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公開番号
2024159457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023217501
出願日
2023-12-24
発明の名称
有機物含有アルミニウム合金脱酸材
出願人
行富投資有限公司
,
HF investment Ltd.
代理人
個人
主分類
C21C
7/06 20060101AFI20241031BHJP(鉄冶金)
要約
【課題】本発明は、有機物含有アルミニウム合金脱酸材を提供する。
【解決手段】
本発明の有機物含有アルミニウム合金脱酸材は、複数のアルミニウム粒子からなり、前記アルミニウム粒子の主要成分は、アルミニウム元素であり、且つ0.1~8重量%の有機物又は炭素の組成を含む。アルミニウム粒子は、0.1~2重量%のケイ素、0~2重量%の銅、0.1~30重量%のマグネシウム、0.1~10重量%のマンガン及び0~10重量%の亜鉛元素を更に含むことが好ましい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のアルミニウム粒子からなり、前記アルミニウム粒子の主要成分は、アルミニウム元素であり、0.1~8重量%の有機物または炭素の組成を含む有機物含有アルミニウム合金脱酸材。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記アルミニウム粒子は、0.1~2重量%のケイ素、0~2重量%の銅、0.1~30重量%のマグネシウム、0.1~10重量%のマンガン及び0~10重量%の亜鉛元素を更に含む請求項1に記載の有機物含有アルミニウム合金脱酸材。
【請求項3】
前記有機物は、アルカン、脂質、樹脂またはポリエステルを含む請求項1に記載の有機物含有アルミニウム合金脱酸材。
【請求項4】
前記アルミニウム粒子は、リサイクルアルミニウム材料で形成される請求項1に記載の有機物含有アルミニウム合金脱酸材。
【請求項5】
前記アルミニウム粒子は、球形、水滴形または多角形である請求項1に記載の有機物含有アルミニウム合金脱酸材。
【請求項6】
前記アルミニウム粒子は、1つ以上の凹面または中空孔を含む請求項1又は5に記載の有機物含有アルミニウム合金脱酸材。
【請求項7】
前記アルミニウム粒子は、0.1~2重量%のケイ素、0.1~2重量%のマグネシウム、0.1~2重量%のマンガン元素を更に含む請求項2に記載の有機物含有アルミニウム合金脱酸材。
【請求項8】
前記アルミニウム粒子は、0.1~2重量%のケイ素、0.1~10重量%のマグネシウム、0.1~2重量%のマンガン元素を更に含む請求項2に記載の有機物含有アルミニウム合金脱酸材。
【請求項9】
前記アルミニウム粒子は、0.1~2重量%のケイ素、1~2重量%の銅、0.1~1重量%のマグネシウム、0.1~1重量%のマンガン及び0.1~10重量%の亜鉛元素を更に含む請求項2に記載の有機物含有アルミニウム合金脱酸材。
【請求項10】
前記アルミニウム粒子は、0.1~10重量%のケイ素、0.1~10重量%のマグネシウム、0.1~2重量%のマンガン及び0.1~10重量%の亜鉛元素を更に含む請求項2に記載の有機物含有アルミニウム合金脱酸材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミニウム合金脱酸材、特に有機物含有アルミニウム合金脱酸材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
循環経済は、現在社会において既に顕著な科学となっており、従来の資源採掘から生産、消費および最終処分に至る直線的な経済モデルとは異なり、資源の回収および再利用を基礎とした経済モデルにより、資源の消耗及び浪費を最大限減少させることが期待されている。循環経済モデルは、資源のリサイクルを促進し、資源の回収、再生および再利用などの手段を通じて資源の価値を最大化し、持続可能な経済発展モデルを実現する。
【0003】
金属および関連製造業は、重要な資源消費者および環境汚染の原因の1つであるため、循環経済の導入はこの産業にとって極めて重要である。金属をリサイクルすると原材料とエネルギーを大幅に節約し、炭素排出量を削減でき、回収された金属は新しい製品の製造に使用できるため、多くの関連業界はすでに金属リサイクルを導入している。しかし、現在のアルミニウムのリサイクルモデルでは、回収したアルミニウムを製錬および焼き戻しする必要があり、エネルギー消費が極めて高く、作業工数が多く、可動コストが高く、加熱による酸化により生成率を損失させて大量のアルミニウム金属を浪費し、アルミニウムを再溶解すると、有毒な煙、粉塵およびスラグが発生する。
【0004】
また、現在のアルミニウムリサイクルモデルが収集するリサイクルアルミニウム材料は、例えば、アルミ缶、アルミ箔パッケージなど又はツールマシンで加工、切削した後に発生するアルミニウム廃材であり、何れもそのリサイクルアルミニウム材料の回収前の使用の必要及び特性によってそのリサイクルアルミニウム材料に一定の程度の有機物が混在し、例えば、アルミ缶は、内部表面に樹脂コーディング層および外部の印刷塗料層を含み、アルミニウム廃材は、切削液等を含み、これらのリサイクルアルミニウム材料に付着した有機物は、現在のアルミニウムリサイクルプロセスでは、そのリサイクルアルミニウム材料を再溶解する過程でダイオキシンなどの有機汚染物質が生成され、深刻な環境汚染および公害を招く。
【0005】
一方、鉄鋼産業では、溶鋼から酸素を除去し、溶鋼の品質と性能を効果的に改善し、溶鋼の純度と均一性を高め、欠陥を減らし、鋼の靭性と耐食性を向上させるため、脱酸材料は製鉄プロセスで広く使用されており、特に酸素と迅速に反応できるアルミニウム合金が脱酸材料として使用される。しかし、アルミニウム合金はコストが高く、従来の技術でアルミニウム合金脱酸材を製造する場合のエネルギー消費量も非常に大きいため、循環経済を実現し、製造コストを低減するアルミニウム合金脱酸材を開発することが、関連分野での緊急の開発目標となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来のアルミニウムリサイクルプロセスにおける、アルミニウム廃材の溶解過程で発生する有機汚染物質による環境汚染を招き、製鉄産業で必要とされる脱酸材はコストが高く且つ製造過程でエネルギーを消費する問題を解決する有機物含有アルミニウム合金脱酸材を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
従来のアルミニウムリサイクルプロセスにおける、アルミニウム廃材の溶解過程で発生する有機汚染物質による環境汚染を招き、製鉄産業で必要とされる脱酸材はコストが高く且つ製造過程でエネルギーを消費する問題を解決するため、本発明が提供する有機物含有アルミニウム合金脱酸材は、複数のアルミニウム粒子からなり、前記アルミニウム粒子の主要成分は、アルミニウム元素であり、0.1~8重量%の有機物または炭素の組成を含む。
【0008】
前記有機物含有アルミニウム合金脱酸材において、前記アルミニウム粒子は、0.1~2重量%のケイ素、0~2重量%の銅、0.1~30重量%のマグネシウム、0.1~10重量%のマンガン及び0~10重量%の亜鉛元素を更に含む。
【0009】
前記有機物含有アルミニウム合金脱酸材において、前記有機物は、アルカン、脂質、樹脂またはポリエステルを含む。
【0010】
前記有機物含有アルミニウム合金脱酸材において、前記アルミニウム粒子は、リサイクルアルミニウム材料で形成される。
(【0011】以降は省略されています)
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