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公開番号2024158766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074274
出願日2023-04-28
発明の名称発電プラントデータ処理装置、発電プラントデータ処理方法およびプログラム
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G05B 23/02 20060101AFI20241031BHJP(制御;調整)
要約【課題】発電プラントの起動を効率的に行う。
【解決手段】発電プラントデータ処理装置は、発電プラントデータ処理装置は、発電プラントが備える複数の機器について重要度が機器毎に登録された機器データベースと、起動シーケンスにより予め定められた順序または手順に従って起動制御の各段階を複数の制御目標を満たすように機器を制御する起動シーケンス制御部と、起動シーケンスを実施した場合に当該起動シーケンスが中断したとき、中断の原因として推定される機器を表す機器情報を入力する機器情報入力部と、機器データベースに登録されている重要度を機器情報に基づいて更新する重要度更新部と、を備え、機器情報および重要度に基づき当該起動シーケンスに対する次回の起動シーケンスの実施に関して行うべき作業を表す作業情報を提示する作業情報提示部と、機器情報と重要度に基づき制御目標を変更する制御目標変更部と、の少なくとも一方を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
発電プラントが備える複数の機器について前記発電プラントの起動シーケンスにおける監視の重要度が前記機器毎に登録された機器データベースと、
前記起動シーケンスにより予め定められた順序または手順に従って発電プラントの起動制御の各段階を複数の制御目標を満たすように前記機器を制御する起動シーケンス制御部と、
発電プラントの停止後、起動シーケンスを実施した場合に当該起動シーケンスが中断したとき、中断の原因として推定される1または複数の前記機器を表す情報である機器情報を入力する機器情報入力部と、
前記機器データベースに登録されている前記重要度を前記機器情報に基づいて更新する重要度更新部と、
を備えるとともに、
前記機器情報および前記重要度に基づき前記起動シーケンスに対する次回の起動シーケンスの実施に関して行うべき作業を表す情報である作業情報を提示する作業情報提示部と、
前記機器情報と前記重要度に基づき前記制御目標を変更する制御目標変更部と、
の少なくとも一方を備える
発電プラントデータ処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記発電プラントデータ処理装置が前記作業情報提示部を備える場合に、
前記作業情報提示部は、前記機器情報に含まれる各前記機器に関する作業情報と、前記重要度が所定の第1閾値より大きい各前記機器に関する作業情報とを提示する
請求項1に記載の発電プラントデータ処理装置。
【請求項3】
前記発電プラントデータ処理装置が前記制御目標変更部を備える場合に、
前記制御目標変更部は、前記次回の起動シーケンス前に実施された起動シーケンスにおいて不具合が発生せず、かつ、前記重要度が所定の第2閾値より小さい前記機器に関する前記制御目標を緩和するように変更する
請求項1又は2に記載の発電プラントデータ処理装置。
【請求項4】
前記発電プラントデータ処理装置が前記作業情報提示部を備える場合に、
前記作業情報提示部は、起動シーケンスを実施しているときに、当該起動シーケンスのそれぞれの段階において、当該段階に応じた前記機器に対する作業情報を提示する
請求項1又は2に記載の発電プラントデータ処理装置。
【請求項5】
前記発電プラントデータ処理装置が前記作業情報提示部を備える場合に、
前記作業情報提示部は、起動シーケンスを実施してるときに、当該起動シーケンスのそれぞれの段階において、当該段階に応じた前記機器に対する作業情報を提示する
請求項3に記載の発電プラントデータ処理装置。
【請求項6】
前記起動シーケンスは、予め定められた順序または手順に従って発電プラントの停止制御の各段階を複数の制御目標を設定して逐次進める制御を示す
請求項1に記載の発電プラントデータ処理装置。
【請求項7】
発電プラントが備える複数の機器について前記発電プラントの起動シーケンスにおける監視の重要度が前記機器毎に登録された機器データベースを用いて、
前記起動シーケンスにより予め定められた順序または手順に従って発電プラントの起動制御の各段階を複数の制御目標を満たすように前記機器を制御するステップと、
発電プラントの停止後、起動シーケンスを実施した場合に当該起動シーケンスが中断したとき、中断の原因として推定される1または複数の前記機器を表す情報である機器情報を入力するステップと、
前記機器データベースに登録されている前記重要度を前記機器情報に基づいて更新するステップと、
を含むとともに、
前記機器情報および前記重要度に基づき前記起動シーケンスに対する次回の起動シーケンスの実施に関して行うべき作業を表す情報である作業情報を提示するステップと、
前記機器情報と前記重要度に基づき前記制御目標を変更するステップと、
の少なくとも一方を含む
を含む発電プラントデータ処理方法。
【請求項8】
発電プラントが備える複数の機器について前記発電プラントの起動シーケンスにおける監視の重要度が前記機器毎に登録された機器データベースを用いて、
前記起動シーケンスは予め定められた順序または手順に従って発電プラントの起動制御の各段階を複数の制御目標を満たすように前記機器を制御するステップと、
発電プラントの停止後、起動シーケンスを実施した場合に当該起動シーケンスが中断したとき、中断の原因として推定される1または複数の前記機器を表す情報である機器情報を入力するステップと、
前記機器データベースに登録されている前記重要度を前記機器情報に基づいて更新するステップと、
