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公開番号2024159263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023075134
出願日2023-04-28
発明の名称加熱調理器
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類F24C 15/00 20060101AFI20241031BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】加熱調理に関する情報の保存先を選択可能にする。
【解決手段】加熱調理器(1)は、加熱条件に関する加熱情報を少なくとも含む設定情報がコード化された情報コードを読み取る読取装置(16)と、メモリ番号がそれぞれ割り当てられており、前記加熱情報を保存する複数のメモリ領域(M1~Mn)と、メモリ番号を指定する操作パネル(11)の数字キー部と、数字キー部によって指定されたメモリ番号が割り当てられているメモリ領域(M1~Mn)に、読取装置(16)によって読み取られた加熱情報を保存するメモリ制御部(25)とを備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
加熱条件に関する加熱情報を少なくとも含む設定情報がコード化された情報コードを読み取る読取装置と、
メモリ番号がそれぞれ割り当てられており、前記加熱情報を保存する複数のメモリ領域と、
前記メモリ番号を指定する指定部と、
前記指定部によって指定された前記メモリ番号が割り当てられている前記メモリ領域に、前記読取装置によって読み取られた前記加熱情報を保存する保存部と、を備えることを特徴とする加熱調理器。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記設定情報は、特定の前記メモリ番号を特定メモリ番号として含むとともに、前記指定部による前記メモリ番号の指定の可否を示す指定可否情報を含み、
前記指定可否情報が前記メモリ番号の指定の可を示す場合、前記保存部は、前記指定部によって指定された前記メモリ番号が割り当てられている前記メモリ領域に、読み取られた前記加熱情報を保存し、
前記指定可否情報が前記メモリ番号の指定の否を示す場合、前記保存部は、前記特定メモリ番号が割り当てられている前記メモリ領域に、読み取られた前記加熱情報を保存することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記指定可否情報が前記メモリ番号の指定の可を示す場合に、前記メモリ番号の指定が可であることを報知する報知部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記メモリ番号の指定が可であることが前記報知部によって報知されてから所定時間経過しても、前記メモリ番号が指定されない場合、前記保存部は、前記加熱情報を前記特定メモリ番号が割り当てられている前記メモリ領域に保存することを特徴とする請求項3に記載の加熱調理器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱する食品の加熱情報を記憶する加熱調理器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に記載されているように、加熱調理を効率的に行うために、加熱時間や加熱出力の加熱情報、各種の設定情報などの情報を情報コードから読み取って予めメモリに保存する加熱調理器が知られている。メモリに情報を保存することにより、全国規模のコンビニエンスストアなどのように、加熱対象の食品が概ね限定される場合、メモリを利用した当該食品の加熱調理のマニュアルを全店舗で統一して作成するというようなことが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-62466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、引用文献1には、メモリにおける所望の記憶領域に加熱情報を記憶させることについて記載されていない。このため、小規模の食料品店や個人での利用を考慮した場合、加熱対象となる食品は多岐にわたることから、情報をメモリの同じ領域に保存させると、最も新しい情報しか保存できない。それゆえ、上記のような加熱調理器は、情報の保存という観点で汎用性に欠けるという問題がある。
【0005】
本発明の一態様は、加熱調理に関する情報の保存先を選択可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る加熱調理器は、加熱条件に関する加熱情報を少なくとも含む設定情報がコード化された情報コードを読み取る読取装置と、メモリ番号がそれぞれ割り当てられており、前記加熱情報を保存する複数のメモリ領域と、前記メモリ番号を指定する指定部と、前記指定部によって指定された前記メモリ番号が割り当てられている前記メモリ領域に、前記読取装置によって読み取られた前記加熱情報を保存する保存部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、加熱調理に関する情報の保存先を選択可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る加熱調理器であって、前扉を閉じた状態を正面の斜め上方から見た加熱調理器を示す斜視図である。
前扉を開放した状態の上記加熱調理器を示す正面図である。
前扉を開放した状態を右斜め下方から見た上記加熱調理器を示す斜視図である。
上記加熱調理器に設けられる読取装置が配置されるコントロールフレームの構造を示す縦断面図である。
上記読取装置が読み取る二次元コードからなる情報コードの例を示す図である。
上記読取装置が読み取る一次元バーコードからなる情報コードの例を示す図である。
上記加熱調理器に設けられた操作パネルを示す正面図である。
上記操作パネルにおける表示部に指定されたメモリ番号が表示されている状態の上記操作パネルを示す正面図である。
上記加熱調理器のシステム構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔実施形態〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、前扉12を閉じた状態を正面の斜め上方から見た加熱調理器1を示す斜視図である。図2は、前扉12を開放した状態を正面の斜め下方から見た加熱調理器1を示す斜視図である。図3は、前扉12を開放した状態を右斜め下方から見た加熱調理器1を示す斜視図である。
【0010】
〈加熱調理器1の概要〉
図1から図3に示すように、加熱調理器1は、例えば電子レンジである。加熱調理器1は、操作パネル11と、前扉12とを備えている。操作パネル11は、前面の上部に設けられている。前扉12は、前扉12の奥に設けられている加熱庫13を開閉する扉である。また、前扉12は、操作パネル11の下に配置されており、閉状態にて加熱庫13の前面開口部13bを覆う。前扉12は、向って左側の端部を中心として回転する横開き形式であり、右端付近に取手14を有しているが、その開閉構造は横開き形式に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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