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公開番号
2024158144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073103
出願日
2023-04-27
発明の名称
給湯システム
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F24H
15/104 20220101AFI20241031BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】複数の給湯器に対して給湯器間を区別する情報を入力することなく、協調制御のための役割分担を自動的に決定する。
【解決手段】通信線9を用いて順次直列に通信接続された複数の給湯器100a~100fの各々は、通信線9を介して、下流側に隣接する他の給湯器と通信するための第1通信ユニット111と、上流側に隣接する他の給湯器と通信するための第2通信ユニット112を含む。各給湯器のコントローラは、第1通信ユニット111および第2通信ユニット112による通信の有無に基づいて、通信接続を構成する直列接続の最上流に位置して協調制御のための統括制御を実行するように動作するリーダーと、通信接続を構成する直列接続の最下流に位置する末端フォロワと、リーダーおよび末端フォロワの間に位置する中間フォロワとのいずれの役割であるかを認識する制御処理を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
給湯システムであって、
共通の出湯経路に対して並列に連結された複数の給湯器を備え、
前記複数の給湯器の各々は、
異なる通信線に対して接続可能な第1の通信ユニットおよび第2の通信ユニットと、
当該給湯器の動作を制御するコントローラとを有し、
各前記給湯器の前記コントローラは、前記通信線を介して直列に通信接続された給湯器群を協調して動作させるための統括制御の機能を予め有するように構成され、
前記給湯器群は、前記通信接続を構成する直列接続内で隣接する給湯器間で、前記直列接続の予め定められた一端側である上流側の給湯器の前記第1の通信ユニットおよび前記直列接続の他端側である下流側の給湯器の前記第2の通信ユニットが順次前記通信接続され、
各前記コントローラは、
前記第1の通信ユニットおよび前記第2の通信ユニットによる通信の有無に応じて、当該コントローラが、前記給湯器群のうちで前記直列接続の最上流に位置するリーダー給湯器に搭載されて前記統括制御を実行するように動作するリーダーコントローラと、前記給湯器群のうちで前記直列接続の最下流に位置する末端フォロワ給湯器に搭載された末端フォロワコントローラと、前記リーダー給湯器および前記末端フォロワ給湯器の間に通信接続される給湯器に搭載される中間フォロワコントローラのいずれであるかを認識する第1の制御処理と、
前記リーダーコントローラで初期化されたデータを、各前記中間フォロワコントローラによって予め定められた規則に従って変化させながら前記末端フォロワコントローラまで送信し、かつ、前記末端フォロワコントローラによって前記規則に従ってさらに変化された前記データを、各前記中間フォロワコントローラによってそのままの内容で前記リーダーコントローラまで転送する第2の制御処理を実行するように構成される、給湯システム。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記データは、前記リーダーコントローラで初期化された後に、前記中間フォロワコントローラによって所定値ずつ変化されて前記末端フォロワコントローラまで送信され、かつ、前記末端フォロワコントローラによって前記所定値だけさらに変化された後に、各前記中間フォロワコントローラによってそのままの値で前記リーダーコントローラまで転送されるカウンタ値である、請求項1記載の給湯システム。
【請求項3】
前記リーダーコントローラは、前記末端フォロワコントローラからの転送された前記カウンタ値に基づいて前記給湯器群の台数を取得して前記統括制御を実行する、請求項2記載の給湯システム。
【請求項4】
前記リーダーコントローラは、前記カウンタ値の初期値に基づいて、当該コントローラが搭載された前記給湯器のアドレスを認識し、
前記末端フォロワコントローラ、および、前記中間フォロワコントローラの各々は、前記所定値ずつ変化させた後の前記カウンタ値に基づいて、当該コントローラが搭載された前記給湯器のアドレスを認識し、
各前記給湯器は、各前記コントローラによって認識されたアドレスを表示するための表示部をさらに含む、請求項2記載の給湯システム。
【請求項5】
前記統括制御は、前記給湯器群内での、給湯流量の増加に対応した作動開始順序の指定のローテーション処理を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の給湯システム。
【請求項6】
