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公開番号
2024158927
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074565
出願日
2023-04-28
発明の名称
貯蔵庫用センサホルダ
出願人
フクシマガリレイ株式会社
代理人
個人
主分類
G01K
1/14 20210101AFI20241031BHJP(測定;試験)
要約
【課題】装着可能な取付対象の厚みに幅を持たせて、汎用性に優れる貯蔵庫用センサホルダを提供する。
【解決手段】装着部16は、四角板状の主壁部20と、主壁部20の下端に設けられる前後一対の翼片21・21と、主壁部20の上端に設けられる前後一対の係止脚22・22とを備えている。各係止脚22は、主壁部20に片持ち状に設けられて、先端が前後方向に変位できるように弾性変形可能に構成されている。各係止脚22の先端には、取付孔15に係止される係止段部31が設けられており、取付孔15に係止段部31が係止された状態において、装着部16は下方向への移動が規制されている。各翼片21の先端には、装着部16を取付孔15に差し込み装着したときに取付対象Mの下面に接触する当接部25が上向きに設けられており、各翼片21が、主壁部20に片持ち状に設けられて、当接部25が上下方向に変位できるように弾性変形可能に構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
貯蔵庫に庫内空気の温度を計測する温度センサ(13)を設置する際に用いられるセンサホルダであって、
板状体からなる取付対象(M)に形成された取付孔(15)に対して、取付対象(M)の厚み方向である上下方向に差し込み装着される装着部(16)と、温度センサ(13)を支持する支持部(17)とを備え、
装着部(16)は、前後方向に厚みを有する四角板状の主壁部(20)と、主壁部(20)の下端に設けられる前後一対の翼片(21・21)と、主壁部(20)の上端に設けられる前後一対の係止脚(22・22)とを備え、
各係止脚(22)は、外側下方に傾斜する状態で主壁部(20)に片持ち状に設けられて、先端が前後方向に変位できるように弾性変形可能に構成されており、
各係止脚(22)の先端には、取付孔(15)に係止される係止段部(31)が設けられており、取付孔(15)に係止段部(31)が係止された状態において、装着部(16)は下方向への移動が規制されており、
各翼片(21)の先端には、装着部(16)を取付孔(15)に差し込み装着したときに取付対象(M)の下面に接触する当接部(25)が上向きに設けられており、
各翼片(21)が、主壁部(20)に片持ち状に設けられて、当接部(25)が上下方向に変位できるように弾性変形可能に構成されていることを特徴とする貯蔵庫用センサホルダ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
各係止段部(31)は、係止脚(22)の先端外側に切欠き形成されて、装着部(16)の下方向への移動を規制する規制面(36)と、規制面(36)に連続する押圧面(37)とを備えており、
一対の押圧面(37・37)は、下方に行くに従って漸次対向寸法が小さくなる下窄まりのテーパー状に形成されており、
取付孔(15)に係止された状態における各係止段部(31)は、規制面(36)が取付対象(M)の上面に対面し、押圧面(37)が取付孔(15)の内周面に対面して、押圧面(37)が取付孔(15)に接触しており、
各係止脚(22)が、主壁部(20)側に弾性変形した状態で、取付孔(15)に係止段部(31)が係止されるように構成されている請求項1に記載の貯蔵庫用センサホルダ。
【請求項3】
当接部(25)は、部分円筒面からなる接触面(26)を備えており、
装着部(16)を取付孔(15)に差し込み装着したとき、接触面(26)が、取付対象(M)の下面に線接触状に接触する請求項1に記載の貯蔵庫用センサホルダ。
【請求項4】
一対の係止段部(31・31)の規制面(36・36)は、下方に行くに従って漸次対向寸法が小さくなる下窄まりのテーパー状に形成されて、各係止段部(31)に規制面(36)と押圧面(37)との接続部分で構成される鈍角状の入隅部(38)が形成されており、
取付孔(15)の上側の縁角部(15a)に入隅部(38)が接触する状態で、取付孔(15)に係止段部(31)が係止されている請求項2に記載の貯蔵庫用センサホルダ。
【請求項5】
支持部(17)は、装着部(16)の下面から下方に伸びる前後一対の挟持腕(41・41)を備え、断面円形に形成されるセンサ筒部(13a)の前後の周面部分に接触して温度センサ(13)を挟持支持しており、
各挟持腕(41)は、装着部(16)に片持ち状に設けられて、両挟持腕(41・41)の相対距離が拡開できるように弾性変形可能に構成されており、
一対の挟持腕(41・41)が、挟持腕(41)と接触するセンサ筒部(13a)の前後の周面部分の周方向に連続する上下の周面部分に接触しない状態で、温度センサ(13)を挟持支持している請求項1から4のいずれかひとつに記載の貯蔵庫用センサホルダ。
【請求項6】
主壁部(20)の上側先端に設けられた差込先端部(33)が、上方に行くに従って前後幅寸法が小さくなる尖形状に形成されている請求項1から4のいずれかひとつに記載の貯蔵庫用センサホルダ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、貯蔵庫に庫内空気の温度を計測する温度センサを設置する際に用いられるセンサホルダに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