をコンピュータに実行させるとともに、
前記機器情報および前記重要度に基づき前記起動シーケンスに対する次回の起動シーケンスの実施に関して行うべき作業を表す情報である作業情報を提示するステップと、
前記機器情報と前記重要度に基づき前記制御目標を変更するステップと、
の少なくとも一方を前記コンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発電プラントデータ処理装置、発電プラントデータ処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、火力発電プラントの通常運転中のプラントデータ仕様を用いた火力発電プラントの制御および故障分析方法の一例が記載されている。特許文献1に記載されている方法では、火力発電所における1または複数の制御ループを制御する際のギャップを特定し、需要を満たすために少なくとも1つの設定点を繰り返し操作することで、プラントデータ仕様が更新される。特許文献1に記載されている方法によれば、プラントデータ仕様を定期的に更新することでプラントを効率的に制御することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2014/001864号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の方法は通常運転における制御ループの設定点を更新するものであるため、例えば、発電プラントの起動を効率的に行うのには適していないという課題があった。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、発電プラントの起動を効率的に行うことができる発電プラントデータ処理装置、発電プラントデータ処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る発電プラントデータ処理装置は、発電プラントが備える複数の機器について前記発電プラントの起動シーケンスにおける監視の重要度が前記機器毎に登録された機器データベースと、前記起動シーケンスにより予め定められた順序または手順に従って発電プラントの起動制御の各段階を複数の制御目標を満たすように前記機器を制御する起動シーケンス制御部と、発電プラントの停止後、起動シーケンスを実施した場合に当該起動シーケンスが中断したとき、中断の原因として推定される1または複数の前記機器を表す情報である機器情報を入力する機器情報入力部と、前記機器データベースに登録されている前記重要度を前記機器情報に基づいて更新する重要度更新部と、を備えるとともに、前記機器情報および前記重要度に基づき前記起動シーケンスに対する次回の起動シーケンスの実施に関して行うべき作業を表す情報である作業情報を提示する作業情報提示部と、前記機器情報と前記重要度に基づき前記制御目標を変更する制御目標変更部と、の少なくとも一方を備える。
【0007】
本開示に係る発電プラントデータ処理方法は、発電プラントが備える複数の機器について前記発電プラントの起動シーケンスにおける監視の重要度が前記機器毎に登録された機器データベースを用いて、前記起動シーケンスにより予め定められた順序または手順に従って発電プラントの起動制御の各段階を複数の制御目標を満たすように前記機器を制御するステップと、発電プラントの停止後、起動シーケンスを実施した場合に当該起動シーケンスが中断したとき、中断の原因として推定される1または複数の前記機器を表す情報である機器情報を入力するステップと、前記機器データベースに登録されている前記重要度を前記機器情報に基づいて更新するステップと、を含むとともに、前記機器情報および前記重要度に基づき前記起動シーケンスに対する次回の起動シーケンスの実施に関して行うべき作業を表す情報である作業情報を提示するステップと、前記機器情報と前記重要度に基づき前記制御目標を変更するステップと、の少なくとも一方を含む。
【0008】
本開示に係るプログラムは、発電プラントが備える複数の機器について前記発電プラントの起動シーケンスにおける監視の重要度が前記機器毎に登録された機器データベースを用いて、前記起動シーケンスにより予め定められた順序または手順に従って発電プラントの起動制御の各段階を複数の制御目標を満たすように前記機器を制御するステップと、発電プラントの停止後、起動シーケンスを実施した場合に当該起動シーケンスが中断したとき、中断の原因として推定される1または複数の前記機器を表す情報である機器情報を入力するステップと、前記機器データベースに登録されている前記重要度を前記機器情報に基づいて更新するステップと、をコンピュータに実行させるとともに、前記機器情報および前記重要度に基づき前記起動シーケンスに対する次回の起動シーケンスを開始する前に行うべき作業を表す情報である作業情報を提示するステップと、前記機器情報と前記重要度に基づき前記制御目標を変更するステップと、の少なくとも一方を前記コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の発電プラントデータ処理装置、発電プラントデータ処理方法およびプログラムによれば、発電プラントの起動を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る発電プラントの構成例を示す図である。
本開示の実施形態に係るプラント統括制御装置の構成例を示す図である。
本開示の実施形態に係る起動シーケンスの例を示すフローチャートである。
本開示の実施形態に係る機器データベースの構成例を示す図である。
本開示の実施形態に係るプラント統括制御装置の動作例を示すフローチャートである。
本開示の実施形態に係るプラント統括制御装置の動作例を示すフローチャートである。
少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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