基板と、
前記第1ローラを回転可能に支持するとともに、前記第1アクチュエータを揺動可能に支持するフレームと、
前記第2アクチュエータを揺動可能に支持するとともに、前記第1センサ基板を支持するセンサカバーであって、前記フレームに取り付けられる前記センサカバーと、
を備え、
前記第1センサ基板は、前記第1ローラの軸方向である第1方向において前記第1ローラと重複する位置にあることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1センサは、光路が遮断されたか否かを検出するフォトインタラプタであり、
前記第1アクチュエータは、前記第1方向に延びる第1軸と、前記第1軸から突出し、前記搬送経路に沿って搬送されるシートと当接可能な第1当接部と、前記第1当接部から前記第1方向に離隔した位置で前記第1軸から突出し、前記第1センサの前記光路を遮蔽可能な第1遮蔽部と、を有し、
前記センサカバーは、前記第1軸、前記第1遮蔽部及び前記第1センサ基板を覆うカバー本体と、前記カバー本体を貫通し、前記第1当接部を通過させるカバー開口と、を有する請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記フレームは、第1位置決め部と、前記第1当接部に対して前記第1位置決め部と反対側に位置する第2位置決め部と、を有し、
前記センサカバーは、前記第1位置決め部に位置決めされる第1被位置決め部と、前記第2位置決め部に位置決めされる第2被位置決め部であって、前記カバー開口に対して前記第1被位置決め部と反対側に位置する前記第2被位置決め部と、を有する請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成部は、前記第1方向に延びる回転軸心を中心とする感光ドラムを有し、
前記第1ローラと前記第2ローラとは、前記感光ドラムに向かってシートを搬送する請求項2記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記感光ドラムを有するドロワと、
前記ドロワを装着位置で収容するとともに、前記ドロワを前記装着位置から移動可能に支持する装置本体と、
をさらに備え、
前記第1当接部は、前記ドロワが前記装着位置から移動するときに通過する空間に突出しており、
前記第1アクチュエータは、前記感光ドラムに向けて搬送されるシートよりも前記第1方向の外側で前記第1軸から突出するカムであって、前記装着位置から移動する前記ドロワから離隔することで、前記第1当接部を前記ドロワと当接しない退避位置に揺動させる前記カムを有する請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2センサは、光路が遮断されたか否かを検出するフォトインタラプタであり、
前記第2アクチュエータは、前記第1方向に延びる第2軸と、前記第2軸から突出し、前記再搬送経路に案内されるシートと当接可能な第2当接部と、前記第2当接部から前記第1方向に離隔した位置で前記第2軸から突出し、前記第2センサの前記光路を遮蔽可能な第2遮蔽部と、を有し、
前記フレームは、前記再搬送経路の一部を区画するガイド壁と、前記ガイド壁を貫通し、前記第2当接部を通過させるフレーム開口と、を有する請求項1乃至5のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記フレームは、第3位置決め部と、前記第2当接部に対して前記第3位置決め部と反対側に位置する第4位置決め部と、を有し、
前記センサカバーは、前記第3位置決め部に位置決めされる第3被位置決め部と、前記第4位置決め部に位置決めされる第4被位置決め部であって、前記フレーム開口に対して前記第3被位置決め部と反対側に位置する前記第4被位置決め部と、を有する請求項6記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1センサ基板の基板面は、前記第1方向に交差している請求項1乃至5のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記センサカバーは、前記第1方向に凹むネジ穴を有し、
前記第1センサ基板は、前記第1センサと前記第2センサとの間に位置する貫通穴を有し、
ネジが前記貫通穴を通過して前記ネジ穴にねじ込まれることにより、前記第1センサ基板が前記センサカバーに取り付けられている請求項8記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1ローラ及び前記第2ローラは、停止した状態で、前記第1ローラ及び前記第2ローラに向けて搬送されるシートの先端に当接し、所定時間の経過後に回転を開始して前記画像形成部に向けてシートを搬送するレジストローラ対である請求項1乃至5のいずれか1項記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の画像形成装置の一例が開示されている。この画像形成装置は、画像形成部、レジストローラ、ピンチローラ、第3アクチュエータ、第2アクチュエータ、センサ基板、第2フレーム部材及び第1フレーム部材を備えている。
【0003】
センサ基板は、第3センサ及び第2センサを有している。第3センサは、第3アクチュエータの位置を検出する。第2センサは、第2アクチュエータの位置を検出する。
【0004】
第2フレーム部材は、レジストローラを回転可能に支持するとともに、第3アクチュエータを揺動可能に支持している。第1フレーム部材は、第2アクチュエータを揺動可能に支持している。第2フレーム部材と第1フレーム部材とは、互いに連結されている。
【0005】
第2フレーム部材は、センサ基板を支持している。センサ基板は、レジストローラの軸方向である幅方向において、レジストローラと重複しない位置にある。すなわち、センサ基板は、シートの搬送領域に対して幅方向の外側に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-130809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記従来の画像形成装置では、シートの搬送領域に対して幅方向の外側にセンサ基板を配置することにより、センサ基板の周辺が嵩張り易くなり、その結果、幅方向の小型化を実現することが難しいという問題がある。特許文献1に係る幅方向は、本発明に係る第1方向に相当する。
【0008】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、第1方向の小型化を実現できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の画像形成装置は、画像形成部と、
前記画像形成部に向かう搬送経路に沿ってシートを搬送方向に搬送する第1ローラと、
前記第1ローラとニップ位置で対向し、前記第1ローラと協働してシートを前記搬送方向に搬送する第2ローラと、
前記ニップ位置よりも前記搬送方向の下流、かつ前記画像形成部よりも前記搬送方向の上流に位置し、シートと当接することで揺動する第1アクチュエータと、
前記画像形成部を通過したシートを、前記搬送経路における前記ニップ位置よりも前記搬送方向の前記上流に位置する合流位置に案内する再搬送経路に位置し、シートと当接することで揺動する第2アクチュエータと、
前記第1アクチュエータの位置を検出する第1センサと、前記第2アクチュエータの位置を検出する第2センサと、を有する第1センサ基板と、
前記第1ローラを回転可能に支持するとともに、前記第1アクチュエータを揺動可能に支持するフレームと、
前記第2アクチュエータを揺動可能に支持するとともに、前記第1センサ基板を支持するセンサカバーであって、前記フレームに取り付けられる前記センサカバーと、
を備え、
前記第1センサ基板は、前記第1ローラの軸方向である第1方向において前記第1ローラと重複する位置にあることを特徴とする。
【0010】
本発明の画像形成装置において、第1アクチュエータは、第1ローラと共にフレームに支持されている。これにより、この画像形成装置は、第1ローラに対する第1アクチュエータの位置決め精度の低下を抑制でき、第2アクチュエータよりも高い検出精度が要求される第1アクチュエータの検出精度の低下を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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