冷蔵室などの貯蔵庫において、温度センサ(以下、単に「センサ」という。)をホルダ等で保持して設置することは、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1のセンサホルダ(取付け具)は合成樹脂であり、取付対象への装着を担う装着部と、センサの支持を担う支持部とを備える。装着部は、平板状の基部と、該基部の一方へ延出された弾性変形可能な脚部とで構成される。支持部は、基部の他方へ延出した弾性変形可能な一対の挟持部で構成される。脚部は基部に直交する平板部と、平板部の先端から基部側に向かってく字状に形成された一対の弾性脚とで構成される。以上のような構成からなるセンサホルダでは、弾性脚を弾性変形させながら、取付対象に形成された取付孔(透孔)に脚部を差し込むことで、センサホルダを取付対象へ装着することができる。以上のような装着状態においては、基部と、取付孔を通過後に弾性変形が解消された弾性脚とが取付対象を挟持しており、これによりセンサホルダは取付孔から抜け外れることなく、さらにがたつくことなく取付対象に装着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実願昭53-119402号(実開昭55-35476号)のマイクロフィルム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のセンサホルダにおいては、取付孔に脚部を差し込むだけの簡単な操作で、取付対象にセンサホルダをワンタッチで装着することができる。しかし、特許文献1のセンサホルダは、常態における基部と弾性脚の先端との対向隙間の寸法を超える厚みを有する取付対象に対しては装着することは不可能であり、また、この対向隙間の寸法未満の厚みを有する取付対象に対しては不安定な装着状態となる。
【0005】
詳しくは、前記対向隙間の寸法より取付対象の厚みが大きいと、取付孔に脚部を差し込んでも、弾性脚が取付孔を通過することができず、基部と脚部とによる取付対象の挟持状態を確立することができないため、取付孔からセンサホルダが抜け外れてしまう。また、前記対向隙間の寸法より取付対象の厚みが小さいと、弾性脚は取付孔を通過することができるが、弾性脚の先端が取付対象に接触せず、基部と脚部とによる取付対象の挟持状態を適正に確立することができないため、センサホルダにがたつきが生じてしまう。このように、特許文献1のセンサホルダは、予め設定された厚みの取付対象に対してのみ装着が可能となっている。しかし、貯蔵庫においてセンサの設置場所における取付対象の厚みは様々であり、また取付対象及びセンサホルダには寸法誤差もあるため、特許文献1のセンサホルダは汎用性に欠ける点で改善の余地があった。
【0006】
本発明は、装着可能な取付対象の厚み幅が大きく、汎用性に優れる貯蔵庫用センサホルダを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、板状体からなる取付対象Mに形成された取付孔15に対して、取付対象Mの厚み方向である上下方向に差し込み装着される装着部16と、温度センサ13を支持する支持部17とを備え、貯蔵庫に庫内空気の温度を計測する温度センサ13を設置する際に用いられるセンサホルダを対象とする。装着部16は、前後方向に厚みを有する四角板状の主壁部20と、主壁部20の下端に設けられる前後一対の翼片21・21と、主壁部20の上端に設けられる前後一対の係止脚22・22とを備えている。各係止脚22は、外側下方に傾斜する状態で主壁部20に片持ち状に設けられて、先端が前後方向に変位できるように弾性変形可能に構成されている。各係止脚22の先端には、取付孔15に係止される係止段部31が設けられており、取付孔15に係止段部31が係止された状態において、装着部16は下方向への移動が規制されている。各翼片21の先端には、装着部16を取付孔15に差し込み装着したときに取付対象Mの下面に接触する当接部25が上向きに設けられている。そして、各翼片21が、主壁部20に片持ち状に設けられて、当接部25が上下方向に変位できるように弾性変形可能に構成されていることを特徴とする。
【0008】
各係止段部31は、係止脚22の先端外側に切欠き形成されて、装着部16の下方向への移動を規制する規制面36と、規制面36に連続する押圧面37とを備えている。一対の押圧面37・37は、下方に行くに従って漸次対向寸法が小さくなる下窄まりのテーパー状に形成されている。取付孔15に係止された状態における各係止段部31は、規制面36が取付対象Mの上面に対面し、押圧面37が取付孔15の内周面に対面して、押圧面37が取付孔15に接触している。各係止脚22が、主壁部20側に弾性変形した状態で、取付孔15に係止段部31が係止されるように構成されている。
【0009】
当接部25は、部分円筒面からなる接触面26を備えており、装着部16を取付孔15に差し込み装着したとき、接触面26が、取付対象Mの下面に線接触状に接触する。
【0010】
一対の係止段部31・31の規制面36・36は、下方に行くに従って漸次対向寸法が小さくなる下窄まりのテーパー状に形成されて、各係止段部31に規制面36と押圧面37との接続部分で構成される鈍角状の入隅部38が形成されている。取付孔15の上側の縁角部15aに入隅部38が接触する状態で、取付孔15に係止段部31が係止されている。
(【0011】以降は省略されています)
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