各前記コントローラは、前記給湯システムの動作中に前記第1の制御処理および前記第2の制御処理を繰り返し実行する、請求項1~4のいずれか1項に記載の給湯システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、給湯システムに関し、より特定的には、出湯経路に対して並列に連結された複数の給湯器を備えた、連結型の給湯システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
出湯経路に対して並列に連結された複数の給湯器を備えることで、大容量の出湯に対応可能な給湯システムが公知である。
【0003】
例えば、特開2021-116977号公報(特許文献1)には、数珠つなぎ(デイジーチェイン)の態様で通信接続される複数の給湯器の協調制御によって給湯システムを構成することが記載される。
【0004】
特許文献1の給湯システムでは、協調制御における統括制御機能用のプログラムを各給湯器のコントローラに搭載することで、統括制御用の別個のコントローラの設置を不要としている。すなわち、複数の給湯器のうちの1台の給湯器のコントローラが上記統括制御機能用のプログラムを実行することでマスタコントローラとして動作することで協調制御が実現される。
【0005】
特許文献1では、数珠つなぎの通信接続で通信不良が発生した場合には、現在のマスタコントローラとの通信が途絶する給湯器群が発生することになる。このため、当該給湯器群の中で新たなマスタコントローラを自動的に決定するための制御処理が、通信途絶の検知に応じて実行されることで、協調制御の対応台数が減少することを回避して、給湯システム全体での給湯能力の低下を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-116977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の給湯システムでは、通信途絶が発生すると、マスタコントローラと通信接続できなくなった給湯器が、予め定められた順番に従って制御機能用のプログラムを起動することで、新たなマスタコントローラが自動的に決定される。このため、給湯システムの配設時に、予め定められた順番を認識するための複数の給湯器間を区別する情報の入力が必要となることから、作業員による設定作業が煩雑になることが懸念される。
【0008】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、複数の給湯器が数珠つなぎの態様で通信接続された給湯システムにおいて、複数の給湯器に対して給湯器間を区別する情報を入力することなく、協調制御のための役割分担を自動的に決定することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のある局面では、給湯システムが提供される。給湯システムは、共通の出湯経路に対して並列に連結された複数の給湯器を備える。複数の給湯器の各々は、異なる通信線に対して接続可能な第1の通信ユニットおよび第2の通信ユニットと、当該給湯器の動作を制御するコントローラとを有する。各給湯器のコントローラは、通信線を介して直列に通信接続された給湯器群を協調して動作させるための統括制御の機能を予め有するように構成される。給湯器群は、通信接続を構成する直列接続内で隣接する給湯器間で、直列接続の予め定められた一端側である上流側の給湯器の第1の通信ユニットおよび直列接続の他端側である下流側の給湯器の第2の通信ユニットが順次通信接続される。各コントローラは、第1の制御処理と、第2の制御処理とを実行する。各コントローラは、第1の制御処理では、第1の通信ユニットおよび第2の通信ユニットによる通信の有無に応じて、当該コントローラが、給湯器群のうちで直列接続の最上流に位置するリーダー給湯器に搭載されて統括制御を実行するように動作するリーダーコントローラと、給湯器群のうちで直列接続の最下流に位置する末端フォロワ給湯器に搭載された末端フォロワコントローラと、リーダー給湯器および末端フォロワ給湯器の間に通信接続される給湯器に搭載される中間フォロワコントローラのいずれであるかを認識する。第2の制御処理では、リーダーコントローラで初期化されたデータを、各中間フォロワコントローラによって予め定められた規則に従って変化させながら末端フォロワコントローラまで送信し、かつ、末端フォロワコントローラによって規則に従ってさらに変化されたデータを、各中間フォロワコントローラによってそのままの内容でリーダーコントローラまで転送するように各コントローラは動作する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、各給湯器のコントローラが第1および第2の制御処理を実行することにより、複数の給湯器に対して給湯器間を区別する情報を入力することなく、協調制御のための役割分担を自動的に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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